「気になる10代名鑑」の658人目は、よねさん（19）。大学に通いながら、自身で立ち上げた会社で、若者の健康を促進するための事業を展開しています。SNS上でボディメイクについての情報発信をしたり、パーソナルトレーニングをしています。「若い世代に対して、自分で健康を守るためのセルフマネジメント力を育てたい」というビジョンを語るよねさんに、活動を始めたきっかけや今後の展望について聞いてみました。
よねの活動を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることは何ですか？
「大学に通いながら、今年1月に合同会社『Gymfit』を立ちあげて、若い世代に向けたボディメイクのための投稿をインスタグラムやTikTokで発信したり、体にコンプレックスを感じている人や、もっと生産性を上げたいと思っているに向けた、パーソナルトレーニングをしています。活動の目的は、若者が自分で健康を守るためのセルフマネジメント力を育てられるようにしたいというものです。
最初は、ただ健康についての発信をストレートにしていたけれど、そんなに反響がよくなくて。そこで筋トレブームや男磨きというトレンドを意識して、半年前からボディメイクの方向性に舵を切りました。
最近は、大学の友達が自分の活動をきっかけに健康に気をつけてくれるようになったり、SNSの投稿を見てくれたひとから声をかけられるようになってきて。活動の成果が出てきているなって感じています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは？
「自分自身が、心身が不健康な状態がどれだけもったいないのかということを実感したことがきっかけです。
実は高校3年生のときにコロナに感染したことで、頑張っていた部活動の最後で、思うような結果を残せなかったんです。そのことで落ち込んで、塞ぎ込んでしまって……。学校に行けなくなって、2、3週間ほど家に引きこもっていたのですが、憂さ晴らしのために近所の市民会館に通って筋トレをするようになったら、元気になることができたんです。
健康になることで前向きに動けるようになった経験をもとに、健康という、すべての基礎となるセルフマネジメントを浸透させたいと思いました」
Q3. 活動を始めるときのファーストアクションは？
「最初のうちは、健康経営という理念を推進するために、オフィスにバランスボールを設置する取り組みを考えました。椅子をバランスボールに変えることで、姿勢が改善されたり、クリエイティブな作業がはかどる効果があるという記事を見て、それが広まれば、健康経営につながると思ったんです。
実際に効果があるのか検証するために、大学の交流スペースに、バランスボールを設置してみました。結果として、1年ほど経ったいまもそのまま置かれていて、もはや大学の備品のような扱いになっています（笑）。たまに使っている生徒も見かけます」
Q4. 活動をする中での苦悩や困難を教えてください。
「パーソナルトレーニングをするうえで、年上の方との接し方に悩んでいます。自分がまだ10代だということがわかると、態度を変えられてしまうことがたまにあって。真剣に考えて話しても聞いてくれなかったり、逆にアドバイスをしてこられて困ってしまったりすることも……。フランクな話し方をしても、逆に固い話し方をしても、やっぱり難しいんですよね。
せっかくのパーソナルなので、いいトレーニングをしてほしいし、自分も役に立ちたい。どうやって対応するのがベストなのか、まだまだ模索中です」
Q5. 今後の展望は？
「自分の心身の健康を簡単に管理できる、セルフマネジメントがより簡単にできるようなサービスをつくりたいです。いまはボディメイク専用のサブスクアプリの開発や、スタートアップの方々へ向けて生産性を管理するようなサービスの立ち上げを思索中です。
それから、会社の年商一千万を達成するために、パーソナルトレーニングのクライアントを35名まで増やすことを目標にしています。
いまの活動の仕方はまだまだ自分の理想とは違うので、これからもトライアンドエラーを重ねていって、起業家として社会にインパクトを与えられるようなプロダクトをつくりたいです」
よねのプロフィール
年齢：19歳
出身地：北海道札幌市
所属：情報経営イノベーション専門職大学（iU）
趣味：筋トレ、読者
特技：知らない人とでも話せること
大切にしている言葉：現状維持は退化
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