タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「GWの過ごし方」。最大で10連休になる今年のゴールデンウィーク。社会人にとっては貴重なお休みということで、メディアなどにもさまざまなニュースが出ていますが、10代にとってはどうなのでしょう。そこで今回は、毎日を忙しく生きる5人のティーンに、GWの予定や理想の過ごし方について聞いてみました。
1. Sonoさん「理想はリゾート地に行ってゆっくり過ごしたいけど、今年は学校があって…」
「ゴールデンウィークといっても、半分以上は学校に登校する予定なので、あまり連休っていう感じはしていないです。というのも、ちょうど学校の運動会の係の担当になっていて。他の日も習いごとの予定があったりして。
なので、お休みの日の予定もまだ決めていません本当は家族と、ハワイなどのリゾート地に行ったり、友達と気になってたごはん屋さんやカフェに行ったりなど、ゆっくりと連休らしいことをして、過ごしてみたいと思いますが……」
2. 日暮香怜さん「10年間続けているアーティスティックスイミングの日本選手権に出場します」
「わたし自身にとっては、ゴールデンウィークは全然休みじゃなくて……。小学生のときからやっているアーティスティックスイミングの予定が詰まっているんです。
クラブチームに所属しているんですが、今年も日本選手権に出場できることになったので、ゴールデンウィーク期間は、大会とその合宿の真っ只中です。悔いのない結果を残せるように、一生懸命頑張ってこようと思います!」
3. 鈴木大輝さん「釣り同好会に所属しているので、久しぶりに釣りに行きたいです」
「連休中の予定は特に決めていないのですが、釣りに行きたいなと思っています。いま学校で、つり同好会という少しめずらしい部活に入っているんですけど、普段は他の活動で忙しくて、なかなか釣りに行けていなくて。ゴールデンウィークは少し時間が取れそうなので、久しぶりに行きたいです。
これといって行きたい場所ややりたいことはないので、自分が関わっているいくつかのプロジェクト活動を進めていたら、あっという間に終わってしまうような気がしてます。それにゴールデンウィーク明けには、おそらく学校の小テストがありそうなので、テスト対策に追われているかもしれません(笑)」
4. えむあいけーゆさん「毎年恒例の家族とのキャンプも今年はお預けかも。いつかはソロキャンしたい」
「今年は就職活動の一環でゴールデンウィーク期間にも研修が入っているので、それに集中することになりそうです。普段だったら家族でキャンプに行くんです。焚き火を見てぼーっとする時間が大好きで。また、キャンプだからこそ味わえる”キャンプ飯”をつくって食べたり、アウトドアファッションのおしゃれをして写真を撮ってみたりしたいです。
ゴールデンウィークでは行けないけど、そのかわりにソロキャンに挑戦してみようと思っているので、実はひそかにキャンプ道具を集めているんです!」
5. 久米川夏穂さん「環境の変化が大きかった4月の疲れを回復することに専念したいです」
「特に予定は決まっていません。どこかに行くというよりは、4月の間に溜まった疲れをとることに専念しようと思っています。大学に進学したばかりということもあり、楽しいことも多いけど、環境の変化もあって、いつもよりも疲れが溜まってしまっていると思うんですよ。その疲れが取れないまま5月が過ぎてしまうと、あまりモチベーションが上げられなくなってしまう気もしていて……。
できるだけゆったりしようと思っていて、読みたかった本を読んでみたり、観たかったテレビを観たり、散歩に行ったりしたいです。ゆったりしつつも、生活習慣を崩さないことがプチ目標です。午前中には起きられるような生活を心がけたいと思っています」
学校のスケジュールなどもあり、なかなかまとまった休みが取りづらい10代の現実。どこか遠くに行きたいというよりは、普段からあまり時間をとれない活動に費やしたり、インプットに使ったりといった声が多く聞かれる結果となりました。せっかくの長めの休みということで、日ごろの疲れをとって、エネルギーをチャージするのもよさそうですね。
Photo:Eri Miura、Nanako Araie
Text:Ayuka Moriya