
こんにちは、現在ニューヨークの大学で演劇を専攻しているみちほです。
今回は、わたしが日本とアメリカの両方で生活する中で経験したことについてお伝えしたいと思います。
人生から消えたもの・増えたもの
先々週、期末試験のストレスで爆発しそうになり、母に電話で「人生で最悪の1週間だ」と愚痴をこぼしていました。すると母から「こっちは最高の1週間だよ」と返され、そのときふと、自分の人生からもう2回もゴールデンウィークが消えていることに気が付きました。当たり前といえば当たり前ですが、考えてみると、自分の人生から消えているものがかなりあるなと気づいてしまって、何が消えたか考えてみました。秋の秋刀魚や毎週のように来る台風、冬のコンビニおでん、スギ花粉、お花見、スタバのイチゴのフラペチーノ……。数え出したらキリがありませんが、わたしにとっては特に、旬の食べ物を逃しているのがかなり痛いです。これらをすべてアメリカで再現することはできないけれど、今年の秋はちゃんと自分で秋刀魚を買って焼いてみたいと思います。(日本じゃないので旬とか関係無いですが)

恋しい日本の冷やし中華

恋しい日本のお正月
逆に、消えたものがあれば増えたものもあります。休暇でいうと4月のイースター休暇や11月の感謝祭(Thanksgiving)。食べ物なら、クリスマスシーズンのホットチョコレートは、わたしにとって欠かせないものになりました。5月のこの時期には、学生が寮から引っ越しして町中にたくさんのレンタルトラック(U HAUL)が走っているのも名物になっていて、見つける度に一年が終わったんだなという気分になります。

感謝祭(Thanksgiving)
日本とアメリカ、ふたつの文化のいいとこ取りができればいいのに、と何度思ったか分かりませんが、それぞれの文化が「そこにしかないもの」と思って接することで、そのときそのときをより大切に過ごせるようになりました。
超ハードスケジュールの成人式
わたしは今年の1月に、日本で成人式に参加したのですが、準備も参加もなかなか大変でした。まず、成人式といえば前撮りですが、冬の2週間の帰国期間では到底間に合わないので断念。その前の夏に前撮りをすることも考えましたが、身長が高めのわたしは親の振袖が入らず、新しく買ったりレンタルするのも手間がかかるうえ、真夏に振袖を着て撮影するのも気が引けたため、前撮りはしないことに決めました。親とも相談して、「前撮りにかかる費用があれば日本とニューヨークをもう1回往復できる」と自分を納得させました。
前撮りをしなかったのにも関わらず、帰国の2週間はバタバタ。成人式で着るスーツはニューヨークで買っていたものの、美容室で髪を染め直したり、まつ毛パーマをかけたり、化粧品やアクセサリーなどを買い集めたりしているうちに、 あっという間に時間が過ぎていきました。しかも、成人式の翌日にはニューヨークに戻る予定だったので、成人式の前日は全力でパッキング。
その後、美容室で髪をセットしてもらい、一度帰宅してスーツに着替え、メイク。そのまま家族と記念撮影をして、16時から始まる中学高校の成人式へダッシュ。二次会まで参加して、親友ふたりとお喋りした後に帰宅したのは午前1時過ぎ。そこから少し仮眠を取り、再びパッキングの仕上げをして朝の6時に羽田空港へ。

飛行機を待っている間は、ニューヨークにいる知り合いとのZoomミーティングまであり、全く休まらないまま搭乗。そして爆睡。ニューヨークのお昼過ぎにアパートへ着いたと思ったら、そのまま新学期最初の授業へ直行。脳が爆発しそうになりながら授業を終え、その後は大学の公演のリハーサルへ向かいました。
結局、家にたどり着いたのは夜11時過ぎ。人生で一番長い1日でしたが、日本とアメリカの両方で「全力で生きてる」と感じた日でもありました。
就活どうする問題
帰国するたびに頭に浮かぶのは、「就活」の二文字です。そろそろ本格的に卒業後の進路について考えなければならない時期になり、焦りを感じています。
アメリカ留学中の日本人の中には、日本の一般的な新卒採用プロセスを経て就職活動をする人もいます。一方で、毎年秋にボストンで開催される「ボストン・キャリアフォーラム」に参加し、内定を得るケースも非常に一般的です。このイベントは、日英バイリンガルの留学生や海外経験者向けの大規模な就職イベントとして知られていて、外資系企業や商社、グローバル展開をおこなう日系企業などが多数参加しています。通常の就活より少ないステップで内定を得られることもあり、わたしの友達も大勢参加しています。しかし、わたしが興味を持っているエンタメ業界、特に舞台芸術関連の企業はほとんど参加していないため、参加してもあまり意味がないのではないかと思い、過去2年間は参加していません。だからといって、日本の一般的な就職活動をするのもそう簡単ではありません。外資系企業などでは、海外大学の学生を積極的に採用し、秋入社を認めている企業も多い一方で、わたしが目指している業界にはそうした制度が少ないからです。
現時点で考えている卒業後のプランとしては、「Optional Practical Training(OPT)」という制度を利用する予定です。これは、学位取得後に1年間、自分の専攻分野に関連する企業で有給のフルタイム就労ができる制度です。まずはニューヨークで1年間、舞台芸術に関する知識や経験をさらに深め、その経験を生かして日本での就職活動につなげたいと考えています。また、大学の先輩を見ていると、卒業後すぐに就職する人はあまりいないので(それが良い影響か悪い影響なのかは分かりませんが)、そこまで考えすぎる必要も無いのかなと最近は思えています。
今回は、わたしの日本とアメリカでの生活のバランスのについてお伝えしましたが、次回は大学前半の2年間を終えて学んだことについて、より詳しくお話しできればと思います。 最後までお読みいただきありがとうございました!
島﨑みちほのプロフィール
ニューヨークの大学に通う東京都出身の大学生。演劇におけるステージマネジメント・プロデュースを勉強中。






