レコードとの出会い
これまでずっと、レコードは音楽を「聴く」ためだけのものだと思っていた。
今はスマホさえあれば、どこにいても世界中の音楽が聴けるし、イヤホンをつければ自分だけの空間がすぐにできちゃうよね。だから、正直レコードって「昔のもの」って感じがして、自分とはあまり関係ない存在に思ってたの。
でも、最近大好きなバンド『yonawo』が、ライブ記念版のレコードを出したときに、なんだか心がビビッときちゃった!ジャケットのデザインがすごく素敵で、その大きなサイズ感もどこか魅力的に感じて。
レコードって「聴く」だけじゃなくて、眺めたり飾ったり、他にも楽しめる要素がたくさんあるんだなって気づいたの。そんなレコードの新しい魅力に出会える素敵なレコード屋さんを見つけたから、みんなにもシェアするね👀
タイムマシーン?レコードの宝庫
調布駅から歩いて7分のところにあるレコード屋「タイムマシーン」⏱
小さなお店だけど、中に入ると、棚から壁までレコードがびっしり!手書きのラベルでジャンルやアーティストごとに分けられているから、ごちゃごちゃしてるのに不思議と整頓されている感じがする。
ここには、時代も国もバラバラなレコードが集まっていて、本当にタイムトラベルしてるみたい。
数えきれないほどのレコードが並んでいるから、一日じゃ見切れなくて、つい何度も通いたくなっちゃう。訪れるたびに新しい発見がある、そんな魅力がこのお店には詰まってるのです!
ノイズもウェルカム!
私が普段音楽を聴く時は、断然イヤホン派。音楽の世界にどっぷりと浸かりたいから、周りの生活音なんかを消してくれるノイズキャンセリングも愛用しちゃうのよね〜。
対照的に、レコードから流れる音楽は全然違う。頭の中で音楽を独り占めするんじゃなくて、ふわっと空気間全体に溶け込んでいく感じ。曲だけじゃなく、その空間すべてが音楽で彩られる感じは、それはそれで特別な魅力がある。
友達の話し声や、遠くで聞こえる車の音、グラスがぶつかる音🥂。。そんな日常の音が一緒に溶け込んで、目の前の風景と音楽が一体になってく感じ私は好き。
レコードを聴くと、ただその曲を覚えているだけじゃなく、そのときの思い出が一緒に蘇るような、そんな気がするんだよね。
レコードのジャケットも十人十色
「何だこのポーズ、面白い!」思わず手に取っちゃったのは、どこかのシンガーが内股ポーズでギターを持ってるレコード。
このポーズ1周回ってなんか癖になるかも、可愛い。(笑)お洒落なジャケ写だけじゃなくて、今の私たちの感覚とは違う、変わったデザインもあって、見てて飽きない( ≖ᴗ≖)これはジャケットの写真だけで買いたくなってしまう気持ちもわかる気がする。。。
レコードを見ていると、スマホの音楽アプリなんかで曲を聞くときの、音楽のジャケットは小さく感じる。
レコードのジャケットはとにかく大きい。この315mm×315mmという広々としたキャンバスに、アーティストが自分の音楽の世界観を思いっきり表現できるのはワクワクするだろうな〜と思うと、その頃の彼らをちょっと羨ましくなる。
音楽アプリは便利で良いけど、レコードみたいに大きなジャケットで表現できる機会が少なくなっちゃうのかもって考えると、ちょっと寂しいよね。
レコードでタイムスリップ
お揃いのチェック柄で決めた『チェッカーズ』のジャケットは、私にとっては特別な思い出がある。
わたしの高校は、ハロウィンの日にはほとんどの生徒が仮装をして授業を受けるような、少し変わった高校で。他の子と被りたくなくて、あえて昔の流行を探してたどり着いたのが、『チェッカーズ』のチェック柄の仮装🎃
ポップなチェック柄は彼らのファッションアイコン。当時のファンや若者は彼らを真似てチェック柄の服を取り入れるようになったんだって!音楽だけじゃなくて、その頃のファッションのトレンドも巻き込んじゃうなんてすごい影響力だなぁ。
レコードを手に取ると、その時代のファッションや音楽の雰囲気がギュッと詰まっていて、見るだけでその時代の景色が浮かんでくる。まさに、ジャケットがタイムマシーンなのかも?
レコードの世界に足を踏み入れて
レコードは少しずつ劣化していくし、今では新しく生産されることも少ない。だからこそ、今の私たちが新しい魅力を見つけて楽しめるのは素敵なことだよね。あのお店で見つけた古いレコードは、誰がどんな目的で手にするんだろう。そんな事考えてたら、わくわくしちゃう!
「聴く」だけじゃないレコードの魅力を知ったら、きっとあっという間に虜になっちゃうかもね🤫
今回訪れたのは…
タイムマシーン
黄色い壁に青い屋根が特徴なレコード屋さん。様々な年代やジャンルのレコードがズラっと並んだ店内が特徴。揃訪れるたびにまるでタイムマシーンのように色々な時代を楽しめるレコード屋です。
住所:東京都調布市布田1丁目1−1−3 調布安田ビル
営業時間:12:00~22:00
定休日:なし
キヨトカナのプロフィール
東京のはずれにある大学に、実家の車で通う大学3年生。
キャンプと銭湯、愛犬のLINEスタンプづくりが趣味。音楽を聴きながら散歩するのが最高の癒しで、髪色は月に2回はチェンジする
Text:Kana Kiyoto
Direction:Yukiho Wakao