「気になる10代名鑑」の476人目は、青柳創太さん(17)。高校3年生でありながら、ヨーヨーからお笑い、バンド活動など、ジャンルにこだわらず、幅広いエンターテイメント領域で活動しています。若さを特権に、フットワークを軽くして生きているという青柳さんに、活動を始めたきっかけや将来の展望について、語ってもらいました。
青柳創太の活動を知る5つの質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「青山学院高等部の3年生です。小さいころからヨーヨーを続けていて、いまは3つのチームに所属して、パフォーマンスやライブイベントなどをしています。あとは『記念受験』というコンビでお笑いをやっていて、ツッコミ担当をしているのと、音楽もやっていて、『PRE』という名義ではソロで、『PPW』というバンドでもギターボーカルをやっています。
『創太って何をやってる人?』って聞かれて、答えがひとつにならない、どんな方向にも広がることが自分の持ち味かなと思っていて。まぁ、多様すぎる趣向に、驚かれることもありますが……。
好きな食べ物はチャーハン、カルボナーラ、ラーメンで、嫌いな食べ物は、でかく刻まれたピーマンです(笑)。あとは、幾何学的な模様が好きで、不思議な建造物や景色を撮り溜めてストーリーで発信しています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「ヨーヨーに関しては、小学校低学年のときから、すでに活動していました。父が、自分たち兄弟にハイパーヨーヨー買ってきてくれて、兄がまったくハマらず、自分だけがずっと夢中になってやっていたんです。そうしたら、いつの間にか活動の中心となる大切な物になっていました。
どの活動にも、ベースにあるのは、人前で何かをすること。親戚にも、音楽家だったり建築家だったり、いわゆる自分で表現することを仕事にしている大人たちが多かったので、そういった環境が影響しているのかもしれません。『好き!』と思ったら、直感的に始めたくなってしまうので、そういう精神が引き継がれているんだなと感じます。いま、好きなことを自由にやれているのは、家族の理解と応援があるからで、本当に感謝していますね」
Q3. 影響を受けた人や作品があれば、教えてください。
「ヨーヨーの先輩でもあり、人生の師匠でもある、ハラダアユムさんです。ハラダさんに出会ってから、人生が180度変わったと言ってもいいくらい。インスタ始めてみなよとか、大会出てみなよって言ってくれて、ヨーヨーに限らず、いろいろな世界へと連れて行ってくれました。
いまのように、SNSを使って自分の活動を発信するようになったのも、ハラダさんの影響なので、ハラダさんがいなかったらこの取材も声がかかっていないと思います(笑)。本当にリスペクトしています」
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Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「挑戦といったら大袈裟ですが、意識していやっていることは、友達をつくること。友達や知り合いが増えたことで、いろいろな現場に行くことが多くなって、ヨーヨーのパフォーマンスも可能性が広がりました。
自分がいまできることって、フットワークを軽くするくらいしかない気がしていて(笑)。それって、若者のいちばんの特権でもあると思うんです。チャンスを増やすためには、ジャンルにこだわらず、いろいろな現場に赴くことが大事だなと感じています。
実際に先輩方を見ていても、コネクションが広いほど活動が多岐に渡るし、その人自身もすごく楽しそうにパフォーマンスをしてる。そういった姿を間近で見ていると、自分もそうしようって気合が入りますよね」
Q5. 今後の展望・将来の夢は?
「今の活動の原点でもある、人との関係を大切にしながら、将来はエンターテイナーとかクリエイターと呼ばれる職業に就きたいなと思っています。クリエイターって、新しいものを生み出すことがメインの仕事だと思われることが多いけど、自分は物事の価値転換をどんどん提案していきたいと思っていて。
いまは倍速社会と言われるように、無駄を省いてコスパを良くすることだけが先行しがちだけど、それって悪い方向に向かっている気がするんですよね。何気ない日常を振り返ると、無駄だと思っていることほどおもしろいし、新しい発見があって。くだらないと思わず、たまには力を抜いて、遠回りしてもいいんじゃないかなと思っています。
10代って、いろいろな負荷がかかってマイナスな気分に陥ることが多々あると思うんですけど、そういうときは、慌ただしい毎日から立ち止まって、ひと息ついてほしいなと思っています。僕が面白い風景を見つけるために上を向きながら歩くように、みんなにも物理的にも精神的にも上を向いていける社会になったら良いなと思います」
青柳創太のプロフィール
年齢:17歳
出身地:東京都
所属:青山学院高等部
趣味:映画鑑賞、お笑い、写真、ディズニー
大切にしている言葉:「人生の調子が狂っていてもそれに合わせて歌えばいい。調子が悪くても自分でいるほうが悟った誰かになるよりいい」
青柳創太のSNS
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— そった (@poppopgoat) August 12, 2023
Photo:Eri Miura
Text:Sayuri Otobe