「気になる10代名鑑」の708人目は、Kendall Boomさん(19)。大学に通いながら、DJとしてライブ出演や楽曲制作、リミックスの制作など、音楽活動に積極的に取り組んでいます。小学生のときからクラシック音楽を学び、EDM に転向したというKendall Boomさんに、音楽活動への思いや始めたきっかけについて根掘り葉掘り聞いてみました。
Kendall Boomを知る5つの質問
Q1. いま、力を入れていることを教えてください。
「DJとして東京を拠点にライブに出演したり、楽曲制作をしています。
音楽の世界はつながりも大事なので、一回一回のライブでしっかり自分のパフォーマンスを見せることで、その場だけで終わらせず、次の出演の機会につなげていくようにしています。
いつかDJとして、世界の大舞台に立ちたいと思っていて。具体的な目標は、ベルギー発の世界最大フェス『Tomorrowland』に出演することです」
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Q2. どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?
「“自律性とパッション”を大事にしています。どんなことでも自分から積極的に動かないと、進まないと思っていて。だから、DJとして出演できる機会があったら、フットワーク軽く出演するようにしていますし、気になるイベントには、自分からアプローチして、出演させてもらったこともあります。
また、僕は音楽で世界を変えられると本気で信じています。ただの波長にしかすぎない音で人を感動させられる、音楽の素晴らしさをもっと伝えていきたいです!」
Q3. 活動を始めたきっかけは?
「DJに興味をもったのは、11歳ぐらいのとき。たまたまYouTubeで『The Chainsmokers』が出演していた『Amsterdam Music Festival 2016』の映像を見て、すっごいかっこいいなって思ったんです。
もともと、小学生のときから音大の附属校に通っていたので、音楽はずっと身近な存在でした。当時専攻していたのはピアノやトロンボーンで、本格的にクラシックからEDMの世界にフィールドが変えたのは、高校生になってから。高校1年生から、DJとして学校の文化祭に出演したり、友人が開催するイベントに参加したりするようになりました。そのときは曲をつくるのが楽しくて。とにかくつくったものを誰かに見せたり、公開したりする場所が欲しかったので、人前に立つ機会はとても気持ちよかったです。
クラシックとEDMは全然違うものに見えますが、テンポ感とかけっこう通ずる部分も多いと思っていて。そういう意味では、小さいときから音楽をやっていた経験が生きていると思います」
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Q4. 影響を受けた人物は?
「影響を受けているのは、海外アーティストが多いですね、DJを始めるきっかけになった『The Chainsmokers』はもちろん、オランダの音楽プロデューサー、Martin Garrix(マーティン・ギャリックス)や、フランス人DJのGESSAFFELSTEIN(ゲサフェルスタイン)には、相当喰らいましたね。
時間があれば海外のDJやアーティストのライブ動画を見ています。いつか大勢の前で、あんなふうにパフォーマンスができるようになりたいです」
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Q5. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「もともと言語に興味があって、大学の授業でアラビア語を勉強し始めました。英検の1級とIELTS 7.0をもっているので、英語には自信があるんですが、アラビア語はけっこう難しくて、手こずっています。
でも言語ができれば、海外のアーティストともコミュニケーションが取れますし、表現の幅も広がると思っているので、頑張って習得したいです。また、それらの言語を生かして、ダイバーシティや多文化共生と音楽を掛け合わせたような活動もやってみたいです」
Kendall Boomのプロフィール
年齢:19歳
出身地:東京都新宿区
所属:慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)
趣味:DJ・楽曲制作、映画鑑賞、アラビア語を勉強すること
大切にしている言葉:パッション
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya