Steenz Breaking News

2026年のJ-POP、トレンドは「ラテン調」の音楽? ヒットの兆しを追ってみた 【Steenz Breaking News】

2026年のJ-POP、トレンドは「ラテン調」の音楽? ヒットの兆しを追ってみた 【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、J-POPにおける2026年のトレンド予測についてご紹介します。

J-POPでいま、ラテン調の音楽が流行り始めている?

毎年新たなトレンドが生み出されている国内の音楽シーン。果たして2026年は、どのような音楽が流行するのでしょうか。

実は専門家の間では、すでに昨年秋ごろから、今年のヒットの兆しが見え始めていると言われています。

そのうちのひとつが「ラテン調」で作られた楽曲です。中南米や南欧にルーツを持つ音楽に影響を受けた、異国情緒を感じられる情熱的なリズムやサウンドの楽曲がSNSでバズり始めているというのです。

Juice=JuiceとM!LKがショート動画SNSで話題に

ここ最近、ラテン調の楽曲をリリースして大きな話題を集めたアーティストといえば、Juice=JuiceとM!LKが挙げられます。

Juice=Juiceはハロー!プロジェクトの11人組グループ。高い歌唱力を武器として、ライブパフォーマンスに定評があるアイドルです。そんな彼女たちが昨年10月8日、最新シングル『四の五の言わず颯(さっ)と別れてあげた/盛れ!ミ・アモーレ』を発売。すると、ラテン調の情熱的でダンサブルな楽曲「盛れ!ミ・アモーレ」がSNS上でじわじわと知られるようになり、異例のヒットとなりました。

例えば、Spotifyの「DailyViralSongs(Japan)」では、1月8日付のチャートでコンサート版の音源「盛れ!ミ・アモーレ (Concert 2025 Queen of Hearts Special Flush)」が1位に、THE FIRST TAKEで披露したバージョンの音源「盛れ!ミ・アモーレ (From THE FIRST TAKE)」が5位にランクインしました。また、TikTokなどで‟踊ってみた”動画が拡散。INIの木村柾哉、Travis Japanの七五三掛龍也、超特急のリョウガ、ME:IのTSUZUMI、CUTIE STREETの板倉可奈と佐野愛花など、人気アーティストらもこぞってカバーダンスを披露したことで、楽曲の注目度が高まっていきました。シングルのリリースイベントはすでに終了しているものの、SNSでの熱狂が続いていることから、2月22日には千葉・イオンモール幕張新都心で再度リリースイベントをおこなうことも決定しているそうです。

一方のM!LKは、スターダストプロモーションに所属する5人組のボーカルダンスユニット。クールなビジュアルを持ちながらユーモアのセンスも兼ね備えており、多面的な魅力を放つグループです。M!LKも昨年10月27日にラテン調の楽曲をリリースしています。タイトルは「好きすぎて滅!」。いわゆるラテンポップ、ラテン歌謡に該当する楽曲で、哀愁を漂わせながらもくるくると雰囲気の変わるサウンドは中毒性があります。

この楽曲もSNSを中心に支持を集め、公式YouTubeチャンネルで公開されたMVは2月3日時点で再生数が4160万回を突破。TikTokなどでもカバーする人が後を絶たず、NiziUやFRUITS ZIPPER、HANAなどの様々なアーティストがサビの一部パートのダンスをSNSなどで披露し、楽曲の人気度の高まりに一役買っています。

トレンドは巡る。過去の流行から見えてくるもの

一説によると、日本の音楽シーンではラテン調の音楽がおよそ20年の周期でたびたび流行してきたそう。実際、いまから20年前の2006年の「オリコン年間シングルチャート」を調べてみると、3位に修二と彰「青春アミーゴ」がランクイン。同楽曲はドラマ主題歌を務めた2006年当時の人気曲で、ノスタルジックな雰囲気をまとった妖艶なラテンベースのメロディに特徴があります。1980年代、1960年代にもラテンの要素を取り入れた楽曲がヒットした歴史があるそうで、昨年秋ごろから広がっているラテン調楽曲の‟バズ”も偶然ではないのかもしれません。

ファッションの領域では、「Y2K」などに代表されるように、20~30年前のトレンドが現代に復活する現象がよく見られていました。実は音楽においても「トレンドの循環」が起こっているとは、興味深いものです。過去にはどのような音楽、ファッション、カルチャーが流行したのか。それらを調べてみると、日本のポップカルチャーの未来を垣間見ることができるかもしれません。

Reference:
Spotify「DailyViralSongs(Japan)」
「2006年 オリコン年間シングルチャート」

Text:Teruko Ichioka

 

SNS Share

Twitterのアイコン

Twitter

Facebookのアイコン

Facebook

LINEのアイコン

LINE

Teruko Ichioka

ライター・編集

フリーライター。好奇心の強さは誰にも負けない平成生まれ。得意領域もスタートアップ、ビジネス、アイドルと振れ幅が広い。

View More