
こんにちは! 2025年9月からフランスに留学している Mirei です。
12月に入り、パリは一気に冬の空気に包まれました。寒くて毎日凍えていますが、街はイルミネーションで輝いて、年末特有のワクワクした空気が漂っています。
キラキラのエッフェル塔に照らされた、夢のような誕生日前夜

少し個人的な話になりますが、先日22歳の誕生日を迎えました。
普段はパリの端っこで暮らしているわたしですが、この日は久しぶりに中心地へ。誕生日の前日に初めてパリの中心部にある、おしゃレストランでディナーをしてきたので、そのレポートを少しだけ。
訪れたのは、毎晩地元のお客さんで賑わう有名なフレンチレストラン。エスカルゴ、鴨肉、サーモンソテー……と、フランスらしい王道メニューを注文。フランスのレストランではパンがおかわり自由なので、メインとのバランスを考えてパンでお腹の具合を調整するのがフランス人流だと友達が教えてくれました。
そして、たまたまわたしたちの会話を聞いていた店員さんが、「誰か誕生日なの?」
と声をかけてくれて、頼んだお酒に小さなろうそくを添えてサプライズのお祝いをしてくれました! 思いがけない、気遣いのあるおしゃれなサプライズに心温まりました。
その後はエッフェル塔が見える公園へ移動。1時間にいちどのエッフェル塔のキラキラライトアップを眺めていたら、友達がなんとケーキを準備してくれていて、このうえなく贅沢な誕生日前夜でした。
フランス式「自分で主催する誕生日会」
フランスでは自分の誕生日を自分で主催することはよくあることらしく、今回はわたしも初めて自宅で誕生日会を開いてみることにしました。
せっかくなので「自分が本当に好きなものを全部作ろう! 」と決めました。久しぶりに生魚が食べたくなったわたしは手巻き寿司パーティーを企画。フランスのスーパーには生魚がないので、魚屋さんに行ってしっかり新鮮なものを買い込みました。

フランス人の友達も来る予定だったので、お寿司だけではなく、トルティーヤ・アボカド・トマトなども用意してみました。当日は自分の好きなケーキも買いに行き、朝から友達と料理の準備をしました。
自分のために開催するパーティー、思っていた以上にワクワクしてハマってしまいそうです。今年は寂しくなるかも……と覚悟していた誕生日でしたが、終わってみれば、おいしい料理と大切な友達に囲まれた最高の一日になりました。

今日の言語: Twi 語の “曜日の名前”
わたしの22年目の誕生日は土曜日で、ちょうど生まれた2003年と同じ曜日でした。皆さんは、自分が何曜日に生まれたか覚えていますか? わたしは最近まで知りませんでした。
でも世界には、全員が自分の“生まれ曜日”を当たり前に覚えている地域があります。なぜなら、生まれた曜日がそのまま名前になるから! それが、ガーナなどで話される Twi(チュイ)語 の文化。曜日は7つしかなく、名前のバリエーションも7つずつ。
(もちろん理由は他にもありますが)キリスト教徒が多い地域では、クリスチャンネーム+曜日名のように複数の名前を持つ人も多いそうです。この曜日名の文化はTwi語だけでなく、アフリカのさまざまな地域に広く見られます。
皆さんもぜひ自分の曜日を調べて、以下から“あなたの Twi 名”を見つけてみてください!
Twi語の曜日名前リスト
Ɛdwoada(月曜日)
読み方: エッジャダ
男: Kwadwo(クワッジョ)
女: Adwoa(アッジョア)
Ɛbeneda(火曜日)
読み方: エッベネダ
男: Kwabena(クワベナ)
女: Abanea(アバネア)
Wukuada(水曜日)
読み方: ウクワダ
男: Kwaku(クワク)
女: Akuwa(アクワ)
Yawoda(木曜日)
読み方: ヤウォダ
男: Yaw(ヤウ/ヤォ)
女: Yaa(ヤー)
Efiada(金曜日)
読み方: エフィアダ
男: Kofi(コフィ)
女: Afia(アフィア)
Memeneda(土曜日)
読み方: メメネダ
男: Kwame(クワメ)
女: Ama(アマ)
Kwasiada(日曜日)
読み方: クワシアダ
男: Kwasi(クワシ)
女: Akosua(アコスア)
巴山未麗(Mirei)のプロフィール
東京都出身。フランス・パリの言語大学に留学中の大学4年生。言語がとにかく大好きで、留学先の大学ではウォロフ語を専攻する他、ビスマラ語、マラガシ語、シンハラ語なども学んでいる。






