「気になる10代名鑑」の509人目は、藤城ことよさん(19)。地元・愛知県を拠点に、東京や大阪を行き来しながら、モデルとして活動をしています。いつかは大好きなモード系の海外ブランドのランウェイを歩けるぐらいビッグになりたいと語る藤城さんに、モデル活動を始めたきっかけや活動するうえでの苦悩などについて、詳しく聞いてみました。
藤城ことよを知る5つの質問
Q1. いま、どんなことに力を入れていますか?
「世界で活躍するモデルをめざして、特に興味のあるランウェイを歩くショーモデルのお仕事をしたり、ウォーキングの練習に力を入れています。
モデルの世界は、すごく若いときから活動している方もいるけど、わたしはそうではないので、まだまだ未熟なところがたくさんあって。だからいまは、とにかくいろんな経験を積むために、積極的にランウェイに出演するようにしています。
日常生活の中でも、世界観・個性が強く表れている写真や絵などを見てインスピレーションを受けたり、コンセプトや着用する衣服をイメージした表現ができているか、自分自身を客観的に見て研究したりすることにもこだわっています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「昔から、キラキラしているものや場所が大好きでした。だから小さいころから、モデルは憧れの存在だったし、『モデルになりたい』と思っていることが当たり前だと思いながら生きてきました。もはや『全員がモデルになりたいに決まっている』と思い込んでいて……(笑)。大人になれば、黙っていてもモデルになれると思っていたぐらい。
だから、そうじゃないって気づいたときには、出遅れてしまっていて。だけど、高校3年生の春に、姉と『東京ガールズコレクション』に行ったり、進路や将来を本気で考え始めたりしたときに、やっぱりモデルになりたいという気持ちが冷めず、高校を卒業してから事務所に所属して、モデルとして活動をスタートしました」
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Q3. 活動するうえで、大切にしていることを教えてください。
「アイコンでもあるブロンドヘアと、誰よりも人生を謳歌する気持ちを大切にしています。この髪色は高校卒業した後、すぐに染めました。ずっとやりたかった髪色だったし、目立つので覚えてもらいやすかったりします。
また、いつかはモデルとして、誰かに勇気ややる気、挑戦心を与えられる存在になりたくて。わたしを見てもっと自由に生きようとか、好きなことをして生きよう、と思ってもらいたい。そのためにまずはわたし自身が、悔いなく、誰よりも楽しく生きるようにしています」
Q4. 活動する中でつらいこと、壁に感じること、悩みなどはありますか?
「直観的に『やりたい』『挑戦したい』と思ったことができない状況や環境がつらいです。やりたいのにできないというモヤモヤがあるときが、いちばんストレスを感じます。
地理的なことを言い訳にはしたくないけど、いまは愛知県を拠点にしているので、移動が大変なことも多くて……。だから今後は、事務所のある大阪や東京に拠点を移すことを視野に入れています。都市の近くにいたほうが面白い人ともたくさん出会えるし、モデルとしての活動のチャンスも多いかなって考えています」
Q5. 今後の展望は?
「ランウェイに立つ機会は、これからも積極的にチャレンジしていきたいです。夢は海外のランウェイを堂々と歩くこと! 誰もが振り向くようなウォーキングができるようになりたいと思っています。それと、まだやったことはないけど、作品撮りにも興味があって。出演したランウェイで出会った同世代の仲間といっしょに、撮影の計画しています。
それに、一度きりの人生なので、ちゃんと毎日を楽しみたいです。死ぬ前に『誰よりも楽しい人生を送れたな』と思えるのが理想です。日本ってまだまだ安定した生活や安定した仕事が良いという考えが根強いと思っていて。でも、安定も大切かもしれないけど、後悔するより、つらいことがあったとしても自分がいちばんしたいことを求め続ける人生を送るのもいいよね、ってわたしは思うんです。
そういう考えが、もっと広まってほしいと思っています」
藤城ことよのプロフィール
年齢:19歳
出身地:愛知県
趣味:SNSで個性的な投稿を見ること
大切にしている言葉:個性、直感
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya