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福祉実験カンパニーが仕掛けるアート展「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」が8月10日より開催【Steenz Breaking News】

福祉実験カンパニーが仕掛けるアート展「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」が8月10日より開催【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、8月10日より開催されるヘラルボニーのアート展「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」についてご紹介します。

世界の異彩が集うアート展「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」

アートを起点に新たな価値や文化の創造をめざす福祉実験カンパニー、「ヘラルボニー」。知的障害を中心とした提携作家の2,000点を越すアートデータのライセンスビジネスや異彩作家たちのアートを落とし込んだブランド「HERALBONY」の運営や、行政とのコラボレーション、企業向けのダイバーシティ研修プログラムなど、さまざまな事業をおこなっている企業です。こうした事業を通じて「障害」のイメージを変え、80億人の異彩が、ありのままに生きる社会の実現をめざしています。

今回ご紹介する「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」は、ヘラルボニーが新たに創設した国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」にて選出された、総勢58名による作家による62点の作品が、一堂に展示するアート展です。

グランプリ受賞作品など、世界の異彩作家58名の作品を展示

世界28か国・924名の異彩アーティストから、応募総数1,973点の作品が集まったこのアワード。厳正な審査のもと、グランプリ1作品が選出されました。

グランプリ作品:浅野春香「ヒョウカ」

20歳で統合失調症を発症し、闘病を続けながら、29歳より本格的に絵を描き始めたという作者。「評価されたい」という作家の純粋な感情から生まれた作品で、満月の夜の珊瑚の産卵をテーマに、切り広げた米袋に満点の星空や宇宙、満月などのモチーフが緻密に描かれています。

また、グランプリ以外にも、ゴールドスポンサー企業のサービス・プロダクト・事業などに作品が採用される「企業賞」や、4名の審査員がそれぞれ独自の視点で作品を選出する「審査員特別賞」が設けられました。

JR東日本賞:岩瀬 俊一「インドネシアの影絵」

トヨタ自動車賞:澁田 大輔「クジラの群れ」

オープニングイベントにも注目!

展覧会初日の8月10日には、グランプリ受賞作家・浅野春香さんをはじめ、審査員をつとめた黒澤浩美さん、クリスチャン・バーストさんらによるオープニングトークや、公開アート制作、アートクルーズなどが実施されるオープニングイベントも開催予定。また会期中には、スペシャル音声コンテンツや、受賞作品のポストカードプレゼントなど、特典も用意されています。

この夏、アート巡りをしたい人には、うってつけの展示会です。

障害のイメージを変えるその日まで

ヘラルボニーがめざす最終地点は、「障害のイメージを変えること」。ダイバーシティが高らかにうたわれるいま、障害や福祉について、わたしたちひとりひとりが向き合い、思いをめぐらせてみませんか。

「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」概要

会場:三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン
住所:東京都千代田区丸の内1-3-2
日程: 2024年8月10日(土)〜 9月22日(日)
URL:https://artprize.heralbony.jp/

Text:kagari

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Kagari

ライター/エシカル・コンシェルジュ

フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通して、世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、ソーシャルグッドに関連する記事を執筆。都会暮らしからはじめるエシカルな暮らしを実践中。 Twitter:@ka_ga_r_i Instagram:@kagari_ethicallifejapan

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