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南仏の家族と過ごす、フランスのガチクリスマス。Mirei in Paris #05【Steenz Abroad】

南仏の家族と過ごす、フランスのガチクリスマス。Mirei in Paris #05【Steenz Abroad】

こんにちは! 2025年9月からフランスに留学している Mirei です。先月12月25日はクリスマスでしたね。わたしは南フランスの小さな村、ローニュ(Rognes)に住む家族と一緒にクリスマスを過ごしました。

フランスでは、クリスマスは恋人と過ごすものではなく、家族と家でゆっくり過ごす日。せっかくフランスにいるなら、現地のクリスマスをちゃんと体験してみたいと思い、友人の家族と一緒にお祝いさせてもらうことになりました。

フランスのクリスマスはとにかく食事が長すぎる?!

フランスのクリスマスでまず驚くのが、とにかく食事が長いこと。

〈フランスのクリスマスディナースケジュール〉
17時 アペリティフ 1品目
18時 アペリティフ 2品目
19時 みんなでクリスマスソングを歌う
19時半 プレゼント開封
20時 前菜
21時 メイン
23時 デザート&チーズ

もはや「ディナー」というより、一日がかりのイベントです。クリスマス当日に向けて、数日前から少しずつ準備を進め、料理もみんなで一緒に作ります。アペリティフとは、フランスならではの食文化で、食事の前に軽いおつまみとお酒を楽しみながらおしゃべりする時間のこと。フランスのクリスマスでは、アペリティフに2時間程度かけることが多いんです。

クリスマスプレゼントは、おばあちゃんになるまでもらえる

日本では、クリスマスプレゼントというと子どもがサンタクロースからもらったり、恋人同士で交換したりするイメージが強いですよね。でもフランスでは、子どもから大人まで、みんながみんなのためにプレゼントを用意するんです。

友人の家に到着すると、大きなクリスマスツリーの下はプレゼントでいっぱい。その光景だけで、もうワクワクが止まりませんでした。プレゼント開封の時間になると、ひとりひとりが順番に、相手に向けてプレゼントを手渡していきます。

わたしが最後にクリスマスプレゼントをもらったのは小学生のころ。22歳にもなってこんなにたくさんプレゼントをもらってしまっていいのかと、少し照れつつも本当に嬉しくなりました。

南仏のクリスマスに欠かせない「サントン人形」

サントン(Santons)とは、「小さな聖人」を意味する、南フランス・プロヴァンス地方発祥の素焼きの人形。プロヴァンス方言では「サントゥーン(santoùon)」と呼ばれ、サイズは5〜15cmほどです。

19世紀初頭、フランス革命後のマルセイユで生まれました。当初はパンの中身を練って作られていましたが、のちに粘土製へと変わりました。11月下旬からクリスマスにかけては、マルセイユやアヴィニヨン、エクス・アン・プロヴァンスなどでサントン市が開かれます。

サントンの魅力は、キリスト教の登場人物だけでなく、農民や漁師、パン屋など、南仏の日常を生きる人々が表現されていること。温かみのある表情は、見ているだけで心がほっこりします。日本の雛人形のように、家にこのサントン人形を飾る家族も多く、わたしが今回一緒に過ごした家族のお家にも可愛いサントン人形がたくさん並んでいました。

【今日の言語】
オック語プロヴァンス方言
国・地域:フランス
話者数:約35万人

オック語は現在話者がほとんどおらず、わたしも滞在中オック語を話している人をひとりも見かけませんでした。

オック語プロヴァンス方言は、「フランス語とイタリア語のハーフ」と言われるほど、この2つの言語ととても似ています!プロヴァンス地方はフランスの南東部に位置し、イタリアとも非常に近いので、歴史的にこの地域ではラテン語を母体としたオック語(プロヴァンス方言)が話され、フランス語やイタリア語と深く影響を受け合ったんです。

オック語、フランス語、 イタリア語の順番
①私は眠いです
Ai de sòm(アイ・ダ・ソム)  J’ai sommeil(ジェ・ソメイユ) Ho sonno(オ・ソンノ)

②良い旅を!
Bòn viatge!(ボン・ビアッチェ) Bon voyage!(ボン・ヴォワイヤージュ) Buon viaggio!(ブォン・ビアッジョ)

③また明日
A deman(ア・ダマン)  À demain(ア・ドゥマン)  A domani(ア・ドマーニ)

巴山未麗(Mirei)のプロフィール

東京都出身。フランス・パリの言語大学に留学中の大学4年生。言語がとにかく大好きで、留学先の大学ではウォロフ語を専攻する他、ビスマラ語、マラガシ語、シンハラ語なども学んでいる

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巴山未麗

2003年生まれ。これまで45以上の国を訪れ、現地家庭でホームステイをしながら調査した言語は50以上。セネガル人向けフランス語学習アプリLEUK STUDYの開発を経て、ビジネスやクリエイティブの視点で少数言語の新しい価値を生み出すことを目指しkotohaを立ち上げる。慶應義塾大学在学中。

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