「気になる10代名鑑」の603人目は、舞子さん（19）。文化服装学院に通い、ファッションショーや作品撮りにモデルとして参加する傍ら、SNS上で自身のクリエイションを発信したり、作品撮りのディレクションに挑戦したりしています。人々が幸せになれる情報を発信することが将来の目標だと語る舞子さんに、いま力を注いでいることや今後の将来の展望について聞いてみました。
舞子の活動を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることは何ですか？
「動き出したばかりですが、友だちと『iroiro』というグループを結成して、『物語と一体化した作品』をテーマとした創作活動に取り組んでいます。わたしはリーダーを務めながら、モデルやディレクションを担当しています。
文化服装学院に通っていて、もともと授業で作品撮りをしていたのですが、自分たち新しい作品をつくりたいという話になって。いろいろな世界観を組み合わせて、従来の枠にとらわれないような新しい創作や、グループだからこそできることをしていきたいです。メンバーはみんなそれぞれ、スタイリングや編集、イラストなどの得意な分野があるので、お互いの得意分野を組み合わせて、新しい作品をつくっていこうと思っています。
その活動とは別に、月に1回か2回ほど、ファッションショーや作品撮りに、モデルとして参加しています」
Q2. 活動を始めたきっかけは？
「文化服装学院にはもともとモデルがやりたくて入学したのですが、ショーや作品撮りに参加していくうちに『自分でもディレクションをしたり企画を考えたりして、ひとつの世界観をつくりあげてみたいな』と思うようになっていきました。
将来について考えたときに、モデル業だけじゃなくて、かわいいファッションや世界観をディレクションするなど、やってみたいことがたくさんあったんです。そんなことを友だちに相談したら、同じようなことを考えていて。『せっかくならやりたいことを全部やって、SNSで発信してみる？』となったことがきっかけです。
いまの自分ができることはそんなに多くないし、最初から思いどおりにはいかないかもしれないけど、『学生のうちだからこそ、挑戦してみよう！』と思って動き出しました」
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Q3. 影響を受けたものは？
「ディズニー映画の実写版『シンデレラ』です。世界観やファッションだけでなく、シンデレラの考え方も素敵で、わたしの好きなものの原点が詰まった映画です。
実は中学3年生のときに、『シンデレラ』のクラス劇をしたんですが、その脚本とディレクターを担当したという思い出があります。音効や照明などにも携わったので、とにかく映画を繰り返し観て参考にしました。
その結果、学校の中や保護者の間でも話題にしてもらえるくらい、高い評価をいただいて。人生で初めて自分のつくったものが人から褒められるという体験をしたので、自分に自信がつきました」
Q4. 最近新しく始めた挑戦は？
「小説を書くことを始めました。小さいときから密かに漫画を描いてたり、物語を空想することが好きだったんです。それに文章を書くことも苦手じゃないので、とりあえず挑戦してみようと思って。
いまは高校生向けの小説の書き方の本を読みながら、執筆についての勉強しています」
Q5. 将来の夢は何ですか？
「学校では、モデルだけじゃなく、もっとディレクションやプロモーションについても学んでいきたいです。理想的には、モデルとしてもディレクターとしても活躍できるような存在になりたいです。
将来の大きな野望としては、衣食住の観点から、人々が幸せになれる情報やものを発信すること。ひとりひとりの毎日の生活が、好きなもので満たされていて、充実したものだったら、世の中がもっと平和になると思っていて。人を楽しませたり、喜ばせたりができるような仕事がしたいです。衣食住の『衣』についてはただいま絶賛勉強中なので、今後は『食』と『住』についても学びたいです！」
舞子のプロフィール
年齢：19歳
出身地：高知県四万十町
所属：文化服装学院ファッション流通科
趣味：読書、映画鑑賞
特技：料理
大切にしている言葉：勇気と優しさを忘れない、やる後悔よりやらない後悔のほうが大きい
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Photo：Eri Miura
Text：Mao Kawasaki
