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将来の目標は「かえるクン」になること。かるたや講演でカエルの魅力を発信する大学生【あずけろ・18歳】

将来の目標は「かえるクン」になること。かるたや講演でカエルの魅力を発信する大学生【あずけろ・18歳】

「気になる10代名鑑」1251人目は、あずけろさん(18)。中学2年生でカエルに魅了されて以来、その魅力を伝えるために商品開発や講演など、さまざまなアプローチで活動しています。将来は親しみやすい研究者になりたいと語るあずけろさんに、カエルにハマったきっかけや、印象的な出来事について詳しく聞きました。

あずけろを知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は?

カエルにまつわることを日々発信しています。

ぼく自身カエルが大好きなので、その魅力であったり、カエルを眺めることの楽しさをいろんな人に知ってもらいたいという思いが第一にあります。でも、それをきっかけに自然環境の問題や絶滅の問題などにも目を向けてもらえたらいいなと考えるようになって。最近では保育園の子どもたちにカエルの紹介するといった、対人的な活動も始めました。

3年ほど前に、100年以上続く印刷技術を持つ会社の昇文堂の『かえるた』というカルタを共同開発する機会があって。札のイラストから説明書まで、デザインやイラストを担当しました。

読み札がちょっとカルタとしては特殊で。知識レベルや年齢に合わせて3段階のレベル分けをして、クイズ形式にしています。カエルをあまり知らない人から、研究者向けにまで対応するために、これまでに大学の研究室を訪れて聞いたお話や論文に基づいた知識を詰め込んでいます。図鑑だと、名前と生息地しか分からなかったり、雑学のような情報が少なかったりするので、もっと身近な生物として感じてもらえればという思いを込めました」

 

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Q2.活動をはじめたきっかけは?

小学4年生のころに行ったキャンプで、山の生き物を探しに行ったんです。そうしたら、周りと違ってぼくだけ異常にカエルを捕まえることができて。たくさんのカエルを、どうしようかと思ったんですけど、そこに居合わせた人は飼育するために持ち帰っていたんです。それ以来、『カエルって飼育できるんだ』という発想が、心のどこかにあったんですよね。

そういう経緯があって、中学2年生でペットを飼いたいと思ったときに、カエルにしようと決めました。いざ、虫かごで観察してみると、人間って指5本なのになんでカエルは4本なんだとか、不思議な発見がいっぱいあって。この愛らしいカエルの裏に、ぼくの知らない世界があるって考えたらどんどん興味が湧いてきて。そこから、絵を描いて見た目を覚えようとしたり、骨格標本に挑戦してみたりと、活動の幅が広がっていったんです

Q3.活動するうえで、大切にしていることは?

楽しんでもらうことが第一です。ぼくは活動以前に、カエルのことが好きですし、楽しいという感情を同じ土俵で感じてもらいたい。なので、相手がどういうタイプの人であっても、カエルを面白いと感じてもらえるように頑張っています。

小さな子どもは、いわゆる常識が形成されていなくて。幼稚園で講演をしたときにされた質問が、『死んじゃったカエルは生き返らせられますか』だったんです。疑わない純粋な心があるという難しさがあって、答えるのに苦労しました。

逆に大人は知識があるので、当たり前を当たり前として受け入れてしまいやすい。他の動物がこうだからカエルもきっとこういう生き物に違いないという考えに対して、実は違うんだよと言いたい。どんな人にもカエルの魅力を伝えられるように、アプローチの仕方を使い分けています」

Q4.活動をしている中で、印象的だった出来事は?

「高校1年生のときに、たまたま広島に旅行に行く機会がありました。広島大学が、両生類の研究で世界的に見ても有名なのですが、一般向けにカエルを展示しているんです。そこに2〜3時間ほど居座って、昼休憩のために出てきた教授に声をかけ、連絡先を交換していただきました。旅行から帰ったあともメールで連絡を取って、カエルについてより深い知識を教えてもらったり、教授の書いた論文を実際に読ませてもらったりして、学びを深めることができました。

高校2年生のころには、生物学以外の視点からカエルを知りたいと思うようになって。実際に調べてみたら、世界的に絶滅の危機に陥ってることを初めて知ったんです。小さなころからぼくの周りには田んぼがあって、カエルと簡単に触れ合うことができたので、これを失うのは寂しくて。それを守るためには、次世代の子どもたちに環境問題を周知させたいなと思うようになりました」

Q5.将来の展望は?

「直近でやりたいことはあまり変わらなくて。これまでと変わらず、カエルの魅力を伝える活動を、いまよりもちょっと規模を大きくしていきたいです。例えば、イベントを開催してみたり、グッズをもうちょっと展開してみたりしたいですね。

将来的には、大学院に進んだり研究者としての道を進む一方で、身近に感じてもらえる研究者になりたいです。研究者と聞くと、何となくお堅いイメージがあるので、よりフラットに接することができるような人間になりたくて。わかりやすく言うと、さかなクンのような感じです。学者として活動しながらも、一般の人たちにわかりやすく講演する姿は、ぼくの理想系だなと思っています。なので、目指すのはかえるクンですね

あずけろのプロフィール

年齢:18歳
出身地:埼玉県
所属:NPO法人うりんこくらぶ、埼玉県ボッチャ協会
趣味:カエル、絵を描くこと、ボッチャ、推し活
特技:好きなことに対する興味の掘り下げ方
大切にしている言葉:意味不明な勇気 (成田悠輔さん)

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Photo:Nanako Araie
Text:Yuzuki Nishikawa

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