Steenz Breaking News

リサイクルモールかつ「SDGsの学校」。スウェーデンのサステナブル意識向上を後押しする画期的な施設とは【Steenz Breaking News】

リサイクルモールかつ「SDGsの学校」。スウェーデンのサステナブル意識向上を後押しする画期的な施設とは【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、スウェーデンの環境に配慮したリサイクルモールについてご紹介します。

10周年を迎えたスウェーデンのリサイクルモール

2015年9月に採択された、持続可能な世界を目指すための17の目標であるSDGs。達成率が2025年時点で2位のスウェーデンでは、国全体でサステナブルな取り組みを進めています。そのうちのひとつが、2015年8月にエスキルストゥーナ市にオープンした中古品専門のリサイクルモール「ReTuna Återbruksgalleria(以下、ReTuna)」です。

ReTunaには年間36万人以上が訪れ、開業以来の来場者数は200万人を超えているのだそう。とくに2025年は、10周年という節目の年だったこともあり、例年以上に注目が集まったようです。

「ReTuna Återbruksgalleria」の仕組みとは?

住民のサステナブル意識向上に繋がっているReTuna。隣にはリサイクルセンターがあり、来場者は中古品を購入するだけでなく、集積所に不要品を持ち込めるようになっています。

集められたおもちゃや家具、衣類、装飾品、電子機器などは、まだ使えるものとそうでないものに分けられ、モール内のリサイクルショップに分配されます。その後、修理などを経て、販売する流れになっています。ちなみに2018年には、リサイクル製品の売上高が1,170 万スウェーデンクローナ(日本円にすると1億9915万6325 円相当※12月20日時点)に達したそうです。

実はリサイクルモール以外の役割も

「ReTuna」は、リサイクルモール以外に公共教育機関としての役割も担っています。モール内では、持続可能性をテーマにしたイベントやワークショップ、講演会、テーマデーなどの企画を実施。


そのほかにも、地元の生涯学習機関が「リサイクルデザイン – Återbruk」という1年間のプログラムをおこなっており、アップサイクル専門家の育成にも励んでいます。また、モールができたことにより、50人以上の新規雇用も生み出しました。環境に優しい施設だけでは終わらずに、サステナブルにまつわる知識を広めたり雇用機会を作りだしたりと、良い影響を生み出し続けている施設なのです。

リサイクルモールが世界に広がることを期待

リサイクルモールでありながら、公共教育機関でもある「ReTuna」。同モールのように、多様な役割を担いながら、訪れた人々のサステナブル意識を高めてくれる施設が増えると嬉しいですね。もしスウェーデンを訪れる機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。

Reference:
SDGsとは?|外務省
Sustainable Development  Report2025
ReTuna – mer än 10 år av återbruk| Eskilstuna Energi och Miljö
ReTuna | Eskilstuna Energi och Miljö
The world’s first recycling mall is found in Eskilstuna| Eskilstuna Energi och Miljö

Text:Yuki Tsuruda

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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