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『GOLDEN WEEK』のドラマー。みんなに勇気を与えられるような、消費されない音楽をめざす【筧雪乃丞・18歳】

『GOLDEN WEEK』のドラマー。みんなに勇気を与えられるような、消費されない音楽をめざす【筧雪乃丞・18歳】

「気になる10代名鑑」の801人目は、かけひ雪乃丞さん(18)。中学・高校では吹奏楽部に所属し、現在は音大でクラシックを学びながら、バンド活動をおこなっています。クラシックとバンド、どちらもそれぞれの魅力を感じているという筧さんに、活動に対する思いや、将来の展望について、聞いてみました。

筧雪乃丞を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。

『GOLDEN WEEK』というバンドでドラムを担当しています。ドラムを始めたのは、幼稚園のとき。家族に連れられて行った氷室京介さんの武道館のライブで、ドラムに感銘を受けたんです。

中学と高校では吹奏楽部で打楽器を担当して、そこからクラシック音楽が大好きになりました。いまは大学でクラシックを中心に、打楽器演奏を学んでいるんですが、あまりドラムを演奏する機会がなくなってしまったのと、クラシック以外の音楽もやりたいと思って、バンド活動に参加しました。

バンドでは、ドラム以外に、スケジュールなどを担当したり、出演できそうなイベントを見つけたりするマネジメントも担当しています」

 

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Q2. どんなことをテーマに活動していますか?

『消費されない音楽』を奏でることです。SNSで一瞬流行して、すぐ消えてしまう……そんな音楽じゃなくて、ずっと長く聴いてもらえるような、そんな音楽をめざしています。

これは、僕の考え方がクラシックに影響されているからだと思うんですが、何十年、何百年と、ずっと続くような音楽に憧れていて。

だからこそ、バンドでも、長く愛され続ける曲と、自分たちをずっと好きでいてくれるファンができるように、努力しています」

Q3. 活動していて、最も楽しいことは?

やっぱり、演奏するのは楽しいです。クラシックを中心に演奏する大学での演奏も、バンドでのドラムの演奏も、違った面白さがそれぞれあると感じてますね。

クラシックの分野では、楽譜がちゃんとあって、それを誰が演奏するか、どのように演奏するかという部分に重きが置かれていて。曲の展開の面白さとか、時代背景を通じて演奏をつくっていく感覚です。

一方で、バンドの音楽は、すごく自由で、ライブで盛り上がることや聞いていて心が高ぶることに重きが置いていると感じていて。

正反対みたいな音楽のジャンルだけど、互いに学んだことや感じたことが関わったり、影響しあったりするところもあって、本当に面白いです」

 

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Q4. 活動をする中で、つらいことはありますか?

音楽をつくる中で、理想型になかなか追いつけないことです。

大学でも、まわりはみんなすごく高い技術を持っていて、自分の実力が足りていないことに焦る気持ちもあります。

でもそんなときは、自分のことをぎりぎりまで信じて、いい演奏になるように取り組むことにしています。バンドのメンバーや先生方の助けも借りながら、努力して、いい音楽をつくろうと頑張っています」

Q5. 将来の展望は?

「僕自身、考えすぎてしまったり、気を使いすぎてしまったりする性格のせいで、落ち込むこともあります。でもそんなとき、いつも救ってくれるのは音楽なんです。救われた経験がたくさんあります。

いつか、自分たちがつくった音楽で、誰かのやる気につながればいいなと思っています。バンドのメンバーのかいじとじんたろーと一緒なら、そんな音楽がつくれると感じています。

クラシックの分野でも、毎日、先生方からたくさんのことを学んでます。バンドとクラシック、どちらも楽しみながら、音楽を続けていきたいです」

筧雪乃丞のプロフィール

年齢:18歳
出身地:福井県坂井市春江町
所属:武蔵野音楽大学、GOLDEN WEEK
趣味・特技:漫画・ゲーム
大切にしている言葉:やりたいこと全部やる

筧雪乃丞のSNS

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Photo:Nanako Araie
Text:Koyuki Michishita

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Koyuki Michishita

ライター

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