Teen's Snapshots

開成首席卒の東大生が挑むのは、学生の0→1を生み出すチャレンジを後押しするプラットフォームづくり【小森谷周大・19歳】

開成首席卒の東大生が挑むのは、学生の0→1を生み出すチャレンジを後押しするプラットフォームづくり【小森谷周大・19歳】

気になる10代名鑑」の539人目は、小森谷周大しゅうだいさん(19)。東京大学に通う傍ら、仲間とともに共創SNSプラットフォームをつくっています。海外生活の経験から「もっと若い世代が安心して、チャレンジできる環境をつくりたい」と発起したという小森谷さんに、活動を始めたときのファーストアクションや熱中しているものについて、根掘り葉掘り聞いてみました。

小森谷周大を知る5つの質問

Q1. いま、どんなことに力を入れていますか?

「僕は開成中学、高校を首席で卒業して、現在東京大学に通っていて、いまは共創SNSプラットフォーム『BAKUTAN』というサービスづくりをしています。

このプロジェクトでは、新たなチャレンジを踏み出し始める段階の学生に、場・人・情報・セーフティネットを提供するワールドワイドな共創SNSプラットフォームを、中高と大学で出会った仲間たちと一緒につくっています。『BAKUTAN』を使えば、自身の挑戦をマイルストーンごとに発信したり、仲間を集めることができたり、ビジネスコンテストのように企業や自治体が学生に対してアイディアを募集したりすることができるんです。

いまはまだ、アプリのベータ版を開発中で、どんな価値提供をしていけるかを模索しながら改善している段階です。でもいつか『BAKUTAN』で、世界中の学生が、それぞれのパッションや妄想、アイディアを持ち寄り、自己実現に向けて、仲間とつながりながら前進できるような基盤となることを思い描いています」

Q2. 活動を始めたきっかけは?

「『BAKUTAN』の構想を始めたのは、中学3年生の夏です。父の仕事の都合で、僕は2歳から7歳までニューヨークで過ごして、小学校3年生から6年生までをロンドンで過ごしたんです。中3のときには、コロンビア大学のサマースクールにも参加して。そこで、海外の学生たちがスピード感をもって次々にアイディアを口にしたり、形にしたりしていて。その躍動感と、幸せそうな顔に感動したんです。

日本と海外を行き来して感じたのは、幼いときからアウトプットする仕組みや環境が、日本には少ないということ。日本のコミュニティの多くは、温かくて、居心地が良いと感じられる一方で、自己表現に対する寛容さや自己アピールに対する周囲の目線、新しい挑戦をしようと思ったときの社会のレールのプレッシャーが強すぎると感じました。そんな窮屈感を打破して、たくさんの若者がもっと夢を語りやすく、夢を持ちやすく、夢を追求しやすい社会に近づけたらと思って、『BAKUTAN』を構想し始めました」

Q3. 活動を始めるときに、いちばん最初におこなったファーストアクションは?

仲間集めです。『BAKUTAN』のいまのメンバーは、僕の中高の同期や、そのつながりで構成されています。

中学3年生の冬、初めて『仲間として一緒にやってくれないか』と声をかけたのが、いま、エンジニアとして活動してくれているメンバーです。彼は机の上に分厚いPythonの本しか置かず、筆記用具を持つ姿をクラスで誰も見たことがないような異彩を放つ存在で。彼に『こんなSNSをつくりたいんだ』と話したところ、実際にエンジニアとして、僕のアイディアを形にしてくれたんです。そんな彼を含め、現在は5人のメンバーで活動しています」

Q4. 活動以外に、好きなものや、興味があることはありますか?

アメフト観戦です。我を忘れて何かを本気で応援しているときに、生きている実感がするんです。NFLのフィラデルフィア・イーグルスの大ファンで、父と一緒に応援しています。

他にも、テニスをしたりピアノを弾いたり、ルービックキューブをしたりするのも好き。体を動かしたり、指を動かしたりするのが好きなんです。また、僕は自分がやっていることをみんなにもやってほしいと思うので、ルービックキューブやアメフトも、中高時代にずっとまわりの友達に布教していました」

Q5. 活動を通して、実現させたいと思うビジョンがあれば、教えてください。

『幸せとは自己実現とそのまわりの利他にある』と僕は信じています。だから、より多くの人が既存の固定観念や構造にとらわれることなく、もっと夢を語りやすく、夢を持ちやすく、夢を追求しやすい社会になってほしいと思っています。

敷かれたレールを歩くことは安心しますが、何か新しいことをやってみたい!と思ったときに、そのレールから外れることを恐れてしまうと思うんです。僕自身、『BAKUTAN』を始めるとき、刺激的で楽しいと思う一方で、怖くもあったし、両親と何度も話し合いをしました。だけど、人生は一度きり。『BAKUTAN』をやるからには、社会に、そして世界にしっかりインパクトを与えるところまで、やり切りたいと思っています」

小森谷周大のプロフィール

年齢:19歳
所属:東京大学理科一類一年
出身地:東京都世田谷区
趣味:テニス、ピアノ、アメフト観戦
大切にしている言葉:carpe diem(紀元前1世紀の古代ローマの詩人・ホラティウスの詩に登場する語句)

小森谷周大のSNS

★Twitter

 

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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