Teen's Snapshots

NYの路上でできた親友との出会い。旅するタップダンサーとして国境を越えて笑顔を咲かせる【葭谷イライザ華・18歳】

NYの路上でできた親友との出会い。旅するタップダンサーとして国境を越えて笑顔を咲かせる【葭谷イライザ華・18歳】

「気になる10代名鑑」の1136人目は、葭谷よしたにイライザ華さん(18)。5歳のときにタップダンスと出会って以来、タップシューズの音とともに生きてきた若きタップダンサーです。NY留学で経験したある出会いがきっかけで、タップダンスがひとと心を通わせるコミュニケーションツールだと実感したという葭谷さんに、活動の原点や、これからのヴィジョンについて聞いてみました。

葭谷イライザ華を知る5つの質問

Q1.いま、力を入れていることは?

『旅するタップダンサー』として、国内外を巡りながら、パフォーマンス、公演の自主プロデュース、ワークショップなど幅広いタップダンスの活動に取り組んでいます。

なかでも、わたしの自作公演『HIMAWARI』では、いろんな場所で出会ったタップダンサーを出演者としてオファーして、はじめましてのダンサー同士でステージを作り上げる試みをしています。

わたしが手がける作品では、あらかじめ振り付けやタイミングを決めすぎない工夫をしていて。ミュージシャンが奏でる音楽との即興の掛け合いで、1曲分のステージを大切につくっているんです。初対面であることにもとらわれずに、誰かといっしょになってアクションを起こす過程そのものが、すごく素敵だなって思います」

Q2.活動を始めたきっかけは?

「最初のきっかけは、5歳のとき。たしか、TVアニメのキャラクターが突然タップダンスするシーンがあったんだっけ(笑)。そんなひょんなことからです。

さっそく、隣駅にあったタップダンススタジオに通い始めて。タップシューズで初めて音を鳴らしてみたとき『わたし、これで生きていくんや……!』と、確信を持てたんです。

小中学校生のときは、人とどう接すればいいのかわからなくなってしまって、不登校気味だった時期があって。でもそんなふうに悩み事があるときには、とにかくタップに打ち込む。タップダンスをしている時間は、ありのままの自分をさらけ出せる大切な時間でした。

タップダンスをやっていなかったら、わたしはいまも部屋の中に篭りっぱなしだったのかもしれない。そんな救われた経験があるからこそ、今度はわたしがタップで誰かを笑顔にしたいんです」

Q3.活動で大切にしていることは?

相手との間に壁があるなんて先入観を持たずに、どんな違いも超えていこうとする姿勢を大切にしています。

2024年の秋に、『トビタテ留学JAPAN!』という文部科学省の留学支援制度を使って、幼い頃からの夢だったNY留学が実現したんです。本場のタップダンサーに出会ったり、路上ライブに通ったりする夢の時間でした。

ある日、ブラジル人の同い年のタップダンサーの女の子・ケジアに出会って。ケジアとは言葉こそ通じないけれど、毎日彼女と会って路上でタップダンスを踊るうちに、いつのまにか表現で通じ合う大親友になれたんです。

以前は人とどう接したらいいかわからず、感情をうまく伝えられずに悩むことも多かったわたしが、タップダンスを通じて、言葉や文化の壁を超えて心からの大親友をつくることができたことが、すごく嬉しくて……!

これからも、タップダンスという、わたしにとっての大事なコミュニケーションツールを武器に、世界中で友達を増やしていけたらいいなって思います」

 

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Q4.活動を通して、実現したいビジョンは?

みんながファミリーで、自分らしい生き方を選び取れる社会をつくりたいです。

現代では、感情やコンプレックスを内側に押し込んで生きている人が多いと感じています。でも、それを隠さなくてもいいくらい、相手に対してジャッジを下さない寛容な社会になれば、誰もがいきいきと生きていけると思うんです。

タップダンスは、違いを超えるためにも、相手とコミュニケーションを取るためにも使うことができるもうひとつの言語のような存在。まずはタップダンスを広げることから、ありのままを認め合える空気を広げていきたいです

Q5.将来の展望は?

20歳までに世界一周を達成し、国内外を巡りながら、タップダンスで笑顔を届けたいです。

まずは、国内外さまざまな場所で公演を開催して、少しずつ輪を広げていきたいと考えています。とくに、国内では現在47都道府県すべてをまわって、ステージに立つ挑戦を進めているところで。

また、その中でタップダンスに取り組んでいる10代が集まることができるコミュニティ『teens』を少しずつ世界中に広げていきたいです。

タップダンスというわたしの相棒といっしょに、どんな壁も挑戦も楽しみたいです」

葭谷イライザ華のプロフィール

年齢:18歳
出身地:大阪府大阪市東成区
趣味:絵を描くこと、映画鑑賞
特技:子どもたちにすぐ心を開いてもらえること
大切にしている言葉:Me is always me

葭谷イライザ華のSNS

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Photo:Nanako Araie
Text:Taishi Murakami

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Taishi Murakami

ライター

ライター。2025年4月にSteenzへジョイン。大学生活の傍ら「気になる10代名鑑」をメインにインタビューから執筆まで記事制作を担当している。スタートアップ、建築、メディアまで多方面への関心を活かして活躍中。

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