「気になる10代名鑑」475人目は、大矢咲空さん(19)。地元である群馬県の前橋で、絵の個展を開いたり、ODDSCHOOLという団体でゼミに参加したりと幅広く活動を行っています。現在は街とファッションに関わる企画を考案中という大矢咲空さんに、活動を始めたきっかけや、新しい挑戦などについて、お話を聞いてみました。
大矢咲空を知る5つの質問
Q1. 今取り組んでいる活動について教えてください
「群馬県立女子大学の美学美術史学科で美術について学びながら、絵を始めとした創作活動をしています。9月には手紙をテーマにした企画展に参加します。
他にも、ODDSCHOOLという学校のような団体でゼミの代表をしたり、街の人たちと商店街のイベントを企画したりと、創作活動以外にもいろんな活動をしています。
アイディアを出すのが特技で、ODDSCHOOLの文化祭では、架空のアイドルを設定して、そのアイドルの部屋の展示をしてみました。何かを企画するのも好きなんです」
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Q2. 現在の活動をはじめたきっかけを教えてください
「中学2年生のとき、母の友人からイベントに絵を展示しないかと誘われたんです。そこで自分の作品を買ってもらえたのがすごく嬉しくて、本格的に創作活動と発信を始めました。
高校2年生のときに引っ越して前橋に帰ってきて、そこでも絵の展示をはじめたことが、自分の好きなことで地元と関わるようになったきっかけだと思います」
Q3. これまでの活動で悩みに感じたことはありますか?
「“肩書き”が苦手なんです。
高校生のとき、群馬県高校生会議という高校生団体の代表をしていて、その肩書きをもっている自分は、それに相応しいふるまいをしないといけないって思って。でも自分には、絵を描いている自分など、いろんな肩書きの中で、相手がどの自分を求めているのかを考えすぎて、自分自身とは何なのか、悩んだ時期がありました。
いまも集団の中のひとりとして扱われることに違和感を抱くことがあって……。自分の肩書きにどう付き合ったらいいのか、悩むことがあります」
Q4. 最近新しく始めた挑戦はありますか?
「ファッションがすごく好きなんです。アイテムの年代やストーリー性を考えて、コーディネートを組んだりすることもあります。それを活かして、地域とファッションに関わる企画の構想を始めました。
群馬の表現者やファッションが好きな若者を集めたフリーマーケットや、元スタイリストの市議会議員の方や、喫茶店の店主さんや古着屋さんなどが、商店街のアイテムだけでスタイリングをするコーディネート企画、街のおしゃれな人たちのストリートスナップを集めたZINEの制作などを考えています。これまではアートが中心だったのですが、今度はファッションを通して街を楽しむことに、とてもわくわくしています。
他にも、最近は映像や写真、服や編み物などにも、挑戦しているところです! 自分の内面を表現できて、あとで見返したときにどんな気持ちだったのかわかるので、絵を描くのもとても好きなんですが、最近は自分の思想や感覚をもっと表現しようといろんなことをやってみています」
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Q5. 将来の夢はありますか?
「小さいころから、みんながすべてのことを愛せる世界になったらいいな、と考えていたので、誰も嫌な思いをしない、楽しく暮らせる街づくりに関わりたいです。
他にも、全国のいろいろな地域を飛び回って、いろいろなことを学んでみて、地元にゲストハウスを作りたいとか、ファッションがすごく好きなので、大学を卒業したら服飾学校に通ってみたいとか、やりたいことはたくさんあります。
好きなことをやりつつ、幸せに暮らしていきたいです」
さくらのプロフィール
年齢:19歳
出身地:群馬県前橋市
所属:群馬県立女子大学 ODDSCHOOL
趣味:絵・お洋服・編みもの・ニコニコ動画を見ること
特技:アイディア出し
大切にしている言葉:かわいい!
さくらのSNS
✉️9月の展示のお知らせ✉️
手紙をテーマにした企画展に1ヶ月間
出展させていただくことになりました☺︎
手紙舎さんと郵便局さんが
企画協力してくださっていて、
スタンプラリーもできます!
原画作品とほぼ初のポストカードを展示販売する予定なのでぜひお越しください🙌📅9/2~26
📍MOOCAFE pic.twitter.com/yr8dM0sTgA— さくら (@sakura178_417) August 9, 2023
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Photo:Eri Miura
Text:Kanon Yoshizumi