Steenz Breaking News

結婚したい?したくない?大学生の結婚に対するホンネの調査結果を見てみよう【Steenz Breaking News】

結婚したい?したくない?大学生の結婚に対するホンネの調査結果を見てみよう【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、大学生の結婚観についてのアンケートをご紹介します。

いまどきの大学生は結婚したい?したくない?

2000年から年々減少傾向にある婚姻件数。2023年の婚姻件数は、年間で48万9281組という速報値が出ています。これは実に90年ぶりに50万組を下回った数字。結婚をする世代の人口が他の世代よりも少ないことを差し引いても、低めの傾向にあります。

いまを生きる10代は、実際のところ、結婚についてどう考えているでしょうか。センシティブな話題でもあるので、友達とはあまり話さないかもしれませんが、「一生しないかも」「早くしたい」「できるかどうか不安」と、何となく考えているのではないでしょうか。先のことはわからないというのはもちろんですが、相手があってのことなので、ひとりで決断できないところが難しいですよね。

男女差は?Z世代の結婚観を見てみよう

株式会社RECCOOが2024年3月に大学生を対象におこなった調査結果を見ながら、大学生が結婚についてどう考えているのか、見ていきましょう。

「将来的に結婚をしたいと思いますか?」という問いに対し、男子大学生は91%が、女子大学生は85%が「結婚したい」と回答しています。

結婚したいと考える理由としては「家庭、子供がほしい」「ひとりだと寂しい」「結婚をしている人を見て憧れている」といったものが挙げられました。婚姻件数としては減少傾向にあるものの、やはり結婚に憧れる若者は、いまだ大多数を占めていることがわかります。

一方、結婚したくないと考える理由としては、「自分の自由時間が少なくなる」「お金がかかる」「責任を抱えたくない」といったものが見られます。ふたりでの時間を過ごしたり、同居を始めたりということを負担に感じているようです。

続いて、「これから結婚する人が増えると思いますか?」という問いに対しては、男子大学生の61%、女子大生の73%が「これから結婚する人が減ると思う」と回答。「増えると思う」と回答したのは、男子大学生の18%、女子大学生の4%にとどまる結果に。

昭和、平成では、一般的に女性の方が結婚願望が高いとされていましたが、今回の調査では、男性の方が結婚への意欲や前向きな理解が回答から感じられ、今後結婚する人が減ると回答した人も少なめな結果に。

男女ともに「結婚したい」という回答が多いものの、今後、結婚する人は減ると予想する人が多いのは、「したくてもできないかもしれない不明瞭さ」と「未婚率があがっている世相の影響」などが考えられます。

ポジティブさとネガティブさが入り混じった結果に

かつては「結婚してこそ一人前の大人」といわれ、ライフプランの大きな節目になっていた結婚。しかし、さまざまな生き方ができるようになったいま、結婚することは、マストな選択ではなくなりました。

結婚とは、単なる社会的なステータスではなく、個々が幸せに生きるための選択であるという認識が広まっています。結婚に対する人それぞれの考え方を、それぞれが尊重し合える社会になっていくといいですね。

「大学生の結婚観の実態」調査概要

調査対象:サークルアップに登録する大学1~4年生
回答数:200人
調査時期:2024年3月4日
調査方法:サークルアップ for client のアンケートオファー

References:
厚生労働省「人口動態統計速報(令和5年12月分)」

TextItsuki Tanaka

SNS Share

Twitter

Facebook

LINE

Itsuki Tanaka

ライター

フリーランスのライター。食、農、環境領域 /博物館好き/コーヒー、アイス、チョコも好き。

View More