「気になる10代名鑑」の424人目は、ayami(19)さん。文化服装学院で、服飾デザインについて学びつつ、Instagramでオリジナルイラストを公開しています。「エロ」と「女性的」を軸に創作していると語るayamiさんに、作品に込めたメッセージやこれからの展望についてうかがってみました。
ayamiを知る5つの質問
Q1. いま、どんな活動をしていますか?
「文化服装学院のアパレルデザイン科で、服づくりについて学びつつ、趣味でイラストを制作しています。わたしの学科は課題が多くて忙しいことが有名になるくらいで、常に課題を抱えている中で、どうしたら120%の力で制作ができるかを考えながら、日々取り組んでいます。
中学生のときから文化服装学院に入ると決めていたので、いまこの環境で制作ができていることが、本当に嬉しいんです。自分なりの『美しい』を、自信もって表現できるように試行錯誤しながら学んでいます」
Q2. 創作活動のテーマはありますか?
「わたしの創作は、絵と服、どちらも『エロ』と『女性的』が軸になっています。
世の中には、『かわいい』に正解があると思っている人が多いと思うんです。でもわたしは、『かわいい』はもちろん『素敵』だったり『美しい』と思う対象は、人や物が存在する数だけあると思っていて。
自分がいいと思っているものが正解から外れていると感じている人でも、そんな自分を自信を持って好きになれるように、服や絵を通して手助けしたいっていう思いで、このテーマを決めました」
View this post on Instagram
Q3. 今の進路に進んだきっかけは?
「服好きになったのは、同じく服好きの父の影響です。小さいころから自分で決めた服じゃないと嫌がって着ようとしない子どもでした。父はアートも好きな人なので、私の『好き』の多くは、父から影響を受けていると思います。
文化服装学院に進学することを決めたのは、中学生のとき、『24時間テレビ』に文化服装学院の生徒が出ていた企画を観たことがきっかけ。黒柳徹子さんの服をリメイクしてファッションショーをする企画だったのですが、とても感動して……。自分もそんな学校に入りたいって、中学生ながら決意しました。
この道以外考えていなかったので、たくさんの人に支えられて好きなことを学べていているいまが、とても幸せです」
View this post on Instagram
Q4. 影響を受けた人物はいますか?
「アーティストの『CHAI』と、ファッションブランドの『Mame Kurogouchi』、そしてイラストレーターの牛木正憲さんです。
特に、CHAIさんの曲からは大きな影響を受けていて。歌詞の雰囲気を絵に落とし込んだ作品を創ったり、創作に行き詰まった時にリフレッシュで聞いたりと、わたしにとって大切なアーティストなんです。
Mame Kurogouchiからは、ファッションにおける色使いの奥深さを、牛木正憲さんからは特徴を捉えながらユーモラスな絵を描く発想力を学びました」
Q5. 将来の展望は?
「将来は、うまく言葉にできなくて、うずうずしている思いを、服だったり絵で表現して、誰かの胸に刺さるクリエイティブなモノを生み出す仕事をしたいです。自分のクリエイティブチームをもてたら、素敵ですよね。
職業としてはデザイナーがいちばんの目標。服作りをしつつ、趣味のイラストも続けて、自分の好きを表現していきたいです」
ayamiのプロフィール
年齢:19歳
出身地:埼玉県飯能市
所属:文化服装学院 アパレルデザイン科
趣味:音楽を聴くこと、絵を描くこと、人間観察
特技:絵を描くこと
大切にしている言葉:かわいいに正解はない
AyamiのSNS
View this post on Instagram
View this post on Instagram
Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara