「気になる10代名鑑」の542人目は、山本奈々さん(18)。文化服装学院に通いながら、服づくりやファッションショーの企画運営に勤しんでいます。興味をもったことには積極的に挑戦していると語る山本さんの活動や原動力について、詳しく聞いてみました。
山本奈々の活動を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることは何ですか?
「学生のいまだからこそ参加できるイベントに、積極的に参加しています!10月に開催された学校の文化祭のファッションショーにも、いちばん密接に携われる企画実働の係に挑戦しました。それと、12月3日に行われる『BEATNIXS NAGOYA』というファッションコンテストに参加するんですが、そこに出場するステージチームのリーダーも務めています。
同じクラスの子や高校からの友だち、インスタでつながった子と一緒にチームを組んで、ショーの演出から音響、ヘアメイクなど、すべてを自分たちで企画しています。資料づくりをしたり、構成を考えたりしながら、衣装を他のメンバーに手掛けてもらったりして、みんなで協力してひとつのステージをつくり上げています」
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Q2.活動を始めたきっかけは?
「中学生くらいまでは、服にあんまり興味がなくて。高校生になってからは、人並みにおしゃれを楽しむようになったのですが、高校1年生の校外学習のとき、気合いを入れて選んだ服が友だちと色違いで被っちゃって。そのときに『人と被らない服が着たい』と思って、ファッションに興味を持ち始めました。それから、TikTokで中島さくらさんとか、華やかなインフルエンサーのファッションを見て、色鮮やかなファッションにのめりこんでいきました。中島さんは文化に入学したきっかけをくれた人でもあるんです。
『BEATNIXS NAGOYA』へは、とにかくやってみたいという一心で参加を決意しました。今回の経験を通じて、人脈を広げていけるかなと思っています。他にも、たくさんの経験を重ねたい、自分の考えを評価してもらいたい、たくさんの人に見てもらいたいなどといった気持ちもあります」
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Q3. 印象的だった出会いはありますか?
「わたしと同じように、たくさんのことに挑戦している同世代の友だちとの出会いです。いつも忙しそうにしていますが、同じ熱量で話すことができるのは嬉しくて。その友だちのおかげで交友関係も広がったし、いろんなイベントに参加することができています。
いま、わたしがいろんなことに挑戦できているのもその友人の影響が大きいので、とても感謝しています」
Q4.活動をする中で、なにか苦悩や困難はありますか?
「ファッションショーの企画運営は、大人数での話し合いをすることが多いので、お互いの価値観や意見の違いによりぶつかってしまうことが多くて……。元から仲がいい友だちであっても、やっぱり企画の話し合いになると、いつもの関係性とは違うので、コミュニケーションの仕方に苦戦してしまいます。
いろんな性格の人がいるし、特に文面でのやりとりだと感情が伝わりづらくて、話し合う中でモヤモヤしちゃうこともあったり。でも、たとえぶつかることがあっても、多様な考え方を知ることができるというメリットもあるので、すごくいい経験となっていると思います」
Q5.将来の夢は何ですか?
「アパレル企業に就職して、マーチャンダイザーになりたいです。企画を立案して、ブランドを成長させる中心人物になりたい。
企業で経験を積むことができたら、いずれは独立してみたい!そしていつか、みんながまわりの目を気にせず、好きなファッションを楽しめるような社会にしていきたいと思っています。派手な格好が嘲笑されてしまうような、いまの世の中の潮流を変えたいです」
山本奈々のプロフィール
年齢:18歳
出身地:千葉県
所属:文化服装学院工科基礎科
趣味:絵を描くこと、寝ること、食べること、笑うこと
特技:絵を描くこと
大切にしている言葉:人生は一度きり
山本奈々のSNS
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@_0ni0n bro got me blushing, smiling, giggling, kicking my feet, and heart racing just by him existing SHI!!!! #fyp #inlove #real ♬ original sound – Tik Toker
Photo:Eri Miura
Text:Mao Kawasaki