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二酸化炭素が服になる?スタートアップ企業「RUBI」の技術に注目!【Steenz Breaking News】

二酸化炭素が服になる?スタートアップ企業「RUBI」の技術に注目!【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、CO2を繊維に変える技術についてご紹介します。

カリフォルニア出身の姉妹がCO2を繊維に変える技術を開発

二酸化炭素排出量が多いことで知られる繊維産業。現在、その問題を改善に導くかもしれない、とあるスタートアップ企業の技術が注目されています。それが、カリフォルニア州・サンフランシスコにある「RUBI」社です。

同社は双子の姉妹である「ニーカ・マシューフ」と「レイラ・マシューフ」が設立し、独自に開発した、二酸化炭素を繊維の原料である「セルロース」に変換する技術を扱っています。彼女たちは「地球環境に適合した製造業を実現すること」をミッションとしており、2025年には、欧州特許庁が主催する「Young Inventors Prize(若手発明家賞)」の「未来を担う企業」にも選出されました。

どのような技術なの?

注目度の高いRUBI社の技術ですが、簡単に説明すると、まず特殊な酵素を利用して、二酸化炭素をセルロースの糸状ポリマーに変換。その後、できあがったポリマーを用いて繊維や糸、布を作るそうです。ちなみに、酵素が入った水溶液に二酸化炭素が添加されると、数分ほどで白いセルロースが出現するとのこと。

 

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さらに、生きた細胞ではなく「無細胞」の酵素を使うことにより、二酸化炭素を100%製品に変換できるそうです。細胞を生かしておく必要がないため、エネルギー消費も従来の10分の1まで削減、環境負荷を最小限に抑えられるというメリットもあります。

製品テストにはパタゴニアやH&Mなども参加

二酸化炭素を原料に服を作るRUBI社の技術は、さまざまな企業から注目されています。近頃は資金調達をおこない、750万ドルの調達に成功。大手ファッションブランドなどと、総額6000万ドル以上の契約を締結しました。

また、H&M、パタゴニア、ウォルマートなど15社と、同社の素材を用いてテストも実施しています。これらの事実は、RUBI社の技術に対する、期待や注目度の高さを表しているといえるのではないでしょうか。さらに同社は、消費財や航空宇宙分野におけるプログラムも進行中だそうです。どのように活用されていくのか、こちらのプログラムも気になります。

RUBI社の取り組みに今後も注目!

地球温暖化の原因のひとつである二酸化炭素。RUBI社の技術が多くの企業や分野で使用されるようになれば、環境負荷の軽減に大きく貢献するでしょう。規模を拡大し前進する同社の技術に、今後も注目していきたいですね。

Reference:
The Mashouf sisters are transforming CO₂ into textiles with enzyme technology|euronews 
Meet the sisters behind Rubi turning CO₂ into materials with $7.5M backing|TFN
H&M wants to make clothing from CO2 using this startup’s tech|TechCrunch
Rubi`sTechnology|Rubi

Text:Yuki Tsuruda

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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