Teen's Snapshots

誰かの頑張りに寄り添う写真家になりたい。青春の1コマを切り取る高校生カメラマン【荊子軒・18歳】

誰かの頑張りに寄り添う写真家になりたい。青春の1コマを切り取る高校生カメラマン【荊子軒・18歳】

「気になる10代名鑑」1202人目は、荊子軒けいしけんさん(18)。写真展示やコンテスト受賞の経歴を持ち、昨年の高校バスケの全国大会決勝に、専属高校生カメラマンとして参加しました。青春の雰囲気をそのまま伝えることを大切にしていると話す荊さんに、影響を受けたものや、将来の展望について詳しく聞きました。

荊子軒を知る5つの質問

Q1.プロフィールを教えてください。

おもに、カメラマン活動をしています。

コンテストへの出展をはじめ、航空写真のグループ展『SPARK YOUR PASSION』、『Night Flight 2』への参加など、対外活動にも力を入れていて、昨年12月にはポカリ高校生カメラマンとして、高校バスケットボールの全国大会である『SoftBankウィンターカップ』女子決勝の写真を撮りました。

ポカリ写真部は、13歳以上の10代なら誰でも入部できるポカリスエット公式の部活動プロジェクトなのですが、ウィンターカップのカメラマンになるには審査が必要で、その4人のうちのひとりに選んでいただきました。撮ったものが朝日新聞デジタルの号外に使用されるので、すごく緊張しましたが、ゴールの間近で、バスケットに人生をかけてきた高校生が全力で戦ってるところを写真に収められたことに感動したし、めちゃくちゃ楽しかったです」

Q2.活動をはじめたきっかけは?

「カメラを持ったのは、中学2年生のときです。学校から帰ってきたら、机の上にミラーレスカメラが置いてあって。本当は、親が自分で使うために買ったそうなのですが、ぼくのほうがハマってしまいました(笑)

シャッターを切る感覚が気持ちよかったのと、写真の映りが、スマホで撮ったものと全然違って。そんなところに魅了されましたね。

高校生になって写真部に入部したのをきっかけに、さらに活動に力を入れるようになりました。それまでは感覚で撮っていましたが、せっかく部活として写真をやるのだから、知識をつけて上手く撮れるようになりたいと思ったんです。

YouTubeでカメラの操作や構図を学びながら撮っていくうちに、それまではいっぱい撮って1枚当たればいいなという感じだったのが、だんだん成功の確率を上げられるようになるのを実感しました。そして、自分の実力を測るためにも、コンテストに応募しようと考えるようになったんです」

Q3.活動するうえで、大切にしていることは?

高校生にしかない独特の『青春楽しんでます』みたいな雰囲気ってあるじゃないですか。そういうのをそのまま切り取れるようになりたいなと思っています。

昨年、東京都私立高等学校写真展に応募した写真が会長賞を受賞したのですが、野球部の試合をあえて応援席側にフォーカスして撮ってみました。ぼく自身、野球部を志望していた時期もあって、高校野球の応援の雰囲気がめちゃくちゃ好きなんです。真夏のスタンドの中で、ベンチに入れなかった人たちがチームのために全力で応援するという熱い青春の瞬間を撮ろうと試みました。

あとは、タイトルを考えることも、作品づくりにおいてすごく重要だと思っていて。芸術として鑑賞者に解釈を委ねるなかでも、一言で写真にどういう意味を込めたかを伝えきれるタイトルが理想ですね。さきほど話した写真は、パッと見ると楽しそうと感じられるかもしれませんが、実は甲子園のかかった接戦の瞬間で。それを、『祈りの声援』というタイトルで、想像してもらえるようにしています」

Q4.自身のクリエイティブに影響を与えたものは?

高校2年生のころに見た、カロリーメイトやポカリスエットのCMです。きっかけは動画だったのですが、調べていくうちにポスターの写真版もあると知って。誰かの頑張りに寄り添って応援するところに心を動かされて、広告写真家になりたいと思ったんです。また、写真家の岡祐介さんも好きです。広告写真として、商品のアピールもしっかりと入れながらも、モデルの存在感を損なわないような雰囲気にすごく惹かれています。

インプットのために、写真展に行って、作品の意図を自分で考えてから、展示している作家の人たちと対話して答え合わせをすることも多いです。本来は、受け手が写真をどう読み取るかっていうのは自由なので、作者の意図とズレがあっても大丈夫だと思うんですけど、ぼくは広告写真家志望なので、作者の意図を感じてもらえるような作品を作るためにも、この思考は大切にしています」

Q5.将来の展望は?

大学の写真学科に進学し、そこでさらに理論的に写真を学びたいと考えています。光をどんなふうに操作したら相手にどういう印象で伝わるかということに興味があって。広告にとって大事なのは、その商品をしっかりアピールすることなので、写真をどう構成したら相手にどんな感じで受け取ってもらえるというのを考えながら撮らなきゃいけない。そういうところをしっかりと学びたいですね。

そして、広告に限らずとも、作品を通して頑張ってる人を応援したり、心の支えになれるような写真家になりたいです

荊子軒のプロフィール

年齢:18歳
出身地:中国天津市
所属:八王子学園八王子高等学校 写真部、ハンドボール部
趣味:野球、ハンドボール、バレーボール、
特技:球を投げること
大切にしている言葉:All our dreams can come true、if we have the courage to pursue them.(夢を追い求める勇気があれば、全ての夢は叶う。)

荊子軒のSNS

★Instagram


Photo:Nanako Araie
Text:Yuzuki Nishikawa

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