「気になる10代名鑑」の798人目は、ゆづるさん(18)。小学5年生からドラムを始め、現在は3人組ロックバンド『The Bright Light』でドラムを担当しているほか、サポートドラマーとしても活動しています。音楽好きな父に大きな影響を受けたと話すゆづるさんに、活動を始めたきっかけや今後の目標について聞いてみました。
ゆづるを知る5つの質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「3ピースロックバンド『The Bright Light』でドラムを叩いています。それとは別に、最近では『ザ・ヒーローズ』など、いくつかのバンドで、サポートドラマーとしての活動も始めました。
ドラムは小学5年生から始めて、いまは高校の軽音学部でもドラムを叩いています。『The Bright Light』は中学3年生のときに組んだバンドなので、もう3年くらい活動していますね」
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「小さいころ、習いごとをいろいろやって、転々としていたんですけど、唯一長く続けていたのが体操でした。家の近くに教室があって、2、3年通っていたんですけど、あるとき、腰に先天性の病気が見つかって、続けられなくなっちゃったんです。
そんなとき、父がドラムを勧めてくれたことがきっかけです。もともと父は音楽好きで、よく車で音楽を流していたんですけど、僕がそれを聴きながら手でリズムを取っていたらしく、向いているかもって思ったみたいです。
それまでは全然音楽に興味がなかったんですけど、やっていくうちにどんどんのめりこんでいきました」
Q3. 自身の活動で影響を受けたものはありますか?
「やっぱり父の存在は大きいです。
普段は洋楽を聴くことが多いんですけど、それは父の影響です。初めてドラムで練習したのも王道のアメリカンロックの曲だったし、『本気でドラムをやろう!』って決意したのも、父が車で流していたNirvanaの『Smells Like Teen Spirit』に衝撃を受けたことがきっかけだったし。
父自身、昔バンドでベースをやっていたということもあって、『The Bright Light』の結成時には、リハーサルスタジオの使い方から、ライブハウスの出演方法まで、本当にいろんなことを教えてもらいました。
いまでも、ときどきライブに来てくれて、辛口コメントを残していきます(笑)」
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Q4. これまでに印象的だった出会いは?
「『The Bright Light』のメンバーとの出会いです。
ふたりともキャラがめっちゃ濃いんです。ギターボーカルは僕より3つ上、ベースもひとつ上で、年齢も離れているし、人間的には本当にバラバラで。だから喧嘩もするんですけど、不思議と音楽的な感覚は合うんです。
スタジオに入って、3人で意見を出し合いながら音楽を作っていく時間は、本当に刺激的だし、これだけ性格が違うのに3年続いてきたってことは、やっぱり何か縁みたいなものがあるのかなって思っています」
Q5. 今後の展望は?
「このバンドで武道館に立ちたいし、大きな野外ロックフェスにも出たいです! そのためには、まず地道にファンを増やしていくことが目標ですね。よくライブに来てくれるお客さんがいるんですけど、その人たちの存在が原動力になっています。これまでは割と年上の方が応援してくれることが多かったんですけど、最近では、ライブに来てくれる若い人たちもちょっとずつ増えてきていて。
それに、同世代にかっこいいロックバンドが出てきているっていう実感もあります。数年後、そんなかっこいいバンドと一緒に、ロック・リバイバルを起こしたいし、その中心でありたいと思っています」
ゆづるのプロフィール
年齢:18歳
出身地:千葉県成田市
所属:The Bright Light、ザ・ヒーローズ
趣味:音楽を聴く
特技:ドラム
大切にしている言葉:やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。
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Photo:Nanako Araie
Text:Fuka Hagai