
タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「最近のお気に入りファッション」。「オーバーサイズのパーカーにワイドデニムを合わせるのが定番」「ガーリーなワンピースにスニーカーを合わせるのが好き」など、10代ならではのこだわりを聞いてみました! よく買うブランドや、お気に入りのアイテムなど、リアルなティーンの声をお届けします。
1. 魅音さん「海外カルチャーを感じる、古着ミックスな重ね着コーデ」

ヴァイオリンを通じて人と人をつなぐことを大切にしながら、演奏活動や芸術祭の企画に取り組む17歳
「英国、米国のような、海外らしいファッションが好きです。
いまハマっているのは、『Brandy Melville』。イタリアでスタートしたブランドですが、古着感のあるところが可愛くて気に入っています。薄手のアイテムで、重ね着をするコーディネートを楽しんでいます」
2. ゆいさん「モノトーン×アクセント小物で、“紳士的に扉を開く”スタイル」

着を活用したファッションデザインや、子どもたちとの活動を通じてファッションショーの未来のために活動18歳
「黒やグレー、ホワイトなどシンプルでまとめたファッションに、インパクトのある大きいアクセサリーや、カラフルな靴下で決めるスタイルが最近の好みです!
意識しているのは威圧感のある格好ではなく、でも少しフォーマルさも残したスタイル。これからも自分に合ったファッションをしていきたいと思っています」
3. 水野美咲さん「その日の気分が主役!自由に楽しむマイスタイル」

高校時代のインドネシアでの留学経験がきっかけとなり静岡で観光をテーマに活動している18歳
「わたしのファッションルールは、その日の気分で自由に洋服を選ぶこと。
ガーリーなワンピースを着たり、大人っぽい落ち着いたコーデを楽しんだり。『これがわたしのスタイル』と決めず気分に合わせて着る服をチョイスしています。
ブランドには、あまりこだわりがなくて、ネットやプチプラのお店で、自分に合った一着を探す時間を大切にしています。自由に着たいものを楽しむことが、私にとっての“おしゃれ”です」
4. 佐藤愛奈さん「自然体で着こなす、やさしい“コテージコア”の世界」

組織運営者と制作者という二つの顔を持ちながら、大学内コミュニティで、ファッションをテーマにさまざまなイベントに携わっている19歳。
「自然のつながりや、ゆったりとした時間の流れを大切にしている『コテージコア』というスタイルにハマっています。
定番のコーディネートでいうと、ゆったりとしたシルエットのワンピースやロングスカートに、パーカーやトラックジャケットを合わせた軽やかな着こなし。カジュアルなジャケットを羽織れば、オフィシャルな場面にも取り入れやすく、プライベートにも馴染んでくれるので魅力的です。柔らかい素材が多くて、イージーケアなところもお気に入りのポイントです。
どんなシーンにも合わせやすいスタイルなので、その日の気分に合わせてコーディネートを考える時間が楽しみのひとつになっています」
5. 山崎陽奈さん「ガーリーから進化中。アメカジ×ストリートのミックスコーデ」

NPO法人のメンバーとして、稲城市で放課後学習教室を開校するなど、教育支援をしながら活動する19歳。
「いまは、アメリカンカジュアルなスタイルから、ストリートやヴィンテージまで、ちょっとクセのあるファッションにハマっています。
昔は、ガーリーな雰囲気の服が多かったのですが、最近はそこに古着っぽいジャケットを重ねたり、手持ちのアイテムをアレンジして楽しむのが好きです。気分や季節で、自分らしくミックスして着こなしています」
6. まっちゃんさん「きれいめ×MEXICO 66。ZARAと“あぶない刑事”に夢中な毎日」

『人を楽しませる空間』をつくることをテーマに、大学内の学生の意見交流の機会を創出するイベントを企画している19歳。
「普段は、きれいめなコーディネートをよく楽しんでいます。
UNIQLOとZARAがとても好きで、2〜3日に1回は、公式サイトをチェックしています。
アルバイトを始めたことで自由に使えるお金が増え、少し高めのブランドも手が届くようになりました。靴は、オニツカタイガーのMEXICO 66一択。シルエットや、履き心地が完全に虜です。
ほかにも、80〜90年代のファッションが最近気になっています。母の影響で、ドラマ『あぶない刑事』が大好きになり、作中に登場するようなレトロでちょっとハードなスタイルに惹かれています。いつか自分でもあの世界観を再現してみたいです」
10代の感性と個性がたっぷり詰まったファッション事情をお届けしました。これからも「10代リアルVOICE」では、若者たちの関心ごとやリアルな視点を発信していきます!
Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano