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『ジェンダーアミューズ』がテーマ。ファッションから素の自分を見つめる体験を提案【清水遼一朗・15歳】

『ジェンダーアミューズ』がテーマ。ファッションから素の自分を見つめる体験を提案【清水遼一朗・15歳】

「気になる10代名鑑」の504人目は、清水遼一朗さん(15)。「性別や肩書にとらわれない『自分』を見てほしい」という思いから、学生団体Ⅱamを立ちあげて活動をしています。人に影響を与えられるような存在になりたいと語る清水さんに、活動を始めたきっかけや今後の展望について、詳しく聞いてみました。

清水遼一朗を知る5つの質問

Q1. いまいちばん力を注いでいる活動は?

『ジェンダーアミューズ』をコンセプトにして、性別や肩書にとらわれない自分を見つめてほしいという思いから、今年の5月に『学生団体Ⅱam』を立ち上げて、代表として活動しています。

社会問題としてではなく、自分の“欲”を当たり前に満たすことを、ファッションで叶えてほしいんです。11月にファッションブランドとWEBサイトを立ち上げることを目標にして、いまはその準備を進めています」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「小学生のとき、中学受験をしていたのと、コロナが重なったこともあって、勉強漬けの生活を送っていて。あるとき、このまま志望する学校に進学するだけというのに物足りなさを感じたのと、あんまり自分自身を見てもらえないような気がしたんです。それで、もっと唯一性を持ちたいと思うようになったのが、そもそものきっかけです。

それをファッションで表現できれば、と思いました。ジェンダーやファッション、肩書などはその人を表現する方法だと思うんですけど、そのフレームをはずしたときに本当の自分が見えるんじゃないか、と思って、いまの活動のコンセプトをファッションにしました

Q3. 活動を始めるときのファーストアクションは?

軽井沢にあるインターナショナル・スクール、『UWC ISAK』でやっていた『Entrepreneourship Weekend』に参加しました。

自分がやりたいことはどんなことで、みんなとつくっていきたい、ワクワクするようなビジネスプランはどのようなものかを発表する場があって。僕は『プリクラなど、異性の文化を楽しむテーマパーク』を掲げて参加しました。僕の考えに賛同してくれたり、面白がってくれたりしたメンバーと、アイディアをブラッシュアップするところから始めました」

 

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Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?

もっと自分をブランド化、コンテンツ化していきたいなと思って、そのアクションを始めています。誰かに影響を与えたり、人の価値観を変えるような存在になりたいとずっと思っていて。そのためには、自分で自分のコンテンツをつくる段階が必要だと思うんです。

例えば、SNSでの発信とか、自分の内側もすべて生かして、ゆるぎない自分をつくっていきたいです。『100日後に〇〇する~』みたいな動画を撮ってみても面白いかな、と思っています」

Q5. 今後の展望は?

すべての概念をとっぱらって、何もない世界で自分を再構築するのが、いちばん叶えたい夢です。多くのことを学んでいると、“あたりまえ”が増えてきて、逆に思考できる幅が狭まっているんじゃないかと思っていて……。無意識に狭めてしまっている状態から抜け出して、自由に考えられるような状態を目指しています。

その夢に向けた一歩として、男性向けにレディーススタイルを届けるブランドをつくりたいと思っています。フレームをはずして、“あたりまえ”を再定義できるようなブランドにしたいです」

清水遼一朗のプロフィール

年齢:15歳
出身地:東京都品川区
所属:学生団体2am(Ⅱam)、popteen未来事業部、麻布学園
趣味:診断系、散歩
特技:構造化、しゃべること
大切にしている言葉:龍となれ雲自ずと来る

清水遼一朗のSNS

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りょういちろう/Ryoichiro Shimizu | Instagram | Linktree
東京都・高1 ・学生団体Ⅱam ・個が割拠する自己表現の新しい形!! ・コモンセンスの外側行き飛行機作って仙人になる
https://linktr.ee/27sryo

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Photo:Eri Miura
Text:Chikiri Kudo

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Chikiri Kudo

ライター

2002年生まれ、宮城県出身。上智大学 文学部新聞学科在学。メディアが社会に与える影響について学ぶ傍ら、コラム記事の執筆やフリーペーパーの制作に携わる。Steenzでは、2023年より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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