「気になる10代名鑑」の732人目は、愛栞さん(19)。服飾の専門学校に通いながら、独創的なハンドメイドの作品を製作・販売しています。「こだわりは、自分の感性を大事にすること」と語る愛栞さんに、活動をはじめたきっかけや将来の夢について聞いてみました。
愛栞を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れていることは?
「ハンドメイドのバッグをメインに、小物やアクセサリー、リメイクアイテムなどを製作して、それを販売をしています。
文化服装学院に通っているので、課題がたくさん出るのですが、その合間を縫って製作をしていて。集中しているときは、1日中、作品づくりに没頭してしまうこともあります。毎日、朝から晩まで、熱中して取り組んでいた時期もありました。
いつか、自分でゼロから服をつくることにも挑戦するつもりです」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「高校生のときに、あまりこれといってやりたいことが見つからなくて。それまでまったくものづくりをしたことがなかったんですけど、とにかく刺激が多い環境にいってみたい!っていう気持ちから、興味があった服飾が学べる学校に入ったんです。
最初に授業でミシンを使ったときに、けっこう楽しいなって思って。そこから少しずつ作品をつくるようになりました。去年の冬には、ついに自分用のミシンを買いました。学校以外でも作品を作れるようになったので、もっと没頭できる環境になりましたね」
Q3. どんなことをテーマにして、活動をおこなっていますか?
「一貫したテーマはとくに決めていなくて。『つくってみたいな』って思ったら、思いついたままにつくることを大切にしています。つくるアイテムもデザインも、何かに縛られたりしないで、感覚とか直感のままに決めているんです。逆に、外部からはなるべく情報やアイディアを取り入れないようにしています。そうするほうが、自分の感性にもっとこだわれるんじゃないかなって。
わたしの好きなものを発信して、それに誰がが共感してくれて、いいなと思って購入してくれている人たちがいてくれて。わたしの好きなものを好きでいてくれる人たちを、何よりも大切にしたいです」
Q4. 活動する中で、印象的だった出来事は?
「作品の販売をするときにSNSを使っているのですが、画面の向こう側の人とつながることができたとき、すごく嬉しかったです。
たまたま、わたしがTikTokでずっと見ていた人が、わたしの作品を見つけてくれて。そこからその人とつながることができたんです。自分のつくったものがいろんな人とつながるきっかけになれるんだと思って、すごく感慨深かったですね」
Q5. 将来の展望は?
「やりたいことがずっとある人生を送ること!
卒業後も就職せず、フリーランスとして活動していきたいなと思っています。わたしのやりたいことをやれるだけやって、自分の得意なことを伸ばしていくような生き方がいちばんの理想。このまま作品の制作は続けていきたくて、来年からはもっと時間が取れるような学科に転科する予定です」
愛栞のプロフィール
年齢:19歳
出身地:広島県尾道市
所属:文化服装学院流通科
趣味:音楽鑑賞
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Photo:Eri Miura
Text:Mao Kawasaki