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子どもたちのより良い未来のために取り組む。『ORBIS ペンギンリングプロジェクト』に注目!【Steenz Breaking News】

子どもたちのより良い未来のために取り組む。『ORBIS ペンギンリングプロジェクト』に注目!【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、化粧品などを手がけるオルビス株式会社による、未来を担う子どもたちを支援する取り組み『ORBISペンギンリングプロジェクト』についてご紹介します。

『ORBISペンギンリングプロジェクト』とは?

2015年9月に国連サミットで「SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)」が採択されて以来、多くの企業がサスティナビリティを意識するようになりました。化粧品や栄養補助食品などの企画・開発、販売をおこなうオルビス株式会社(以下、オルビス)もそのうちのひとつです。

オルビスは、2024年10月より『ORBISペンギンリングプロジェクト』という取り組みを展開しています。これは、オルビスの製品を日頃から利用するユーザーとともに、子どもの未来を寄付などを通じて応援するサスティナビリティ活動です。活動に共感した場合、ユーザーは「保有ポイントの寄付」か「寄付つき商品の購入」のふたつから支援方法を選べます。なかでも、寄付つき商品である鉄分補給ドリンク「グレープFe」は、パッケージデザインに子どもたちが描いた絵を採用。自由な発想と色づかいで描かれた絵が目を引くパッケージに仕上がっています。

また、このプロジェクトには、「推進パートナー」として3つの団体が協力しています。日本に暮らす子どもの支援に特化し活動する「認定NPO法人キッズドア」と、東南アジアを中心とした地域で活動する日本発祥の国際医療NGO「特定非営利活動法人ジャパンハート」、そして、病気や戦争などを理由に傷を負った子どもたちを、アートを通じた手法で支援する「特定非営利活動法人子供地球基金」です。それぞれが強みを生かし、オルビスとともに子どもたちの未来のために活動しています。

オルビスは、そうした活動の成果のひとつとして、2024年度に3団体に対して合計4,318,917円を寄付したそう。この寄付金には、オルビス製品のユーザーからの17,000件を超えるポイント寄付や、「寄付つき商品」の購入による支援も含まれているといいます。

寄付以外にも、さまざまな取り組みを展開

実はこのプロジェクトでは、今回ご紹介した直接的な寄付以外の取り組みもおこなっています。

たとえば、能登半島地震被災地域の子どもたちに木育を通じた支援活動をおこなう「公益財団法人オイスカ」と開催した、『能登半島おもちゃ広場・つみ木広場』。オルビスが寄付した100万円を活用し、つばき保育園とキッズランドへ木製玩具を寄贈しています。そのほかにも、同保育園で「つみ木広場」を、珠洲市から二次避難をされた方向けに「おもちゃ広場」を開催しました。今回の寄贈と広場の実施は子どもたちの心のケア以外にも、「東北の冬は厳しく外遊びが難しいため、室内でも自然と触れあえるように」という思いも込められているそうです。

そのほかにも、キッズドアの関連施設を借りて、高校生向けのスキンケアレッスンを実施したこともあります。

キッズドアでは、多様な方法で子どもの自立支援をおこなっています。その一環として、オルビスが自分の肌を大切にする方法をレクチャーすることになったのです。最初こそ緊張していた生徒たちも、肌のチェックや洗顔フォームの泡立てをしているうちに、小さな歓声をあげたりスタッフへ質問したりと変化が見られました。また感想を尋ねられると、「話を聴くだけではなく、実際に体験できたことも楽しかった」や「家でもやってみようと思った」といった内容の感想を話をしていたとのこと。

スキンケアレッスンを含め、公式サイトには多様な活動レポートが公開されています。詳しく知りたい方は覗いてみてください。

名前やロゴのペンギンマークに込められた思い

プロジェクト名やロゴに使われているペンギンは、南極の厳しい環境下で生きる動物です。集団で身を寄せ合いながら生活する習性があり、種類によっては、親ペンギンが不在のときに別の大人ペンギンが子どもを守るそうです。オルビスはその姿に感銘を受け、子どもたちの成長をサポートする支援の輪を多く生み出していきたいと考え、現在のプロジェクト名やロゴにしたと話しています。

これからの未来を担う子どもたちがのびのびと夢を描けるように、オルビスのような企業が増えることを願いたいですね。

Reference:
SDGsとは|農林水産省

Text:Yuki Tsuruda

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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