「気になる10代名鑑」の710人目は、楓さん(18)。176cmという身長を武器に、世界のファッションシーンで活躍するモデルをめざして活動をしています。もともとは長身がコンプレックスだったと語る楓さんに、モデルを志したきっかけや大切にしていることについて聞いてみました。
楓を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れていることを教えてください。
「モデルとしての表現活動に力を入れています。いまは体づくりやウォーキングレッスンなど、基礎的なことを勉強しています。目標はランウェイモデルとして、世界のファッションシーンで活躍すること。高い目標ではありますが、わたしだからできる表現を見つけて地道に頑張っていきたいです
あとは、文化服装学院に通っていて、ファッションについての勉強もしています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「モデルをめざすようになったのは、コンプレックスを武器に変えたいと思ったから。身長が176cmあって、背の順で並ぶと、男の子よりも高いこともあって。当時は『スタイルいいね』と褒めてもらっても、素直に受け入れることができなくて……。あと、鋭い目つきもずっと嫌で、中学のときまではずっとコンプレックスを感じていました。
そこから高校生になって、将来について本気で考えたときに、もともと興味があったファッションに携わる仕事をしたい思って。自分の強みを生かすとしたら、この身長や顔立ちなのかなと思えるようになったんです。服づくりをしてきたわけじゃないけど、作り手の気持ちが表現するモデルになりたいと思いました。それで、地元・岩手県から上京して、文化服装学院に進学することを決意しました」
Q3. どんなことを大切にして活動していますか?
「ランウェイを歩くときのテーマは、悪党や悪者という意味の『ヴィラン』です。これは、わたしの鋭さを表現する言葉だと思っているんです。
モデルの世界は、たった数十秒で判断されることがほとんど。短い時間でいかに自分の世界観を見せることができるかが重要だと感じています。だから、この鋭い目つきや身長を存分に生かしたいと思っていて。冨永愛さんのような、強さを表現できるモデルになりたいと思っています」
Q4. 自分にとって大切なものは?
「バスケットボールです。小学校3年生から高校を卒業するまで、11年間、ずっとバスケをやってきました。何かと本気で向き合う姿勢や、やり抜くことの大切さ、チームワークなど、バスケのおかげで人間力が磨かれたと思っています。
特別、運動神経がいいわけではなかったので、振り返ればつらいことのほうが多かったけど、逃げずに戦い抜いたことで、いまのわたしがあると思っています。当時、コーチからもらった言葉は、いまでも大切にしています」
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Q5. 今後の展望は?
「海外のランウェイで歩けるモデルになるために、まずは、いまできるレッスンを地道に頑張ります。オーディションで他のモデルさんと自分を比べてしまって落ち込むこともあるけど、わたしだからできる表現を見つけていきたいです。
また、学校でも作品撮りや学生主体のファッションショーが積極的におこなわれているので、いろんな人とつながりながら、そういった機会にもチャレンジしていきたいと思っています」
楓のプロフィール
年齢:18歳
出身地:岩手県一関市
所属:文化服装学院 ファッション流通科
趣味:ウィンドウショッピング
特技:バスケットボール
大切にしている言葉:歩みは遅くとも確実に一歩ずつ
楓のSNS
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Photo:Nanako Araie
Text:Ayuka Moriya