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アフリカで挑戦する選択は、絶対面白くなるはず。留学で見えた「先進的なアフリカ」を発信する高校生【石田天飛・18歳】

アフリカで挑戦する選択は、絶対面白くなるはず。留学で見えた「先進的なアフリカ」を発信する高校生【石田天飛・18歳】

「気になる10代名鑑」の1304人目は、石田天飛あまとさん(18)。高校2年生で南アフリカへ3ヶ月留学し、現地で目にしたアフリカの姿を発信しています。日本でアフリカに対して抱かれるイメージとは対照的に、アフリカの先進的な側面に魅了されているという石田さんに、活動を始めたきっかけや、これからのヴィジョンについて聞いてみました。

石田天飛を知る5つの質問

Q1.いま、力を入れていることは?

アフリカのリアルについて少しでも多くの日本人に知ってもらうために、noteやinstagramなどのSNSでの発信活動に取り組んでいます。

高校2年生の夏に、文部科学省の奨学金制度『トビタテ!留学JAPAN』を利用して、南アフリカへ3ヶ月間留学しました。現地では日本人留学生がほぼいなかったので、毎日ひとりで街へ出て、知らない人に話しかけては友だちをつくっていました。世界的デザイナーと偶然出会ったこともありますね。さまざまな価値観に触れる日々の中で、日本にいるだけでは見えなかったリアルなアフリカにたくさん出会いました。こうした留学中の出来事をベースに記事を発信しています。

とくに南アフリカで驚いたのは、先進的な側面の多さです。公共バスには改札のようなシステムが導入されていたり、車いす利用者向けのスロープが自動で出てきたりして、日本より進んでいると感じる場面も多くあって。日本では『アフリカ=貧困』のようなイメージを持つ人がまだまだ多いと思いますが、実際のところ日本と変わらないレベルで発展している都市も多くて、そんなリアルを伝えたいと思ったんです。

ぼくの発信活動が、誰かにとっての『アフリカって意外と面白い』と思う入り口になったら嬉しいですね」

 

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Q2.活動を始めたきっかけは?

ジョーブログさんというYouTuberがアフリカを縦断している動画を偶然見て、アフリカの虜になっていったことがきっかけです。

最初は、ぼく自身もアフリカに対してワイルドで未発達な場所というイメージを持っていたんです。でも調べるうちに、実は世界中の企業や投資家が注目するほど急速に発展していて、2050年には世界経済の中心になるとも言われていることを知って。日本ではあまり語られない先進的なアフリカにどんどん惹かれていきました。

その一方で、日本ではいまでもアフリカは精神的に遠い存在です。学校教育でアフリカの一側面だけが切り取られて伝えられ、変化の最中にあるアフリカの姿が軽視されているような気がして。『なんでこんな大事なことを誰も知らないんだろう?』と、現地でぼく自身が感じ取ったリアルなアフリカを同世代に発信しようと思い立ちました。

また、世界で活躍している人たちは口を揃えて『これからのアフリカは絶対に面白いマーケットになる』と言っていて。ぼくは将来アフリカで何らかのかたちで起業をしてみたいと思っていて、いまは発信活動をしながら起業アイデアの種を集めているところなんです」

Q3. 活動で大切にしていることは?

ハングリー精神を持って、置かれた環境下でできる挑戦を続けていくことです。

南アフリカ滞在中のある日、ぼくの身近なところで銃撃事件が起きたんです。海外の危険なシーンってそれまではどこか他人事のようでしたが、実際に目の前で起きると、一気に現実味を感じましたね。

にもかかわらず、そのときのぼくは意外と『死んだら運命やな』みたいな感覚に割り切れてしまって(笑)。もちろん怖さはあるけれど、起きたことを必要以上に引きずるより、一度受け入れた上で『じゃあこの状況で自分はどうするか?』と次の一手を考えようとするタイプなんです。自分の可能性を自分で狭めず、これからも果敢に挑戦していきたいです。

発信活動でのこだわりもあります。アフリカについて発信するとき、最初から経済や国際情勢の話をしても、なかなか見てもらえないと思って。だからInstagramでは、『南アフリカのコンビニってこんな感じなんだ!』と、まず『面白そう!』と思ってもらえるユーモアのある切り口をつくることを意識しています。その上で、もっと深く知りたいと思った人が、noteで現地のリアルな体験や経済の話まで読めるように導線をつくっていますね」

Q4.活動を通して、実現したいビジョンは?

ぼくにとって、アフリカについて知ってもらうことそのものはゴールではなくて。正しく知った先に、アフリカで挑戦するという選択肢が当たり前になったらいいなと思っています。

すでに世界中の企業や若者たちがアフリカに注目していて、このまま日本だけがアフリカを知らないままでいたら、近い未来世界から置いていかれてしまうような気もして……。

だから、ボランティア・医療支援以外にも、多様なかたちでアフリカに関わり、挑戦することができるんだということをぼくも示していきたいんです。アフリカで挑戦する日本人や若者を増やして、いつか、アフリカで挑戦することが、進学や就職みたいに自然な未来のひとつとして語られる社会になったら嬉しいです」

Q5.将来の展望は?

アフリカのモロッコで起業して、世界中を気ままに旅しながら仕事をしていたいです。

南アフリカへの留学中、現地では世界中を旅しながら働いているノマドワーカーの人に出会うことがあって。ぼくもそんな自由な生き方がしたいなと思っています。

その一歩として、まずはマレーシアのMonash University Malaysiaで経済心理学を学ぶ計画を立てています。アフリカ経済がこれから大きく成長していくと言われる中で、東南アジアは今まさに伸びている地域です。東南アジアで学びながら、将来アフリカで必要になる視点や経験を身につけていきたいです。

これからも、面白そうなほうへ飛び込みながら、自分の人生を広げていきます」

石田天飛のプロフィール

年齢:18歳
出身地:京都市中京区
所属:京都市立紫野高等学校
趣味:漫画、アニメ(海外の人に合わせようと漫画を読んでいたら漫画、アニメオタクになりました)
特技:バスケ

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Photo:Nanako Araie
Text:Taishi Murakami

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Taishi Murakami

ライター

ライター。2025年4月にSteenzへジョイン。慶應義塾大学2年。大学生活の傍ら「気になる10代名鑑」での記事制作を担当。スタートアップ、パブリックアフェアーズ、終活やケア領域まで多様なテーマに跨って活躍している。

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