
今回の”Hao in UGANDA”は、日本で生まれ育った私から見たウガンダ人の恋愛観について紹介します。
まず、ウガンダにはシャイな人が少なく、すぐに好意のある相手には素直に直接気持ちを伝えることが多いということ。ここは日本人と異なる恋愛事情です。
そのため、パーティーやバーでは男性側は第一印象で好みであればすぐにデートに誘い、女性側もすぐに距離を縮めているのを目にします。日本人と比べるとかなり積極的。ウガンダ人の友人に「恋愛の駆け引き」について聞いてみると、「それは存在しない」らしく、すぐに行動するのが一般的のようです。

デートの予定をたてる人も聞いたことありません。そもそもウガンダでは「9-5時で働くサラリーマン」のように勤務時間が毎日決まっている人よりも、個人事業主として働く人が多いため、予定は前もって決めるより会ってからその場で決めることが多いです。デートも最初の目的地だけ決めて、それ以外は行き当たりばったりで決めることが多い印象があります。
せっかくデートの予定をたてていても、レストランが停電したり、ドライブデートではクラクションの音がうるさかったり。トラブルが尽きないウガンダで、停電したらキャンドルを持ってきてロマンチックにするなど、機転を効かせてその場を楽しむスキルの方が必要なのかもしれません。

他にも、首都のカンパラは東京のように広いわけではないので、デートをしているとすぐに友人に会い途中で合流することも頻繁にあるようです。そのため、私の耳にも「誰が誰とデートしているか」という話はすぐに入ってきます。
また、私が生活していて感じる限りは、恋人・夫婦間での公共の場でのスキンシップは文化的にほとんど見られることはない一方、夜のクラブやバーでは男女の距離感は近いです。

ウガンダならではのこととしては、カップル同士は民族や宗教を気にしていなくても、結婚の際に家族が「相手が同じ民族や宗教であることを求めている」のが別れる原因になることもあるようです。知り合いには5年間付き合ったけれど、彼氏の家族が彼女の民族を差別していたことで別れる原因になったという経験をした人もいます。
一夫多妻もまたよく聞く話です。20代や30代の友人で一夫多妻の人は聞いたことがありませんが、私の友人から「20人以上兄弟がいる」なんて聞くのは、これが理由です。2人や3人の妻がいる話はよく聞きますが、中には「政府関係者で10人以上の妻がいるおじさんがいる」という友人の話も聞いたことがあります。
一妻多夫は一度も聞いたことがありませんが、お金持ちで全ての妻や子供を養う余裕があるのなら妻が増えることはよくあるそう。全員平等に愛せるのかが気になるポイントですが、実際は「海外旅行にはいつもお気に入りの妻だけを連れて行っている」など聞いたことがあるので、そう容易なことではなさそうです。
また、同性愛のカップルはいますが公表している人はほとんどいません。ウガンダには同性愛禁止法があるほど、世界で最も同性愛者に対する人権がない国のひとつであると言われています。アンダーグラウンドな音楽業界などLGBTQに寛容的であるコミュニティもある一方、多くの当事者にとって彼らのジェンダーを公表するのは安全ではないのです。

ウガンダでは集団やコミュニティとなると保守的ですが、恋愛において2人の関係では積極的な人が多いようです。恋愛を通してその国を見てみるのも面白いですね。






