「気になる10代名鑑」の390人目は、Emily Yamashitaさん(19)。文化服装学院で服づくりを学ぶ傍ら、ハンドメイドのアクセサリーブランドを立ち上げ、POP-UPやイベントに出展するなど、精力的に活動しています。ファッションデザイナーを志すEmilyさんに、アクセサリーブランドを始めた理由や、いまの活動への思いを明かしてくれました。
Emily Yamashitaを知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることは何ですか?
「昨年の11月にローンチした、オリジナルブランド『Emily Yamashita』の運営とイベントの企画に力を入れています。ハンドメイドのアクセサリーの制作・販売を行っていて、主にイヤカフをつくっています。大胆な棘モチーフやパールをあしらった、モード系の洋服との相性がいいデザインがポイントです。
また販売するにあたって、できるだけ多くの人に商品を見てもらうために、他の学生クリエイターと共同で、POP-UPイベントなどを開催しています。今年も夏ぐらいに、いくつかのイベントに出展する予定です」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「小さいときから図画工作が好きで得意だったので、いつも何かしら、ものづくりをしていました。小物をつくるのにはずっと興味があって、小学生のときは美大に進みたいと思っていました。
だけど、中高生のときに学校で人間関係に悩んだり、家庭でもつらいことが重なったりして、自信を失っちゃって……。そんなどん底にいた自分を救ってくれたのが、ファッションでした。当時、何をするにも自信がなく、落ち込んでいたときに、『今日の服、かわいいね』って声をかけてくれた人がいたんです。それ以来、好きな洋服を纏うことで自信がついて、ちょっとずつ自分らしさを取り戻すことができました。
そこからファッションの道で生きていくことに決めて、服飾の専門学校に進学しました。とはいえ、服づくりって簡単なものではなくて。そこで、まずは自分にできることから始めてみようと、アクセサリーブランドを立ち上げました」
Q3. 活動をするうえで大切にしていることはありますか?
「自分の表現に他人を巻き込んで、輪を広げ、渦をつくること。そのために、つくるだけじゃなく、発信することも大切にしています。最近はInstagramを中心に発信しています。本当はTikTokでも発信していきたいんですけど、なかなか時間がなくて……。とにかく、まずはひとりでも多くの人に自分のことを知ってもらえるように、Instagramで自分のキャラクターを固めて、それにあった投稿の継続を心がけています。
いまのところ、黒髪ロングに前髪ぱっつんに赤リップのモード系でスタイルを確立させていますが、まだまだなりたい自分を研究していきたいと思っています。憧れは秋元梢さんです」
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Q4. 活動以外に、好きなものはありますか?
「自然とアニメが大好きです。自然は心に安らぎをもたらしてくれるし、大地が生み出した色や形に、感動しちゃうんです。
アニメはジャンル問わず、月に20本ぐらい見ています。日本のアニメを見ることが多くて、世界に誇れるコンテンツだなぁと感心してしまいます。また、アニメ特有の衣装や作画から、服づくりやアクセサリーのインスピレーションを受けることもあります」
Q5. 将来の夢、今後の展望は?
「デザイナーになって、自分が服で勇気づけられたように、同じように悩んだり自信を失ったりしている人に希望を与えられるようになりたい。特に最近は、ジェンダーや環境のことなど、いろいろな社会問題にも関心があって。誰も取り残さない、差別しないブランドをつくれたらいいなと考えています。
服づくりはまだまだ勉強中だし、手探りな部分も多いですが、これからもアクセサリーブランドと両立しながら、服づくりと真摯に向き合っていきたいです」
Emily Yamashitaのプロフィール
年齢:19歳出身地:神奈川県川崎市所属:文化服装学院 ファッション高度専門士科趣味:自然探索大切にしている言葉:つながり
Emily YamashitaのSNS
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★TikTok
Photo:Eri MiuraText:Ayuka Moriya