
「気になる10代名鑑」の1216人目は、浅川花和さん (19)ミュージカル団体『Aquarise』を主宰し、高校生がミュージカルに挑戦できる場づくりをおこなっています。また、将来は地元である湘南を代表する俳優になりたいと語る浅川さんに、活動や表現にかける思いを聞いてみました。
浅川花和を知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は?
「ミュージカル団体『Aquarise』の主宰と、俳優としての活動です。
高校時代に設立・運営した前身団体『Aqua』での経験を活かし、いまの高校生たちが無限の可能性を広げ、夢をかたちにできる場所をつくりたいという思いから立ち上げました。かつてのAquaは自分たちの表現の場を広げることが目的でしたが、現在は『高校生がミュージカルに挑戦できる環境づくり』に主眼を置いています。3月の旗揚げ公演に向け、いままさに全力で準備を進めているところです。
また、個人でも俳優として演技の研鑽を積みつつ、新聞社のスポーツキャスターを務めるなど、表現者として幅広く経験を積み重ねる日々です」
Q2.活動するうえで、大切にしていることは?
「夢や目標を、勇気を出して言葉にすること。これがわたしの活動の根幹です。
高校時代のわたしは、ミュージカルをやりたいという想いを抱えながらも、身近に挑戦できる環境がなく、夢を誰にも言えないまま過ごしていました。しかし、SNSで同じ悩みを発信していた中学の同級生と運命的に再会し、思いを分かち合ったことから、いまがあると考えています。
前身団体のAquaを立ち上げてからは、藤沢市の市民活動推進センターへ足を運んでアドバイスをもらったり、県内の高校への売り込んだり、自分たちの居場所を作るためにがむしゃらに動きました。その結果、30名以上もの仲間が集まり、2度のミュージカルの公演を成功させることができました。
人は、関わり合いの中で生きています。だからこそ、想いを『言霊』として放つことで、自分ひとりでは届かないチャンスを引き寄せ、目標を現実に変えていけると信じています。そして夢が叶ったとき、支えてくれた仲間と何倍もの喜びを分かち合えたら、これ以上に幸せなことはありません」

Q3.影響を受けた人物は?
「Aquaをいっしょに立ち上げた相方です。
5人兄弟の中で育ったこともあり、どこかで『親に心配をかけたくない、ちゃんとしていなきゃ』という思いが強く、無意識に完璧主義になっていました。
小さい頃から勉強がアイデンティティだったのですが、それも周囲に評価され、安心してもらえる確かな指標だったからです。だから、俳優という不確かな夢を語る勇気なんてなくて、ずっと内緒にしていました。
でも、彼女はわたしと正反対で、自分の夢に全ベットして突き進むタイプ。その潔い姿が、『スマートに見られたい』というこだわりを捨て、泥臭く夢を追う一歩を踏み出すきっかけになりました」
Q4.最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「写真集を作っています。
いろんな関わりでつながった友人たちと『YON』という名前で制作活動をしています。実は、4人で初めてご飯に行った際、お互いの強みを活かして何か作れないかと考えたことから生まれたアイディアです。その場の熱量そのままに、現在は制作の真っ最中です。
ひとりの俳優としてもより力をつけていきたい。そんな中で、被写体としていまの自分を形に残せる写真集という作品は、大きなチャンスだと感じています。メンバーの強みを活かし合いながら、いい作品を作れるようがんばっていきたいです」
Q5.今後の展望は?
「今年の目標は映画に出演することです。
団体の運営を通して、高校生が夢を育む場所をつくっていると同時に、わたし自身も演者としてより大きく育っていきたいと思っています。理想の俳優像に近づくために、演技に関して勉強したり、イベントの司会やYONでの活動といった実践を通じて着実に経験を積んでいます。
いまできることを積み重ね、一つひとつのチャンスを大切にしていきながら、将来は地元である湘南を代表する俳優になりたいです」

浅川花和のプロフィール
年齢:19歳
出身地:神奈川県
所属:Aquarise主宰、俳優、YON
趣味:学ぶこと、読むこと、歌うこと、聴くこと、観ること、食べること
特技:金魚すくい
浅川花和のSNS
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Photo:Nanako Araie
Text:Taisei Sawamura






