「気になる10代名鑑」の607人目は、中市虎信さん(19)。東京理科大学に通う傍ら、中学生のころから取り組んでいる映像制作や動画編集に力を入れて取り組んでいます。最近は海外進出にもチャレンジするなど活動の幅を広げている中市さんに、活動するうえで大切にしていることや新しい挑戦のことなど、根掘り葉掘り聞いてみました。
中市虎信を知る5つの質問
Q1. いま、どんなことに力を入れていますか?
「映像制作や撮影を中心に、WEB制作、グラフィックデザインなど、クリエイティブやデザインに取り組んでいます。中でも映像制作や動画編集に力を入れていて、企業のCMをつくったり、YouTube動画を制作したりしています。
撮影はもちろん、企画からお手伝いさせていただくこともあって。これまではずっとひとりでやってきたんですが、いよいよ手が足りなくなってきたので、3か月ぐらい前から、デジタルハリウッド大学の生徒さんとチームを組んで、制作しています」
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Q2. どんなことを大切にして活動していますか?
「映像の技術的な面でいえば、構図や明るさ、色など、基本に忠実であることを心がけています。
というのも、僕が気が散りやすい性格なのもあって、作品のコンセプトを統一するのに苦労することがあって。そのぶん、いろいろな新しいアイディアを考えるのが好きで。そんなふうに新しいものをつくり出すときこそ、基本に立ち返ることを忘れないようにしています。
また、チームとして活動するうえでのモットーは、『面白そうなことはなんでもやる』です。誰かと一緒につくり上げることの面白さも感じ始めています」
Q3. 活動を始めるときのファーストアクションは?
「両親からパソコンをもらったのがきっかけです。パソコンをもらってからは、ひたすら動画を見たり、見よう見まねで動画をつくったりして、いまに至っています。
基本的に独学でやってきました。中学生のころから、趣味として映像制作していて、当時からSNSに投稿をしていました。YouTubeで再生回数が伸びたり、Twitterでいいねが増えたりすると、やりがいを感じるので、それで継続できているんです」
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Q4. 活動をする中で、印象的だった出会いがあれば、教えてください。
「高校生のとき、登録者数が20万人ほどいる、数学や英語を教えるYouTubeチャンネルのサムネイル制作に携わっていたんです。そのチャンネルを運営している会社の社長との出会いは、僕にとって印象的な出会いでした。口から出てくる言葉がまるで推敲された文章のようで、行動力、判断力、チームマネジメント、どれをとっても一級品で。いつかこんな大人になりたいと思いました。
また、仕事で関わったIT企業の部長にも、大きな影響を受けました。元塾講師から転職をされた方で、すべてのことに本気で取り組む姿勢や人に信頼される力など、人間としての熱さをひしひしと感じました」
Q5. 最近新しく始めた挑戦は?
「最近は海外進出に目を向けていて、ベトナムの学生とのプロジェクトを始めました。お金になるかならないかに関わらず、相手に喜んでもらえて、かつ自分たちにとっても有意義になるような挑戦は、止めたくないと思っています。具体的には、ベトナムの学生の教育支援やプラットフォームでの人材仲介を、日本の学生とベトナムの学生の間でつくるべく、活動しています。
これからも、あまり人の目を気にしすぎず、自分のやりたいことや目標は必ずやり切るという覚悟を忘れずに、活動を続けていきたいです」
中市虎信のプロフィール
年齢:19歳
所属:東京理科大学
出身地:大分県佐伯市
趣味:写真撮影、テニス、映像制作、ジャグリング、ひとり旅
大切にしている言葉:爆速返信
中市虎信のSNS
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#α7RIV pic.twitter.com/IFLqn1GCb8
— とら🐯 (@Tiger_Tora322) April 4, 2022
★Web
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya