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「え、起業しちゃいなよ?」の一言に感化されて。誰もが本音で語れる輪を広げる大学生【五十嵐万桜・18歳】

「え、起業しちゃいなよ?」の一言に感化されて。誰もが本音で語れる輪を広げる大学生【五十嵐万桜・18歳】

気になる10代名鑑」1276人目は、五十嵐万桜いがらしまおさん(18)。何かを頑張りたいけど何をしたらいいかわからないという学生を対象に、イベントを企画する大学生です。誰もが本音で語れる社会の実現のために、ゆるいコミュニティづくりを目指しているという五十嵐さんに、活動のきっかけや将来の展望を聞いてみました。

五十嵐万桜を知る5つの質問

Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?

2026年1月から4月まで、株式会社Shiningでインターンとして学生と接点を持ちたい企業と学生を繋ぐイベント事業の運営をしていました。運営の中で、学生同士の交流の場となる『合同新歓』を初めてひとりで企画運営した際には、80名を超える学生が集まった大規模なイベントとなりました。

5月からは株式会社『ORIPULA』でインターンを始め、イベント企画部署の最高責任者を担当しています。これは何かを頑張りたい大学生にフォーカスしたイベントで、その企画から当日の運営までを担っています」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「小学生のころからメイクや芸能界に興味があったのですが、実は小学生4年生のとき、好きだったインフルエンサーがコスメ開発事業で起業をしました。

そのときから、どうやったら彼女と対等に話せるようになるんだろうとずっと考えていたんです。高校に上がるタイミングで、コスメや発信について学べる『渋谷女子インターナショナルスクール(渋女)』の説明会に行ったのですが、そこで雑誌『egg』の編集長を経て渋女を開校した赤萩瞳校長と話す機会があって。コスメに興味があると伝えたら『え、起業しちゃいなよ』と言われたんです。その言葉で起業という選択肢がぐっと身近なものになりましたね。

それから、高校2年生ごろからInstagramで起業家をフォローし、起業の方法やきっかけをDMでひたすら質問していきました。ときには直接お話しする機会ももらえて。その中で、最初にインターンをしていた会社の社長に出会って、運営に誘ってもらったんです。お世話になった恩を返したい気持ちもあったので、インターンを始めることにしました」

Q3. 活動をしている中で、印象的だった出来事は?

知り合いの紹介がきっかけで2025年6月『みんなの夢AWARD』に出場し、コスメ事業で2次審査まで進みました。しかし、結果は不合格で。当時高校3年生で、学業や部活の時間を割きながら準備してきたコンテストだったので、『絶対通過できる』と思っていた分、苦い挫折を味わいました。

でも、その数日後に同じ知り合いから『Student Futures EXPO 2025』という大阪万博で2分間ピッチができるイベントを紹介してもらったんです。最初は不合格の現実を引きずりながら、締切を過ぎて提出したくらい、期待もしていなくって。それでも122人中17名の登壇者に選ばれ、大阪万博で登壇をすることになりました。この経験から、人とのつながりは大切だと気づいて、よりご縁を大事にするようになりましたね。

あとは、高校時代の部活の顧問の先生は、いまのわたしをつくってくれた大切な存在です。高校2年生のとき、人間関係に悩み落ち込んだ時期がありました。そんなときに、いちばん支えてくれたのがその先生で。いつもそばに寄り添ってくれた先生のように、わたしもいまつらいと感じてる人にいちばん最初に寄り添える存在でありたいです」

Q4. 活動をする中でつらかったことは?

「インターンは、最初の頃は前向きに取り組んでいましたが、次第に『なんかしんどいかも』と感じるようになりました。友だちと遊んでいても仕事の連絡が来れば中断して対応することが増え、これまで何も考えずに楽しめていた時間にも、頭の中では仕事のことを考えている……。素直に楽しめないことが悩みでした。

大学1年生は、遊ぶことも楽しい時期だと思うんです。そんな中、遊ばずインターンをやっていながらも、その努力が報われないと感じる時期もありました。周りにインターンをしている子がおらず『相談しても理解されないのではないか』という不安があり、友だちにも会社の人にも本音を打ち明けることができず、心を閉ざしてしまって。

それでも、そんな状況を変えたいと思い、思い切って周りの大人に相談したら、みんな真剣に考えてくれて。周りがちゃんと本音で語ってくれたことが、何より嬉しかったですね」

Q5. 将来の展望は?

高校時代つらかった時期に、顧問の先生がいつも寄り添ってくれたという経験から、いまは匿名で本音を発信できる仕組みづくりに挑戦しています。本音を言うことへのハードルを下げ、誰かの本音で言った言葉がまた誰かの救いになるようなサイクルを生み出すことが目標です。

そのためにも、まずは自分が誰かに相談して、信頼関係を築くことで、自分を慕ってくれる人やコミュニティを広げていきたいと考えています。まだまだ構想中ではありますが、仕組みづくりと言っても、アプリなどで相談する人の数は限られると思うので、ゆるいコミュニティのような輪を広げていくことで、誰もがつながることのできる空間をつくりたいんです。

将来は、つらいことも大変なこともたくさん経験して、背中で語れるような大人になりたくて。そのためにたくさんのイベントや場所に行き、自分と違う境遇の人の気持ちをも理解できるような経験を積んでいきたいです」

五十嵐万桜のプロフィール

年齢:18歳
出身地:埼玉県さいたま市
趣味:海をみにいくこと、ランニング
特技:トランペット
大切にしている言葉:一日一笑

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Photo:Nanako Araie
Text:Haru Ninagawa

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