
「気になる10代名鑑」の891人目は、maikaさん(19)。自分の好きなことに自由に挑戦し、ファッションやものづくりを通じて自己表現をしています。将来は「なんでも屋さん」をめざしているというmaikaさんに、活動のテーマや今後の展望など根掘り葉掘り聞いてみました。
maikaを知る5つの質問
Q1. いま、力を入れていることは?
「ファッション関係に興味があって、『面白そう!』と思ったことにはなんでも挑戦しています。
ミシンで服を作ったり、リメイクをしたり、他の子の服づくりのサポートをしたり。パソコンを使った画像・映像の制作や、販売やセレクトの仕事に挑戦することもあります。『できそう』『やってみたい』と感じたことには積極的に取り組むことで、自分の可能性を広げています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「物心ついたころから、絵を描くのが好きで、アート全般にはもともと興味がありました。ファッションに最初から興味を持っていたわけではなかったんです。
でも、高校時代の文化祭や体育祭で、応援団の衣装をデザインから制作まで全部やって、その経験がとても楽しくて。人に頼まれたり褒められたりする喜びも感じましたね。ファッションやものづくりへの興味が増して、『もっといろんなものを作ってみたい!』と思うようになりました」
Q3.どんなことをテーマに活動を行っていますか?
「自分を振り返るようなテーマが多いと思います。もともと泣き虫でメンタルが弱くて、さらに父がアメリカ人であることもあって、幼少期は少し生きづらさを感じていたんです。肌の色が違うというだけで、相手は何気なく言った言葉でも自分には重く感じてしまって、辛い時期もありました。
でも、いまの自分は周りの人たちから受け入れられていると感じていて。小さいころの自分を振り返ると『当時は生きるのに精一杯だったんだな』と思います。だからこそ、自分が幼少期に欲しかったような優しさや守りたい気持ちを込めて、弱虫だった自分を守ってあげられるようなテーマで創作していることが多いです」
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Q4. 活動をする中で、悩みがあれば教えてください。
「頭の中で完璧なイメージが描けているのに、それをカタチにするのが難しく、思うように作れないことが壁だと感じています。完璧主義な部分があるので、理想と現実のギャップに悩むことが多いんです。そんなときは、とりあえず一度作ってみるようにしています。服であれば、人に着てもらうことで違和感を確認して、そこから手直しを重ねることで、徐々に理想に近づけています。
また、自分のスタイルとして、作ったものや好きなものを並べてみると、シンプルだけど子どもっぽい要素が多くて。これは、自分の中に、子ども時代に納得していない部分があるからかなと思っています。大人になったいま、自分自身の子どもに戻りたい気持ちを肯定して、自由に『好き』を表現する自分を受け入れていけるように制作しています」
Q5. 今後の展望は?
「『なんでも屋さん』のような存在になりたいです。やりたいと思ったことに自由に挑戦できる環境をつくり、それを通じて出会った方々に認めてもらえることが目標です。ただ、なんでも屋さんといっても、できる力がなければ誰も頼ってはくれません。だからこそ、ポートフォリオを増やして、人脈を広げながら、信頼される存在をめざしていきたいです」
maikaのプロフィール
年齢:19歳
出身地:東京都
所属:国際基督教大学、keio fashion creator GEN AIBA
趣味:絵を描くこと
特技:絵を描くこと
大切にしている言葉:noは言わない
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Photo:Nanako Araie
Text:Honori Kukimoto