世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、月経期間もアクティブに動ける生理用グッズについてご紹介します。
生理中でも思いっきり体を動かしたい！
スポーツやトレーニングなど、カラダを動かすことが好きな人にとって、月経期間は憂うつな時期ではないでしょうか。生理用品のズレや装着時の違和感、付け替え、漏れなどさまざまなことが気になって、いつも通りにアクティブにいられない……という人も多いはず。
そこで今回は、スポーツシーンに特化したお悩み解決アイテムや、これまでのアイテムで満足できなかった人に寄り添ってくれる生理用のアイテムをご紹介します。運動時だけでなく、通学時やアルバイトのとき、おでかけや旅行など、日常の中での体を動かすシーンでも、きっと活躍してくれるはず。
アスリートも着用する安心ショーツ
スポーツウェアを展開する「Nike（ナイキ）」から、生理中のスポーツや活動の課題に向き合うアイテム、リーク プロテクション 「ピリオド」が発売されました。こちらは、タンポンやナプキン、月経カップなどの生理用品と併用して着用するスポーツショーツです。
一見すると、一般的なスポーツショーツと差異のないシルエットですが、超薄型の吸水ライナーが取り付けられ、水分の漏れを防いでくれます。またスポーツウェアとしてのサポート性を備え、快適に体を動かすことができる適切なフィット感も魅力。「Nike」がサポートする女性フットボール選手も「ピリオド」を着用しているそう。
ヨガ好きの想いが詰まったボクサー型が登場
「The North Face」などを展開するスポーツアパレルメーカー・ゴールドウインの女性向けアクティブウエアブランド「DANSKIN（ダンスキン）」からは、今年の5月に、「ヨガを快適に行える吸水型サニタリーショーツ」が発売されました。ヨガスタジオに通うユーザーの声を取り入れてつくられたという吸水ショーツは、ボクサー型を採用。ストレッチ性があり、体を締め付けることなくしっかりフィットする素材を使用し、動きやすいのが特徴です。
ショーツのウエスト部分から背面までをカバーする吸水面がショーツ本体と分かれているため、お尻や足を動かしてもズレにくく、漏れの心配も少ないという効果が。また、お尻の割れ目にフィットする凹凸を施していることで後ろ漏れも軽減され、1着あたり、ナプキン約3枚分の吸水量（30mL）という安心感も。吸水面は取り外して洗うこともできます。
ぴったりユニフォームでも気にせず使える！
スポーツ時における生理用ショーツに関する悩みの中には、「ウェアに響いてしまうのが不安……」という声もよく聞かれます。ラインが見えてしまう、大きくてはみ出す、透けて見えるなど、経験がある人も多いはず。
吸水ショーツ「PlayS」は、体操のトップアスリートと共同開発されたアイテム。体操やトランポリンのレオタード、フィギュアやダンサーの衣装、陸上競技のブルマタイプのユニフォームなどから、はみでないようにサイズや形を調整しつつ、日本人女性の1日の平均量が4ml～28mlであるところ、15mLの吸水をかなえました。
洗濯は、水で手洗いしてから洗濯機に入れるだけでよく、つけ置きや専用アイテムが不要であるところも使いやすいポイントです。
その他多様なアイテムが登場
多い日や長時間変えられない日などは、大容量を受け止める月経カップがぴったりです。カナダ発の「ディーバカップ」は、10代から安心して使用できるように、小さめのサイズを合わせた3つのサイズ展開があります。
「モデル0」は18歳以下でも使いやすいサイズ、「モデル1」は出産経験がない人、19歳〜30歳程度の人に適しているそう。100%医療用シリコーン製で衛生的であり、最長12時間まで連続使用できます。
また、特別なアイテムだけでなく、普段の生理ショーツを使いたいという人には、2020年に登場した生理用ナプキン『ソフィSPORTS』もおすすめ。ナプキンのズレや漏れで悩む人に向けて開発された商品で、フィット性の高い形状、大きめの羽と裏側のノリがズレを防止します。
生理のとき、スポーツなどのアクティブな活動が重なると、ついつい憂鬱になってしまうもの。しかし、よく考え尽くされたアイテムをうまく活用することで、ストレスを少しでも軽減し、思いっきり楽しめるようになるといいですね。
Text：Anna Usui
