「気になる10代名鑑」の469人目は、磯日万梨さん（19）。上智大学の英語学科で学びを続ける傍ら、大好きなダンスを続け、SNSで発信しています。「ダンスは自分と向き合うツール」と語る磯さんに、これまでの活動で印象的だった出来事や今後の展望について、詳しく聞いてみました。
磯日万梨を知る5つの質問
Q1. いまいちばん力を注いでいることは？
「スタジオに通ったり、サークルに所属したりしながら、14年間ダンスを続けています。最近は、もっとダンスの幅を広げたいと考えて、他大学のサークルに新しく入りました。
踊っている時間は、自分と向き合える時間だと思っています。わたしにとってダンスは、いまの自分がどんな状態なのかを理解したり、心を整理したり、感情を思いのままに表現したりするためのツールなんです。同時に、ストレス解消にもなるので、受験期はダンスと勉強しかしていませんでした。踊ることが幸せの一部なんです」
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Q2. 印象的だった出来事はありますか？
「昨年の夏、介護施設で行われた『フクシコネクト』というイベントに、ボランティアとして参加したことです。学科の先輩に『自分の好きをボランティアにできるイベントがあるよ』と誘っていただいて。『ダンスを通して人を笑顔にしたい』というのが根底にあったので、大好きなダンスで誰かの役に立てるならと思って、参加を決めました。
普段は、流行りの曲で踊ることが多いんですけど、施設の利用者さんに楽しんでいただけるように、事前に利用者さんの好きな曲を調べて、歌詞や雰囲気にあわせて、振り付けを考えたんです。
ダンスを披露したとき、ノリノリで見てくれた人や、曲に合わせて歌ってくれた人がいたんです。ダンスが誰かの力になれた瞬間だと感じて、人のために何かできるということは、こんなにも幸せなことなんだと実感しました」
Q3. 大切にしていることはありますか？
「自分の中にブレない軸をもつことと、自分を信じ切ることです。
以前、友人関係がうまくいかなくて、自分の好きなものを否定されたような気持ちになったことがあったんです。そのせいで、自分ってダメなのかなと思ってしまって……。
でも、まわりに何を言われても、自分が自分を信じていれば大丈夫だし、そこで流されたら、それまでやってきたことが無駄になっちゃうと思ったんです。それからは、まずは自分自身をしっかり持つことが大切だと考えるようになりました」
Q4. 活動以外に、好きなものはありますか？
「自然を眺めることが大好きです。空いている日があると、つい予定を詰めこんでしまうタイプなんですけど、自分でそうしておきながら、ちょっといっぱいいっぱいになってしまうときがあって……。
そんなときに自然を眺めていると、心が浄化されるような気がして、また頑張ろうと思えるんです。特に授業が終わって、大学の最寄り駅の四ツ谷駅に向かうときの空は、いつ見てもすごくキレイなので、よく写真を撮っちゃいますね」
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Q5. 将来の夢は？
「まだ明確には決まっていなくて……。9月からカナダに1年間留学するので、そこでやりたいことを見つけられたらなと思っています。
留学では、教育について学びたいです。わたし自身、人間関係がうまくいかなかったことや居づらさを感じたことがあったので、オープンでお互いを尊重する海外の環境は、どんな教育によって成り立っているのか、現地で学びたいです。
将来は、漠然と海外で働きたいなと思っていて。ダンスもずっと続けていきたいです」
磯日万梨のプロフィール
年齢：19歳
出身地：静岡県長泉町
所属：上智大学外国語学部英語学科
趣味・特技：ダンス、旅行、散歩、写真、音楽、映画鑑賞
大切にしている言葉：If you can dream it, you can do it.(Walt Disney)
磯日万梨のSNS
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Photo：Eri Miura
Text：Chikiri Kudo
