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いつか父を超える起業家になる。学生が運営するラジオ番組のキャスティングディレクター【かっちゃん・19歳】

いつか父を超える起業家になる。学生が運営するラジオ番組のキャスティングディレクター【かっちゃん・19歳】

「気になる10代名鑑」の773人目は、かっちゃんさん(19)。就活に関するラジオ番組のキャスティングディレクターとして運営に携わっています。かっちゃんに、活動のきっかけや将来の展望を、根ほり葉ほり伺いました。

かっちゃんを知る5つの質問

Q1. いま、力を注いでいることは何ですか?

法政大学に通いながら、渋谷にあるShibuyaCross-FMで、『脱力就活』というラジオ番組の運営に携わっています。これから就活を始める学生に向けた番組で、MCにインフルエンサーを招いて、週替わりで、企業や社会人の方と就活について話してもらっています。

大学生が制作する就活メディアとして、学生やリスナーにとって身近な存在と思ってもらいたくて。僕自身、キャスティングディレクターという役職で、番組に出演いただきたい企業に対して、オファーをしたり、出演までの連絡をしたりしています」

Q2. 活動を始めたきっかけは?

「大学に入学したころ、いまの代表が授業中に「就活に関するラジオ活動をやろうと思っています」っていう内容の登壇をいていたことがきっかけです。

高校3年間、サッカーひと筋の生活を送っていて、サッカー以外に自分の強みやアピールできることが見つからなくて……。だからこそ、大学に入学したら、新しいことにチャレンジしようと決めていました。『脱力就活』の話を聞いたときに、『これはやるしかない!』『このチャンスに飛び込んでみよう!』と思って、運営に参加させてもらいました。

就活とかメディア運営に興味があったというよりも、直感的に選んだ感じがします。いまは、本気で取り組めるこの活動に、誇りとやりがい感じています。あのときの選択は間違ってなかったです」

Q3. 活動をするうえで意識していることは?

どうやってコミュニケーションをとっていくかを考えながら活動していくことです。仲間と一緒に活動するなかで、みんなが話しやすくてアイデアを出しやすい空間が大切だと思っているんです。

大学生って、バイトとか、インターンとか、何かと忙しくて、活動のために集まる時間も限られていて。短い時間だと、つい効率を求めて、堅苦しくなっちゃうときがあって……。

だからこそ、学年が違う中でも、お互いが気を使いすぎずに、居心地のいい関係でいられるように意識しながらコミュニケーションをとっています。

例えば、活動と関係のない趣味や恋愛の話をしてみたり、タイミングが合えばごはんに誘ってみたり。チームの中でもそういうコミュニケーションを積極的にとるようにして、風通しのいい、何でも話せる関係性をつくっていきたいです」

Q4. 活動するうえでの悩みは?

友達と一緒に活動をしているので、友人関係と活動の線引が曖昧だったり、役割分担が難しいと感じることがありました。実際、すぐに返信が欲しいとき、連絡手段をSlackにするのか、それともLIEのほうがいいのか、はたまた電話にするのか、悩むときもあります。

プライベートと活動、そのバランスをどうとっていけばいいのか。友達のことを大切にしたいからこそ、ビジネスパートナーみたいな関係だけになってしまったら、個人的にすごく悲しいので。友達は友達でいたいって思います」

Q5. 今後の展望は?

父が会社を経営しているのですが、いつかは起業をして、父を超えるような会社をつくりたいです。あとは、大好きな仲間たちと一緒に働いていきたい。

父の働いている姿や家族を大切にしてくれているところがすごく誇らしくて、尊敬しています。どんな形かはわからないんですけど、そんな父をいつか超えていきたいと思うんです。

あとは、人の意見を汲み取ってそれを形にしながら、仲間や友達、みんなで会社を積み上げていきたいと思っています。活動をしている中で、言いたいことがちゃんと言えない組織が増えていると感じるからこそ、意見が言いやすい会社をつくっていきたいです」

かっちゃんのプロフィール

年齢:19歳
出身地:熊本県熊本市東区
所属:法政大学、脱力就活製作委員会
趣味:カラオケ、ボウリング、ダーツ、ドラマ鑑賞、推し活
特技:サッカー、カラオケ
大切にしている言葉:常に考えろ

かっちゃんのSNS

★Instagram

Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano

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Serina Hirano

エディター/ライター

東京と静岡の二拠点生活。現代を懸命に生きている若者を応援するため、フパラレルワーカーとして活躍中。インタビュー記事を基点とし、学生やスターアップ企業、まちづくりまで幅広く活動しています。ライター兼ディレクターとして、2024年からsteenzに携わる。

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