
「気になる10代名鑑」の1166人目は、唯愛さん (19)。美大でテキスタイルデザインを学びながら、日々生活者の視点を観察し続けています。目指すのは「万人受けする作品」と話す唯愛さんに、創作活動で大切にしているとや、今後成し遂げたいことについていろいろ聞いてみました。
唯愛を知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は?
「美大でテキスタイルデザインを学んでいます。
わたしが描いたイラストが通っていた高校のパンフレットの表紙になったことをきっかけに、漠然とデザインの道に進もうと考えるようになりました。
大学に入学してからいろいろな分野のデザインに触れることで、生活に息づいた『ものづくり』をしたいという思いが強くなって。いまは、テキスタイルを専攻し、生活に寄り添った作品を作れるように学びを深めています。
最近はマフラーを織ったり、犬の服を作ったりしています。いま、身につけているマフラーも実は自分で編んだものなんです」

Q2.活動をしている中で、印象的だった出会いは?
「大学の授業で、ものづくりに携わっているたくさんの社会人講師と出会ったことは財産です。
テキスタイルデザインの現場ではただ、見た目だけにこだわるだけではなく、いかに生活に溶け込ませ、愛用してもらえるかを考えることが大切であると学んで。
普段の生活から、街ゆく人たちがどんなものを身につけているかを観察したり、引っ越しのアルバイトを通じてどんなものが大切にされているのかを観察したりして、感性を磨いています」
Q3.活動しているうえで、大切にしていることは?
「心身ともに波をつくらない生活を作っています。
テキスタイルの制作はミリ単位で調整を必要とする緻密な作業です。細かい作業をするときに、感情や健康に乱れが生まれると直接作品に表れてしまい、意図とは違う作品ができあがってしまいます。心身ともに波をつくらないことで作品のクオリティを安定させています。
また、高校の先生に『気持ちが入っているか入っていないかは、見たらわかる』と言われたことがあり、よどみのない、まごころを込めた作品を作ることも同時に大切にしながら制作しています」
Q4.活動を通じて、実現させたいビジョンは?
「使い手に愛される作品をつくりたいです。
テキスタイルの作品には必ず使い手がいます。どれだけ美しいデザインでも、使い手に長く使われなければ意味がないと考えています。
『万人受けする作品を作りたい』と言うと、少しネガティブに感じるかもしれませんが、常に他者からの目線を持ち続けて、使う人の生活に寄り添える作品を作っていきたいです」
Q5.今後の展望は?
「明確に決まってはいません。
それでも、日々いろいろなアーティストと関わりを持つ中で、歳を重ねるごとに作品が洗練される姿に憧れるようになりました。
だからこそ、これからもいまできることに全力で取り組み、人生経験を積み重ねていきたいと考えています」
唯愛のプロフィール
年齢:19歳
出身地:神奈川県
所属:女子美術大学短期大学部デザインコーステキスタイル
趣味:犬と遊ぶこと、食べること
特技:力持ち
Photo:Nanako Araie
Text:Taisei Sawamura








