「気になる10代名鑑」の522人目は、Nikkieさん(19)。文化服装学院に通いながら、ファッションやアート、音楽といった領域で、自分の好きな気持ちを大切にしながら活動しています。高校時代の原体験から、いずれは海外で生活することに憧れていると話すNikkieさんに、いま取り組んでいる活動や今後の目標について、詳しく聞いてみました。
Nikkieを知る5つの質問
Q1. いま、どんなことに力を入れていますか?
「文化服装学院でファッションについて学んでいます。わたしはファッション流通高度専門士科という4年制の学科に所属していて、主にマーケティングやファッションビジネスについて勉強しています。また、撮影ディレクションやスタイリスト、カメラマンとして、ファッション撮影の現場に入ることもあります。最近だと、台湾の新しいブランドのルック撮影に参加しました。
その他にも、3Dモデリングで作品をつくってSNSに投稿したり、オリジナルのZINEを作成したり、音楽が大好きなので、DJとして活動したりもしています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「高校生のとき、アメリカに1年くらい留学をしていたんです。この期間に、わたしの創作意欲がものすごく掻き立てられて。それまでは13年間、ずっとバスケットボールばかりしていたんです。でも、通っていた高校がアートに力を入れていて、陶芸や写真の授業などを履修して、授業を通して創作活動の楽しさを感じるようになりました。
帰国してから、将来やりたいことをあらためて考えたとき、ファッション業界で働きたいという思いが強くなって。それと、母が文化服装学院の卒業生ということもあって、文化服装学院へ進学することに決めました。文化に入った時点ではこれといった活動はしてなかったけど、ファッションコーディネートの授業で、初めてディレクションやスタイリング、カメラをやってみたんです。そのとき、まだ目に見えていない、頭の中のものを可視化させることに楽しさを感じて、いまはその活動をさらにレベルアップできるように、日々励んでいるところです」
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Q3. どんなことをテーマにして、創作活動をおこなっていますか?
「とにかく自分の『好き』という気持ちをエンジンにして、ひたすら納得のいくものをつくることを大切にしています。仕事でも作品づくりでも、自分が納得がいくまで追求するようにしています。
写真や3Dモデリングは、独学で勉強をして始めたし、DJはもともと音楽が大好きで、イベントに行くようになって趣味で始めたもの。いまやっている活動は、どれもわたしが大好きなことで、そんな好きな気持ちが創作活動の大きな原動力になっていると思います」
Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「海外の雑誌やスナップショットが好きで、『741Hz magazine』というZINEをつくり始めました。このZINEでは、友達のブランドを紹介したり、インタビューをしたりしていて、わたしは撮影やディレクションから執筆までをやっています。この前、1冊目を販売したところで、いまは冬に向けて次の号をつくっているところです。たくさんの人に手にとってもらえたらいいなと思っています」
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Q5. 今後の展望は?
「いまやっていることを、どんどん仕事としてできるように、腕を磨いていきたいです。
将来の目標は、海外で働きながら、アーティストとしても活動をしていくこと。できればロンドンを拠点に活動していきたい。アメリカも好きなんですけど、いまはロンドンのカルチャーや環境に魅力を感じていて。
今年の冬と来年の夏、短期でロンドンに行くことが決まっているので、その期間にインターン先を探したり、ロンドンの街や文化などに触れたりしたいと思っています」
Nikkieのプロフィール
年齢:19歳
所属:文化服装学院
出身地:千葉県市川市
趣味:音楽を聴くこと、映画を観ること
大切にしている言葉:自分の好きを信じて極める
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya