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メダル候補も多数!パリオリンピックで注目するべきアフリカの選手【Steenz Breaking News】

メダル候補も多数!パリオリンピックで注目するべきアフリカの選手【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、現在開催中のパリオリンピックで注目されているアフリカの国々や選手について、アフリカ在住ライターの視点から、ご紹介します。

オリンピックは世界の国々について知るいい機会!

パリオリンピックが開会しましたね! 夏季五輪としては初となる、スタジアム以外での開会式となった、セーヌ川での開会式も大きな話題を呼びましたし、日本の代表選手をはじめ、アスリートたちの活躍に、胸を打たれたという人も多いはず。

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世界中からアスリートが集まるオリンピックは、いままで知る機会がなかった国を発見したり、さまざまな地域や国がもつ文化の新たな一面に気づいたりする、絶好の機会でもあります。

そこで今回は、筆者が生活をするアフリカをキーワードに、パリオリンピックの注目ポイントを見ていきましょう。

色鮮やかさが印象的なアフリカ各国のユニフォーム

開会式では、アフリカの国々の色鮮やかなユニフォームが気になったというもいるのではないでしょうか。

例えばガーナの選手団は、伝統美あふれる衣装とアクセサリーを身につけて登場し、西アフリカの伝統布の魅力を世界に発信していました。

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また、コートジボワールの選手団は、国旗のオレンジと緑をテーマとし、伝統的な生地を組み合わせた、ファッショナブルな衣装で登場しました。

アフリカ各国の金メダル候補をチェックしよう

続いて、日本とも対戦予定がある、アフリカ注目国について、ご紹介していきます。

7月26日時点で日本と対戦することが決定しているのは、男子サッカーのマリと、女子サッカーのナイジェリア、そしてバレーボール女子のケニアです。マリとナイジェリアをはじめ、エジプト、モロッコ、アルジェリア、コートジボワールといったアフリカの国々は、サッカーのワールドカップで常連といえる強豪国で、その活躍には目が離せません。

金メダル獲得を期待されている選手も多くいます。女子陸上競技では、ケニア出身のフェイス・キエピゴン選手に期待が集まります。なんと、4つの世界記録を樹立しており、1500メートル競走では金メダル候補のひとりとして知られています。

自転車タイムトライアルとロードレースには、エリトリア出身のビニアム・ギルマイが、存在感を発揮しています。今年の「ツール・ド・フランス」おいて、黒人選手として初めてステージ優勝を果たした、注目のトップアスリートです。273kmに及ぶ過酷なロードレースでも、活躍が期待されています。

バスケットボールでは、ナイジェリア代表と南スーダン代表の活躍が期待されています。アメリカと対戦予定の南スーダンは、世界で最も平均身長が高い部族として知られるディンガ族を擁する国で、チーム平均身長も高く、多くの優秀な選手を輩出しています。

意外な競技に多い?アフリカの選手たち

続いて、多くのアフリカの国々から選手が輩出されている、ちょっと意外な競技を紹介します。それは柔道です。ベナン共和国、ブルキナファソ、カーボベルデ、カメルーン、中央アフリカ共和国、コートジボワール、ジブチ、ガボン、ガンビア、ギニアビサウ、サントメプリンシペ、シエラレオネ等、数多くの国から、柔道の代表選手が輩出されています。

柔道を通して、新たなアフリカの国に出会うかもしれませんね。

また、あまり聞き慣れない国としては、カヌー・スラローム代表に、マダガスカル付近に位置する小さな島、コモロから、アンディ・バラト選手が出場します。その広大な自然を生かして磨かれたテクニックで、活躍が期待されているのです。

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またオリンピックでは、「難民選手団」と呼ばれる、紛争や迫害によって故郷を追われたアスリートによって構成されるチームがあります。今年は過去最大の36人が難民選手団に選出されており、世界に1億人以上いる難民の代表として、国際的なオリンピックの舞台に立ちます。

難民選手団にはアフリカ出身の選手も含まれています。ボクシングにはカメルーン出身のシンディ・ヌガンバ選手や、射撃には、エリトリア出身のルナ・ソロモン選手とハブトム・アマニエル選手が出場します。

今年のオリンピックはアフリカの選手にも注目

どんなスポーツでも、国際大会となれば、金銭面での負担が大きくなるもの。今回、ご紹介したアフリカ出身の選手たちの中にも、経済的に苦しい環境で生まれ育った人もいます。そんな中、逆境を乗り越え、世界的な舞台で躍動する選手を見て、そのひとりひとりの背景を知れることで、オリンピックをより楽しむことができるかもしれません。

日本選手の活躍ばかりに注目せず、パリオリンピックでは、ぜひアフリカ選手も応援してみませんか。

TextHao Kanayama

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Hao Kanayama

ライター

16歳、初アフリカ大陸上陸。19歳、アフリカ10か国放浪。20歳、ウガンダ移住。ウガンダの現地の会社とNGOの職員として、ストリートチルドレン、シングルマザー、薬物中毒者、孤児の支援を行う。不条理で不都合な世界だけど、その先にある希望を求めて歩き続ける、アフリカの人々の暮らしをわたしの目線から伝え続けたい。少数民族と木登りとテクノがスキ。

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