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インドって実際はどんな国?Hiroki in India #02【Steenz Abroad】

インドって実際はどんな国?Hiroki in India #02【Steenz Abroad】

こんにちは! ひろきです!

今回は、前回の最後に軽く触れた、インド社会の基礎にある「ジュガール」という考え方を深堀りしていきたいと思います!

インド人の考え方の基礎は?

インドは近年、経済の発展が著しく、上位中間層と呼ばれる年収15,000~35,000ドルの人たちがここ数年で大幅に増加しています。2030年までには、中間層以上の人口が50%から80%以上になるとも言われています。このように経済成長が著しいインドですが、日常生活では不便を強いられることも多く、街のインフラを含め、課題は山積みです。

このような環境下で大切にされている考え方が「ジュガール」です。前の記事でも軽く触れた通り、インドでは資源不足や制約の多い環境下で生き抜くための知恵が求められます。モノや時間が足りないから諦めるのではなく、その限られた環境の中で、いかに最大限のパフォーマンスを発揮して物事を乗り越えるか——それがジュガールの考え方です。

もともとは日常生活での創意工夫の場面で使われることが多かった言葉ですが、現代ではビジネスの世界でも用いられ、困難をチャンスに変える柔軟な思考として、インドのイノベーションの源泉とも言われています。

実際に私がインドの街中でSIMカードを購入しに行った際、私の電話番号では認証ができず、当初はSIMを購入できないと言われました。しかし、交渉の末、スタッフの方がご自身の番号で登録してくださり、無事SIMカードを購入することができました。これも、限られた条件の中で最善を尽くす「ジュガール」の例だと思います。

また、あるときインドのホテルにチェックインしようとしたところ、何らかの事情で部屋が用意されておらず、宿泊できない状況になってしまいました。そこでホテルのマネージャーと交渉した結果、なんと食事をご馳走してくださったうえに、最終的にはそのマネージャーのご自宅に泊めてもらえることになり、びっくり!(笑)

このように、なにかトラブルが起きて物事がうまくいかなくなっても、殉難に工夫しながらなんとか解決してしまうインドの人々のマインドには、学ぶべき点が数多くあると感じますます!

バナナの葉っぱを食器代わりに使い、環境に配慮されたハイキング中のご飯。これもジュガールの一要素かも!

この思考法は、モノが飽和している現代の日本社会においても、無駄をなくし、日々の生活で見直す大きなヒントになると思います。また、ビジネスの場面でも、既存のもの同士を組み合わせて新しい価値を生み出すシーンがインドではよく見られます。
私自身もインドに来てから、限られたリソースの中でどう最大限の成果を出すかを考えることが習慣になり、クリエイティビティがより高まったように感じています。みなさんもインドにきてジュガールを感じてみてください!

インドの日常の話

インドと聞いて、みなさんが真っ先に思い浮かべる都市はどこですか?

コルカタやガンジス川で有名なバラナシ、また「インドのシリコンバレー」と呼ばれるバンガロールなど、たくさんの都市があり、それぞれに特徴があります。

ハイデラバードのビジネス街の一角の写真

インドは主に北と南で気候や文化が大きく異なり、国内にいながら複数の国があるような感覚になります。また、住んでいる民族も異なり、北はアーリア系でヒンディー語が主流ですが、南はドラヴィダ系という南インド古来の民族で、タミル語やテルグ語などの言語が主流です。さらに北東インドでは、日本人にも似た顔立ちのモンゴロイド系の民族が暮らしています。

インドの公式言語は22言語、方言も含めると1,600以上の言語があるとも言われており、「インド」といっても一言では語れないほどの多民族国家であることがよくわかります。

このように日本庭園のようなものがある地域も

日本人のインド旅行では、コルカタやバラナシ、タージマハルのあるアグラを訪れる人が多いですが、バンガロールや金融都市ムンバイなどの商業都市には、地域によっては高級住宅街やオフィスビルが立ち並んでいます。これまでのイメージを大きく覆され、インド国内における都市間格差を強く感じるポイントでもあります。

ということで、インドは北・南・北東で歴史や気候、文化や言語などさまざまなものが異なるため、ぜひ訪れる際はそれぞれの地域を訪れ比較してみてください! インドの多様な側面や深い歴史が見えてくると思います。

ちなみに、南インドの方が英語が通じる人が多く、比較的人も穏やかな印象があるので、「インドはちょっと不安……」という方は、まず南インドから訪れてみるのもおすすめです!(笑)

今永拓輝(Hiroki)のプロフィール

兵庫県出身の19歳。現在はインドでインターンシップを行いながら、自分自身の起業、事業立ち上げに向けて日々奮闘中。

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Hiroki Imanaga

ライター

2006年生まれ。兵庫県出身。高校2年生のときのトビタテ!留学JAPANを通したアメリカでのインターンシップをきっかけに帰国後にNPO法人を設立。高校卒業後は直接大学進学せず、インドに飛び込みインターンシップを行いながらTravel分野での起業を目指す。自然が大好き。

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