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この夏はアートの夏にしない?8月開催の気になるアート展示をご紹介【Steenz Breaking News】

この夏はアートの夏にしない?8月開催の気になるアート展示をご紹介【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、この夏、ぜひチェックしておきたい、注目のアートスポットをご紹介します。

アート目的のショートトリップもいいんじゃない?

夏休みの予定がまだ決まってない!という人にぜひおすすめしたいのが、少し離れたところでおこなわれているアートの展示を見に行くこと。非日常を手軽に味わえるうえに、ちょっとした価値観の変化も起こって、特別な時間になるはずです。この夏、行ってみたいアートをチェックしましょう。

葛西臨海水族園・葛西臨海公園「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」

2024年8月2日(金)~18日(日)に、葛西臨海水族園・葛西臨海公園で開催されるのが「海とつながる。アートをめぐる。―Harmony with Nature―」です。海と深いつながりをもってきた地域である葛西エリア。その歴史を背景に、葛西臨海水族園では「海とつながる」をテーマに、葛西臨海公園では「アートをめぐる」をテーマにした演出がおこなわれています。

葛西臨海水族園の「空の広場」では、水族園の象徴であるガラスドームをミストが包み込む幻想的な演出が、9:30~17:00の間、15分間隔で行われます。約2分半、まるで海とつながったかのような世界を楽しめます。

さらに8月11日(日)から14日(水)の期間は、「Night of Wonder」と題して、20:00まで開園しており(最終入園は19:00)、水槽の照明を消して、魚たちと一緒に夜を迎える特別イベントもおこなわれます。(強風の場合、演出が中止になる場合があります)

また東京湾を見渡せるクリスタルビューでは、「蜷川実花 with EiM」による、多様な光をまとう花やクリスタルによる演出である「Garden of Sky(空の庭園)」を見ることもできます。さらに4万本が咲くひまわり畑では、落合陽一氏、河瀨直美氏、平子雄一氏の作品が、新たな景色を生み出しています。

期間中の土日祝と「Night of Wonder」の開催時には、キッチンカーの出店もあるので、ピクニック気分で楽しんでください。

三重のリゾート施設「VISON(ヴィソン)」では幻想的な「月の神さまと不思議なまつり」

三重県にある日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」では、初のライトアップショウ「月の神さまと不思議なまつり」が、7月20日(土)から1年間の期間限定で実施されています。イルミネーション体験するためのチケット購入は、なんと「月占い」からスタート。スマホで自分の生まれた「月相色」を占い、それに合わせたイルミネーションチケットを購入します。

イルミネーションの所定のスポットでイルミネーションチケットをかざすと、自分の月相色にあわせて光が変化。それぞれの光りを楽しむ、インタラクティブな演出になっています。ミスト噴射の中、立体音響と連動した光の柱が、オーケストラを奏でるように同期したり、光の柱が収束して大きなやぐらを形成したり……そのダイナミックな演出は、没入感満載です。

食に力を入れているリゾートなので、月にちなんだオリジナルフードやスイーツ、ドリンクも豊富に取りそろえています。こちらでも幻想的なライトの演出が行われるので、それを眺めながら、自分の月相にちなんだドリンクやフードを味わうのもよさそうです。

京都岡崎「GALLERY EN」で開催される若手アーティストの展示

《Rose Garden of Light Ⅲ》キャンバスに油彩、アクリル / 72.7×72.7cm / 2024

京都岡崎の蔦屋書店 GALLERY ENでは、2024年8月20日(火)まで、若手アーティスト・高橋果歩による個展「光の庭」が開催されています。

2024年に京都市立芸術大学大学院の修士課程を卒業したばかりの高橋さんは、3年前から継続的に観察しているという京都府立植物園のバラを描いた「Rose Garden of Light」シリーズに取り組んでいます。

「光と色彩、モノがひとつであることとそれらが一体となって包まれるような感覚を表すことに取り組んだ作品を展示しています」という高橋さんのコメントどおり、透明感あふれる光と色が画面いっぱいに広がります。

京都国立近代美術館や京都市京セラ美術館といった、アートスポットの多い京都岡崎エリアでの開催、さらに立ち寄りやすい書店での展示なので、散策ついでに気軽に訪ねてみたいですね。

アートを見に行ってみよう!

夏休みのタイミングに合わせて、各地で開催されるアート展示。そこまでの道のりもちょっとした非日常で、夏の思い出になるはず。ひとりで行くもよし、誰かを誘うもよし。ぜひ、気軽に行ってみてくださいね。

TextItsuki Tanaka

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Itsuki Tanaka

ライター

フリーランスのライター。食、農、環境領域 /博物館好き/コーヒー、アイス、チョコも好き。

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