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まるで時間が解ける場所。24時間いつでも駆け込みOKな健康センター【キヨトカナのLOST IN PASSAGES】

まるで時間が解ける場所。24時間いつでも駆け込みOKな健康センター【キヨトカナのLOST IN PASSAGES】

健康は当たり前?

まだ大学生である私にとって、「健康が大事」って言われても正直ピンとこないところがある。💭

でも、高校生の時よりも運動する機会が減ったからか、突然体を動かすと思い通りに動かないことがちらほら。大学も車通学で歩く機会は少ないし、つい最近はバイト中にぎっくり腰になって、自分でもびっくり!(まだ21なのに。。と結構ショックを受けました)

そこから、“健康”が当たり前のものではなくて、意識的に行動を起こさないといけないもののように感じ始めた。

だからこそ、疲れていればいるほど、健康センターの看板に大きく書かれた「温泉」や「漢方」の文字はとっても魅力的に映る。

実は超エンタメ空間

健康センターの楽しみは、ロビーに足を踏み入れた瞬間からはじまる。温泉の匂いやレトロな青いロッカーに、ガチャガチャコーナーなど、たくさんのワクワクが出迎えてくれる。

階段には「1段上がる度に3.2kcal 消費」のポスターが貼られてあって、普段エレベーター使っちゃう私も、階段を使いたくなってしまう🚶‍♀️ ダイエットを意識している私にとって、温泉でリフレッシュした後に階段を登ることが何よりも気分がいい。これぞ、ハッピーダイエット!

普段ダイエットするときは、夜ご飯を抜いたり、朝にひたすら走ったりと極端な方法を選びがちなんだけど、ズボラだからリバウンドもしやすいんだよね。でも、暖かい湯船に浸かりながらダイエットできるなんて、私にとってはベストな方法すぎる!

健康なコンテンツが散りばめられてるこの場所が、おじいちゃんおばあちゃんの憩いの場になってる理由がわかった気がした。「健康センター」ってまさにぴったりの名前なのかも。

中でも、私がいちばん好きなのは、漫画コーナー📚・:*+.

温泉に入っては、漫画を読んでの繰り返しが私のルーティーンになっている。少し古めの漫画も置いてあったりして、「うわ、コレ懐かしい〜」なんて浸りながら楽しめちゃう。

とくに私のお気に入り漫画は 「NANA」。中学生のころは、恋って刺激的だな〜くらいに思っていたのに、大学生になったいま改めて見ると、男の子に振り回されている主人公たちにちょっとムカムカしてしまう。恋愛物語を純粋に楽しめなくなったのは、少し寂しい気もするけれど、これも大人になった証拠だと思うことにしている。漫画を読むと、自分とも向き合える瞬間があって、結構大事な時間だったりする。

大人買いのビンゴ大会

温泉から上がると、大広間が地元の方で賑わっていた。どうやらビンゴ大会が開かれているらしく、おばあちゃん達は1人10枚ほどのビンゴカードをテーブルにズラっと並べて数字とにらめっこしている。枚数の多さに驚くとともに、「これが本当の大人買いってやつか。。!」と格の差を見せつけらた。(笑)

形には残らないけど、周りの人と競いながら「大人買い」する瞬間って、なんだか昔に課金して集めたラブandベリーのカードみたいな楽しさと似てる気がする(笑)。

ビンゴ大会は週に3回くらいのペースで開かれているみたい。私のバイト代ではまだ大人買いをできないから、いつか自分の娯楽のために大人買いしてみたいなあ。

時間を忘れる遊び場

友達と一日遊ぶとなると、「どこで時間潰そうかな?」って考えることが多い。カラオケや漫画喫茶は時間で料金が決まってるし、カフェもそんなに長居はできない。都市部だと、「席のご利用は60分まで」と書かれた注意書きがあったりして、友達との会話も思う十分楽しめないこともある。

一方で健康センターでは、「長居歓迎」のコンテンツがぎっしり詰まっている。漫画コーナーには読み切れないほどの本があって、大広間のカラオケは1曲200円で何度でも歌える。さらに、24時間営業だから、休憩スペースで睡眠を取ることもできる。入館料のみで時間を気にせず長居できるなんて、学生にとってはたまらないオアシスである。

時間に追われがちな日常だからこそ、ここはまるで「時間が解ける場所」。

大きな施設だから維持が大変そうだな、とちょっと心配になるけれど、このゆったりした健康センターがいつまでもここにあってくれるといいな。

今回訪れたのは…

湯乃泉 東名厚木健康センター

広々とした敷地内に建つここは、温泉好きにとってまさに癒しの宝庫。温泉施設はもちろん、リラクゼーションスペースや食事処まで充実しており、一日中楽しむことができる。

お手頃な料金で心身をリフレッシュできるのが魅力で、地元の常連客から観光客まで多くの人に愛される場所。

住所:神奈川県厚木市岡田3丁目17−10
営業時間:10:00-翌朝9:00
定休日:なし

キヨトカナのプロフィール

東京のはずれにある大学に、実家の車で通う大学3年生。
キャンプと銭湯、愛犬のLINEスタンプづくりが趣味。音楽を聴きながら散歩するのが最高の癒しで、髪色は月に2回はチェンジする

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https://steenz.jp/20002/

Text:Kana Kiyoto
Direction:Yukiho Wakao

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