「気になる10代名鑑」の604人目は、青木陽南さん（19）。千葉県発の4ピースガールズバンド『AoAu（アオアウ）』のギター／ボーカルとして活動しています。高校3年生のときに楽曲をリリースし、大学生になったいまも地元や都内でライブ活動を続ける青木さんに、活動をするうえで大切にしていることや今後の目標について、聞いてみました。
青木陽南を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることを教えてください。
「AoAu（アオアウ）という、4ピースのガールズバンドで、音楽をやっています！ わたしはギターとボーカル、それから作詞・作曲を担当しています。地元の千葉や都内のライブハウスを中心に、ライブをしています。
めざしているのは、老若男女に刺さるポップ・ミュージックを届けること。いまどき、ガールズバンドはそれほど珍しくもないですが、懐かしさや優しさ、強さみたいなものは、わたしたちAoAuにしか表現できないものだと信じて、活動しています」
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Q2. どんなことを大切にして活動していますか？
「曲づくりでいったら、やっぱり歌詞ですね。もちろんメロディーもアレンジもいいものになるように頑張りますが、日本語で歌う以上、歌詞の意味を特に大切にしています。
言葉は聞いている人にいちばんガツンと届く部分だと思っているので、たくさん考えます。バンドで出す音は、ライブハウスやその日の機材によって変わることもあるけど、歌詞は変わらないものなので。
だから、どんなときでも、歌詞が各楽器のアレンジをどうするかの目印であってほしいと思うんです。ちなみに、最近リリースされた『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』という新曲は、そのとき読んでいた漫画からインスピレーションを受けて作詞しました」
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Q3. 活動を始めたきっかけは？
「バンドを始めたのは、高校の軽音楽部がきっかけ。ドラムの子が、わたし含めたメンバーに『一緒に軽音楽部に入らない？』って誘ってくれたんです。当時のわたしは性格が明るいタイプではなかったので、純粋に『友達ができるかな』と思って入部しました。まさか自分がバンドを組んで、本格的に音楽活動をするとは思っていませんでした。
でも、もともと小学生から高校2年生までピアノをしていたり、中学生のときはギターで弾き語りをしてSNSにアップしたりしていたので、音楽はずっとわたしの近くにありました」
Q4. 自身のクリエイティブに影響を与えたものは？
「2001年に発売されたアクションアドベンチャーゲーム『ICO』の世界観や、『博士の愛した数式』『ことり』などで知られる小川洋子さんの小説の言葉に影響を受けていると思います。童話っぽい世界観が好きで。
あとは普遍的な生き物の言動……例えば、食べる、寝る、生きる、死ぬ、恋したらうれしい、とかですね。
影響を受けた音楽はたくさんあるんですけど、ギターを始めるきっかけになった米津玄師さんとBUMP OF CHICKENの存在は大きいと思います」
Q5. 今後の展望は？
「大好きな音楽をずっと、続けていきたいです。『AoAuの音楽を聞いたら見える世界が彩やかになった』と思ってもらえるような体験をAoAuの楽曲を通して届けられたらいいなと思っています。
目標は大きく武道館！それと、千葉県出身なので幕張メッセでライブをすることも夢です。わたしたちにしかできない音楽をこれからもつくっていきたいです」
青木陽南のプロフィール
年齢：19歳
所属：AoAu
出身地：千葉県千葉市
趣味：読書・リサイクルショップ巡り
特技：絵を描くこと
大切にしている言葉：為せば成る
青木陽南のSNS
小学5年生のときから今まで、叔父さんにずっと借りてたSeymour Duncanのテレキャスター！今日見に来てくれて、ついに免許皆伝。初めて触ったギターが、ついに私のギターに！もっともっと練習、私がこの子にふさわしくなれるように… pic.twitter.com/jDtffKkPZa
— 青木 (@nrv_hr) December 28, 2023
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Photo：Eri Miura
Text：Ayuka Moriya
