世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、東京シティビューで行われる「創刊50周年記念 花とゆめ展」をご紹介します。
連載中の作品も不朽の名作も！原画が展示される「創刊50周年記念 花とゆめ展」
💡『花とゆめ』とは？
1974年5月創刊。毎月5日・20日に発行。コミック界をリードする話題作ぞろいの個性派コミック誌として、「ガラスの仮面」「パタリロ！」「動物のお医者さん」「ぼくの地球を守って」「赤ちゃんと僕」「フルーツバスケット」「花ざかりの君たちへ」「暁のヨナ」… pic.twitter.com/zmKmfL5LW4
— 創刊50周年記念 花とゆめ展 (@hanayumeten) March 22, 2024
1974年5月に創刊された、個性派コミック誌『花とゆめ』。数多くの名作を生み出してきた少女まんが雑誌です。いまよりももっと「少女向けまんが」「少年向けまんが」という分類がはっきり分かれていた時代に、『ガラスの仮面』『パタリロ！』『動物のお医者さん』など、女性だけではなく、男性も夢中になる作品が、数多く輩出されてきました。
そんな『花とゆめ』が紡いできた半世紀をたどる展覧会『創刊50周年記念 花とゆめ展』が、5月24日（金）から6月30日（日）まで、東京シティビュー（六本木ヒルズ森タワー52階）で開催されます。
今回の展示では、50周年を記念する「パーティー」をキーワードに、幅広い世代に向けて『花とゆめ』の作品が切り拓いてきた、少女まんがの歴史といまが凝縮！ 誌面を彩り、ときめきや感動を届けてきた数々の作品の貴重な原画や、多くの読者を夢中にさせたふろく等の展示、体験コーナーやフォトスポットなどを通して、『花とゆめ』のオンリーワンの世界観を体感することができます。
💡作品紹介
「創刊50周年記念 花とゆめ展」ではおよそ70名の先生方の作品が大集結！
開幕に先駆けて、出展予定作品の記念すべき単行本第１巻表紙を年代順に一部ご紹介します。本日の表紙①：「ガラスの仮面」美内すずえ#花とゆめ展 pic.twitter.com/1ptOaaM1et
— 創刊50周年記念 花とゆめ展 (@hanayumeten) April 7, 2024
1976年に連載が始まり、いまなお未完の『ガラスの仮面』（美内すずえ作）。普通の少女であった北島マヤが、演劇にすべてを投げ打ち、成長してく過程を応援した親世代は多かったはず。
💡作品紹介
「創刊50周年記念 花とゆめ展」ではおよそ70名の先生方の作品が大集結！
開幕に先駆けて、出展予定作品の記念すべき単行本第１巻表紙を年代順に一部ご紹介します。本日の表紙①：「パタリロ！」魔夜峰央#花とゆめ展 pic.twitter.com/7qrXvkvZk2
— 創刊50周年記念 花とゆめ展 (@hanayumeten) April 8, 2024
また、1978年から連載された『パタリロ！』（魔夜峰央作）（は、数々のギャグを生み出し、他の作品でオマージュされることも多い作品です。マリネラ王国の国王・パタリロと、なぜか耽美なまわりの人々で進むストーリーは、ドタバタコメディを基本としつつ、SFやハードボイルドな回もあり、掲載媒体を変えて、いまなお連載されている大人気なマンガです。
💡作品紹介
「創刊50周年記念 花とゆめ展」では総勢74名の先生方の作品が大集結！
5月からの開幕に先駆けて、出展予定作品の記念すべき単行本第１巻表紙を年代順に一部ご紹介します。本日の表紙①：「動物のお医者さん」佐々木倫子#花とゆめ展 pic.twitter.com/CAW3X6gfQb
— 創刊50周年記念 花とゆめ展 (@hanayumeten) April 13, 2024
1988年から93年まで連載された『動物のお医者さん』（佐々木倫子作）。多くの日本人はこのマンガでハスキーという犬種を知ったといっても過言ではありません。北海道に住む高校生だった主人公がうっかり飼う羽目になったハスキーとの暮らしを、家族や進学先の獣医学部の面々と共に描かれています。
💡作品紹介
「創刊50周年記念 花とゆめ展」では総勢74名の先生方の作品が大集結！
5月からの開幕に先駆けて、出展予定作品の記念すべき単行本第１巻表紙を年代順に一部ご紹介します。本日の表紙③：「コレットは死ぬことにした」幸村アルト#花とゆめ展 pic.twitter.com/yDZNvp6b7f
— 創刊50周年記念 花とゆめ展 (@hanayumeten) May 1, 2024
もちろん、最近の作品も。
忙しすぎて疲れたコレットが飛び込んだのは井戸……。しかし、井戸の底はなぜか冥府にいて、しかも、なんと冥王ハデスの治療をする羽目になる、ハートフル神話ロマンス『コレットは死ぬことにした』（幸村アルト作）。2023年、大絶賛のうちに完結した作品です。ふたりが幸せになる過程にドキドキした人も多いはず。その時の気持ちを再度味わえるかもしれません。
📢「花とゆめ展」公式図録📚情報！
出展作品のほか、あの頃の懐かしい表紙やふろくなどをご紹介する公式図録の販売が決定！
ここでしか読めない貴重なインタビューや豪華対談企画も……
50年の軌跡が詰まった、ファン愛蔵間違いなしの1冊です💖詳細は展覧会公式HPへ👀https://t.co/oV1cy4VoeV pic.twitter.com/FMkX1CfbQK
— 創刊50周年記念 花とゆめ展 (@hanayumeten) April 21, 2024
他にも、さまざまな作品の表紙や、昔のふろくなどを紹介する公式図録も販売されます。帰ってから、また素敵な作品たちの思い出に浸ることができますよ。
知ってる作品も知らない作品も、原画で見てみよう
名作を数多く生み出してきた『花とゆめ』。古いアナログの原画には、作家さんのメモが残っていることもありますし、印刷には出なかった線が描かれていることがあります。そうしたものを見ると、作品に対して注がれた、並並ならぬ熱量が伝わってくるはず。めったに見ることができない貴重な原画、この機会にじっくり見てみましょう。
「創刊50周年記念 花とゆめ展」概要
会期：2024年5月24日（金）～6月30日（日）
会場：東京シティビュー（六本木ヒルズ森タワー52階）
開館時間：10：00～22：00（最終入館21:00）
入場料：一般／平日2,200円、土日祝日2,400円
学生（高校・大学生）／平日1,600円、土日祝日1,700円
子供（4歳～中学生）／平日900円、土日祝日1,000円
シニア（65歳以上）／平日1,900円、土日祝日2,100円
住所：東京都港区六本木 6-10-1
アクセス：東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口徒歩3分（コンコースにて直結）
都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口徒歩6分
東京メトロ南北線「麻布十番駅」4出口徒歩12分
URL：https://www.hanayume-ten.com/
Text：Itsuki Tanaka
