「気になる10代名鑑」の498人目はKanzawa Lenさん(19)。大学に通って経営学を学びながら、ファッションへの深い愛情をもち、古着屋のスタッフとして働いています。アフリカに集まる寄付の洋服でリメイク品をつくって、世界中の人をスタイリングしてみたいと話すKanzawaさんに、将来のビジョンについて語ってもらいました。
Kanzawa Lenの活動を知る5つの質問
Q1. 現在の活動について教えてください
『大学で経営学の勉強をしながら、ファッションへの愛情を軸として、日々スタイリングの勉強をしています。
本格的に活動を始めたのは、上京したタイミングです。ファッションの感度を高めたいという気持ちもあり、大学進学をきっかけに東京にきました。服飾の専門学校への進学も考えたのですが、自分の将来の幅を狭めたくないなと思って、4年生の大学へ進学しました。とはいえ、ファッションへの熱が冷めたわけじゃなくて。ショップに行ってスタッフさんに洋服のことを教えてもらったり、手持ちの服で1日中組み合わせを考えてみたりしています』
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Q2. 活動をするうえでのこだわりはありますか?
「自分のキャラクターに合った、肩肘張らない恰好が好きなんです。海外のおじいちゃんのような、ラフでポップな服装が自分に似合うと思っています。尖っている格好はあまり好きじゃなくて。心は尖っていたいと思うけど、それをアピールするのはダサいと思ってしまうんですよね。だから街に馴染む恰好でありながら、自分のキャラクターを表現するということは意識しています。
昔からカラフルなアイテムが好きというのは変わっていなくて。地元の桐生市に古着タウンがあって、高校生のころからそこに通い始めて、ファッションにハマっていきました。いま振り返ると、当時はまとまりのなくてダサかったかも……(笑)。でも、その時期を経て、いまがあるので(笑)。いまもスタイリングに古着を取り入れるようにしていて、アルバイト先であるセカンドストリートで、ヴィンテージ物の知識を取り入れています」
Q3. 影響を受けたものは?
『オルタナティブ音楽が大好きで、インディーズバンドのファッションスタイルから受けた影響が大きいです。特にハリースタイルズや、Wallowsというバンドのスタイルは大好きで。MVのスタイリングも参考にしています。
あとは、通っているセレクトショップの『goffa.x』のスタッフさんからも影響を受けています。それぞれが強い個性をもっていて、その個性を生かしつつ、似合うものを提案していて。自分では考えもつかないアイテムを、馴染むように提案しているので、スタイリングの勉強になります』
Q4. 挑戦してみたいことはありますか?
『いつかアフリカに住んで、リメイク商品の製作とファッションの楽しさを広める活動をしたいと思っています。アフリカでは、世界中から寄付で届いた洋服が余ってしまっているという問題があることを知って。そういう余った服を、リメイクしたり再構築したりして、ファッションとしての価値を高めて、その服で現地の人にスタイリングをしてみたい。
いまもデニムのアイテムを中心に、リメイクはやっているんです。その日に着たいものがなかったとき、思い立ってパンツのシルエットを変えたり、ペイントをしたりします。リメイクの技術を身につけて、いつか販売できるくらい良いものをつくりたいです』
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Q5. 将来の夢はありますか?
『スタイリストになって、世界中を飛び回りたい。有名人だけでなく、さまざまなバックボーンの人にスタイリングをしてみたいです。
自分のお店を持つことも夢です。自分らしいアイテムを取りそろえて、ポップアップとかも積極的にやりたい。僕がセレクトショップから影響を受けたように、お客さんが新しいファッションをどんどん開拓できるようなお店にしたいですね。
いまはまず、どちらの夢にも必要なスタイリング力をつけていきたいです。貪欲にいろんな洋服やコーデを開拓していきたいです』
Kanzawa Lenのプロフィール
年齢:19歳
出身地:群馬県伊勢崎市
所属:セカンドストリート高円寺店
趣味:街に潜むおしゃれを見つけること
大切にしている言葉:Fasion changes, but style endless. (ココ・シャネル)
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