Teen's Snapshots

60年代の洋楽ロックや昭和歌謡に囲まれて音楽の世界へ。歌詞に熱いこだわりを持つシンガーソングライター【かんのん・16歳】

60年代の洋楽ロックや昭和歌謡に囲まれて音楽の世界へ。歌詞に熱いこだわりを持つシンガーソングライター【かんのん・16歳】

「気になる10代名鑑」の464人目は、かんのんさん(16)。高校に通う傍ら、シンガーソングライターとして都内を中心に、音楽活動に取り組んでいます。音楽好きの両親のもとで育ち、幼いころからたくさんの音楽を聴き続けてきたかんのんさんの活動を始めるきっかけとなった作品や音楽活動をスタートさせたときのファーストアクションなどについて詳しく聞いてみました。

かんのんを知る5つの質問

Q1. いま、どんなことに力を入れていますか?

普段は高校に通いながら、シンガーソングライターとして、ギターの弾き語りでオリジナル曲やカバーを歌っていて、都内のライブハウスやストリートでライブもやっています。これまでは、SNSに歌や弾き語りの投稿をしてきましたが、最近はやっぱり生の歌を皆さんに届けたいという気持ちが強くなって、ライブを週に2回、月にだいたい8本から10本くらいやっています。土日だけでなく、平日の学校終わりに都内のライブハウスに行って、歌うこともあります」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「親の影響もあって、音楽は小さいときから大好きで、身近な存在でした。60年代の洋楽のレコードや古い邦楽のCDが家にたくさんあったんです。中でも尾崎豊さんの『17歳の地図』という曲を聴いたとき、すごく衝撃を受けました。曲はもちろん、歌詞が刺さりまくって。『歌詞ってこんなふうに、自分の気持ちを素直に書いていいんだ』って気づかされました。

そこからは、いろんな曲の歌詞を気にしながら音楽を聴くようになって、曲を聴かないときでも、歌詞カードだけを抜いて、どんなことを歌っているんだろう、と考えながら読んだりしていました。家にあるたくさんの音楽を聴いているうちに、わたしも自分の気持ちを曲にしたいと思い始めて、中3のときに作詞を始めて、高1からは曲もつくり始めるようになりました」

Q3. 活動を始めるときのファーストアクションは?

高校1年生になって、歌ってみた動画とか、弾き語りの動画をSNSに投稿したんです。もともと両親からギターをちょっと習っていたり、シンプルに歌がうまくなりたくて、ヴォーカルレッスンに通っていた時期もありますが、なかなか人前で披露する気持ちになれなくて。正直、私よりもうまい子は多いし、不安だったんですが、いつまでも動かないのはダメだと思って、YouTubeにYUKIさんの曲のカバーを投稿したんです。

誰も見てくれないだろうな……って、大して期待していなかったんですが、意外と見てくれる人がいて。そこからTwitterなどで音楽関係の方と知り合ったり、ライブに出させていただいたりすることにつながっていきました」

Q4. どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?

「自分が感じていること、経験したこと、友達のことなど、日常をテーマに曲を書いています。いまは割とネガティブな部分を曲にしたりすることが多いかもしれません。かわいくてポップな曲や感動させるような曲もいつかつくってみたいです。

作詞は独学ですが、まだまだ書きたいテーマが自分の中にたくさんあって。いつかはちゃんとプロの方から作詞を学んでみたいという気持ちもありますが、いまは手探りでもいいので、自分の思いをとにかく言葉にしていきたいと思っています

Q5. 今後の展望や将来の夢を教えてください。

大好きな音楽を、これからもずっと続けていきたいです。ライブに来てくださるみなさんの前で歌える幸せを肌で感じられる瞬間がすごく好きなので、これからも歌を歌っていきたいと思っています。憧れのジャニスジョプリンさんのような繊細でパワフルな歌を、尾崎豊さんのように心に響くような歌を歌っていけるようなシンガーソングライターになりたいです」

かんのんのプロフィール

年齢:16歳
出身地:千葉県
趣味:古着集め、演劇を見ること、食べること
大切にしている言葉:「あなたはあなたが妥協したものになる」(ジャニス・ジョプリン)

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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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