世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、「BOTANIST」のシャンプー、トリートメントのリニューアルについてご紹介します。
髪を根本からケアする植物成分の新処方
ヘアケアやボディケアアイテムを展開する「BOTANIST(ボタニスト)」が、定番ラインの「ボタニカルシャンプー・トリートメント」を10月1日にリニューアルしました。サロン向けヘアケア研究室と共同で研究を重ねた、“ボタニカル処方”にこだわったブランドですが、今回のリニューアルでは、“髪の空洞化リスク”に着目。
髪は、年齢やストレス、ライフステージの変化などでキューティクルが損傷し、髪に必要な栄養が、シャンプーのたびに流れ出やすくなります。そうして髪の内部が“空洞化”することで、パサつき、傷み、ヘアカラーの美しさ、ハリや弾力を損なうなどさまざまな髪の悩みにつながるそう。
そんな空洞化を防ぎ、髪を根本からケアする処方には、地肌ケア成分として北海道産の白樺発酵エキスと白樺樹液を、さらに乾燥ケア成分には、香川県産サトウキビ由来の糖蜜や国産米由来のナノセラミドなど、国産原料が採用されています。
また、ダメージケア成分として、マカダミアナッツオイル由来のナノリペアセラムとボタニカルマイクロプロテインを採用し、微細な植物成分がダメージ髪を補修します。
原料のトレーサビリティも進化
アイテムの使い心地だけでなく、自然環境を守る取り組みも進化しています。原料やパッケージが、さらに環境に配慮されたものにアップデート。今回のリニューアルでは、容器ラベルのインクを環境負担の少ない植物由来のバイオマスインキへ変更し、店頭で目を引くアテンションシールも使用済みペットボトルから作られた再生PETに変更するなど、商品を取り巻くあらゆるステージで、サステナビリティが意識されています。
また、今回の新処方では、原料の透明性も進化。国産原料を使用することで、産地や調達、消費までを追跡できるようになりました。このように追跡可能なことを「トレーサビリティ」といい、原料の種類や、製造過程を消費者も知ることができるというメリットがあります。
新しく採用された「BOTANIST」の白樺樹液と白樺発酵エキスは、樹木を伐採せずに抽出しています。通常、樹液を採取する場合、伐採した樹木を使うことが多いですが、環境や自然を守りたい人にとっては、こうした情報も商品を選ぶポイントになりそうです。
白樺の植樹する循環プロジェクトも始動
さらに、商品に紐付いた新たな植物資源の循環プロジェクトとして、白樺原料用農場「BOTANIST白樺ファーム」を北海道中川郡美深町に開設。「BOTANIST」では地肌ケア成分として採用されている白樺樹液は、“天然の化粧水”といわれるほど、ミネラルなどの成分を豊富に含み、うるおいを与えてくれる原料で、注目が集まっています。
このプロジェクトでは、「BOTANIST」で使用したぶんの白樺の苗木を植え、育て、そこからまた樹液を採取して使用するという循環サイクルをめざしています。 北海道美深町の松山農場の一角に、1年に20本ずつ、5年間で100本の白樺が植樹されるそう。わたしたちの髪だけでなく、自然環境までいたわる活動に、これからも注目したいですね。
Text:Anna Usui